「保健室登校って、ちゃんと出席にカウントされるのかな…」
「成績や通知表ってどう付くんだろう、内申点に響かないか心配…」
「文部科学省にちゃんとしたルールってあるのかな…」
保健室登校は、原則として校長先生の判断で「出席」として扱われるケースがほとんどです。
ただ、小中学校と高校では仕組みが異なり、特に高校では「出席日数」と「単位」が別カウントになる点に注意が必要です。
保護者の声うちの子、いま保健室登校を続けているんですが、これってちゃんと出席日数や成績に反映されるんでしょうか?
ひかりすまいるアドバイザー結論からお伝えすると、小・中学校ではほとんどの場合『出席』として扱われます。
ただ、成績や通知表の付き方、内申点への影響などは学校ごとに違いがあるので、確認しておきたいポイントを記事の中で整理してお伝えしますね。
この記事では、全国の不登校支援情報を発信してきたひかりすまいる編集部が、文部科学省の最新通知(令和8年4月公開リーフレット)と令和6年度の最新調査をもとに、
- 保健室登校は出席扱いになるのか
- 小学校・中学校・高校での扱いの違い
- 成績や通知表、内申点への影響
- 出席扱いにしてもらうために確認しておくこと
- 保健室登校が難しい場合の選択肢
について、保護者の方の不安に寄り添いながら詳しくご紹介します。
保健室登校は出席扱いになる?まずは結論
ここがポイント!
保健室登校は校長先生の判断で「出席」扱いになるケースがほとんどです。
ただし小中学校と高校では仕組みが異なります。
保健室登校とは、教室に入るのが難しいお子さんが、保健室など校内の別室で過ごしながら登校する形のことです。
ひかりすまいるアドバイザー「学校には来ている」状態なので、校長先生の判断で「出席」として扱われるケースが一般的なんですね。
ただ、小学校・中学校(義務教育)と高校とでは、出席扱いの考え方が少し違ってきます。
まずは下の早見表で全体像を押さえていきましょう。
保健室登校の出席扱い|学年別早見表
| 学年 | 出席扱いの基本 | 単位・進級・卒業 |
|---|---|---|
| 小学校 | 校長判断で「出席」扱いが一般的 | 単位制度なし |
| 中学校 | 校長判断で「出席」扱いが一般的 | 単位制度なし/内申点には影響することも |
| 高校 | 校長判断で「出席」扱いになる場合あり | 「出席日数」と「授業時数」は別カウント。 授業に出ていない教科は単位不認定の可能性 |
特に注意したいのが高校での扱いです。
ここに注意!
「保健室に登校できているから出席日数は足りているはず」と思っていても、「授業時数の不足で単位が取れない」というケースがあります。
これは進級や卒業を考えるうえでとても大切なポイントなので、後ほど詳しくお伝えしていきますね。
ひかりすまいるアドバイザーちなみに、保健室登校をしているお子さんは少数派ではありません。
文部科学省の最新調査(令和7年10月発表)によると、不登校児童生徒数は小・中学校で35万3,970人と過去最多を更新し、中学校では約15人に1人があてはまります。
また、認定NPO法人カタリバの2023年調査では、保健室登校や一部授業のみ参加など「教室外登校」の状態にある中学生は推計41万人にのぼり、中学生の約5人に1人が不登校または不登校傾向にあるとされています。
決して珍しい状況ではないんですね。
保健室登校の出席扱いは「校長判断」が基本

ここがポイント!
保健室登校の出席扱いは校長判断が基本。
多くの小・中学校では「出席」扱いが一般的ですが、学校ごとに運用が違います。
保健室登校の出席扱いに、実は明確な法令や全国一律のルールはありません。
校長先生の判断によって決まる、というのが現状なんですね。
文部科学省も、保健室登校であっても学校に登校している以上は欠席者としては扱わないという方針を示しています。
ひかりすまいるアドバイザーそのため、多くの小・中学校では、保健室にいても「出席」として記録されているのが一般的です。
学校ごとに運用が違うのが現状
ただ、注意したいのが学校ごとの運用の違いです。
同じ「保健室登校」でも、
- 1日中保健室にいるだけでも「出席」扱いになる学校
- 教科ごとの授業に参加していない時間は「欠課」としてカウントする学校
- 保健室に滞在する最低時間(例:午前中の数時間以上)を決めている学校
など、ルールは学校ごとに本当にさまざまです。
特に高校では、「出席日数は足りているのに、授業時数(各教科の出席)が不足して単位が取れない」というケースもあります。
これは保健室登校をしているお子さんの保護者の方がよく直面する課題なので、後ほど詳しくお伝えしていきますね。
お子さんの学校での扱いを確認しておきたい
校長先生の判断に委ねられている部分が大きいぶん、お子さんの学校で実際にどのような扱いになっているのかを早めに確認しておくことが大切です。
担任の先生や養護教諭、必要があれば校長先生に、「どのような形で出席扱いになっているのか」「成績や通知表にはどう反映されるのか」を聞いておきましょう。
早い段階で学校と情報を共有しておくと、お子さんに合った過ごし方を一緒に考えていく際の判断材料になります。
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- 出席扱い:対応(実績豊富)
小・中学校の保健室登校はどう扱われる?

ここがポイント!
小・中学校では義務教育のため、保健室登校はほとんどの場合「出席」扱いになります。
進級への影響もほぼありません。
小学校・中学校(義務教育)では、保健室登校は基本的に「出席」として扱われるのが一般的です。
校舎内に登校しており、養護教諭が見守る環境で過ごしているという事実があるため、欠席として記録するのは適切ではないという考え方がベースにあります。
義務教育では「出席」扱いになる理由
義務教育の小・中学校には、もともと「単位」という概念がありません。
ひかりすまいるアドバイザー年間の出席日数や授業時数で進級・卒業が決まる高校と違い、小・中学校は「教育を受ける権利」と「就学義務」を前提とした制度になっているんですね。
文部科学省も、保健室登校であっても学校に登校している以上は欠席者として扱わないという立場を示しています。
多くの小・中学校では、たとえば次のような形で柔軟に運用されています。
- 保健室で過ごしただけでも出席日数1日分にカウント
- 給食を食べに教室に行く日と、保健室で過ごす日が混在しても「出席」扱い
- 保健室で課題に取り組んでいれば、学習にも参加していると見なされる
進級への影響はほぼない
出席として記録されることで、年度末の指導要録(学校が児童生徒の学習や指導の記録を残す公式文書)には「出席日数」として加算されます。
そのため、小・中学校で保健室登校をしている場合、出席日数の不足によって進級できないということは、原則として起こりません。
ひかりすまいるアドバイザーこれは「義務教育では原則として進級・卒業させる」という運用がなされているためです。
通知表や成績は学校ごとに対応が異なる
ただし、出席扱いになることと、成績がそのまま評価されることは少し別の話なんですね。
テストの受け方や課題の提出状況、学習の様子などによって、通知表の評価は学校ごとに対応が分かれます。
詳しい評価のされ方は、お子さんの学校に確認しておくと安心です。
中学校では内申点が気になるところ
中学校の場合、出席日数だけでなく内申点(評定)も高校受験に影響するため、保護者の方が特に気になる部分かと思います。
保健室登校をしていても内申点がつくケース、つかないケース、配慮されるケースなど、こちらも学校によって対応が分かれます。
お子さんの状況に合わせた対応について、担任の先生や学年主任に相談しておくのがおすすめです。
高校の保健室登校|出席日数と単位は別問題

ここがポイント!
高校では校長判断で「出席」扱いになっても、各教科の授業時数が不足すると単位が取れません。
出席日数と単位認定は別物として考える必要があります。
これは小・中学校と高校の最大の違いです。
ひかりすまいるアドバイザー高校では「年間に必要な単位」を取得しないと進級・卒業ができない制度になっているため、保健室登校でも要注意なポイントがあります。
高校で気をつけたい「3分の1欠課ルール」
ほとんどの全日制高校では、1教科につき、年間の授業時数の3分の1以上を欠課すると、その教科の単位が認められなくなります。
たとえば、年間72時間の授業が設定された科目の場合:
- 欠課できる上限:24時間まで(3分の1)
- これを超えると:単位不認定となり、進級・卒業に影響
保健室登校で学校には来ているけれど、各教科の授業に出ていない時間は「欠課」としてカウントされてしまうため、出席日数は足りていても単位が取れないという事態が起こりやすいんですね。
高校では、出席日数だけでなく教科ごとの授業時数も確認しておきましょう。
「出席日数」と「授業時数」の違い
ここで知っておきたいのが、高校の出欠管理は2つの軸で行われているということです。
| 項目 | カウントの対象 | 影響するもの |
|---|---|---|
| 出席日数 | その日学校に来たかどうか | 出席率(卒業要件の一部) |
| 授業時数 | 各教科の授業に何時間出席したか | 単位認定 |
ここに注意!
保健室登校の場合、学校には来ているので「出席日数」は加算されます。
ただ、教室で行われている授業に出ていないと、「授業時数」のほうは欠課としてカウントされ、これが単位不認定につながるんですね。
高校の種類によっても扱いが違う
実は、保健室登校との関係は高校のタイプによっても大きく違います。
- 全日制高校(学年制):1学年で必要な単位をその年度内に取る必要あり。単位を落とすと留年の可能性
- 全日制高校(単位制):必要な単位を複数年かけて取れるため、留年の概念がない学校もあり
- 通信制高校:レポート提出やスクーリング中心。授業時数の縛りがゆるく、自分のペースで学びやすい
このため、お子さんが通っている高校がどのタイプか、そして単位認定のルールがどうなっているかを早めに確認しておくと、進路の選択肢を整理しやすくなります。
単位が足りなくなりそうなときの選択肢
もし、保健室登校で単位の取得が難しい状況になってきた場合は、通信制高校への転入という選択肢もあります。
通信制高校は学力試験が免除されている学校も多く、年度の途中でも入学できる柔軟な仕組み。
授業時数の縛りがゆるいため、自分のペースで単位を積み重ねていけます。
ひかりすまいるアドバイザー高校生のお子さんの保健室登校については、単位・出席日数・卒業・進路、通信制への切り替えまで詳しくまとめた別の記事もありますので、よければあわせてご覧くださいね。
保健室登校で成績・通知表はどうなる?

ここがポイント!
保健室登校でも、テストや提出物を通して通常通り評価される学校がほとんど。
ただし学校ごとに対応が異なります。
保健室登校をしているお子さんの成績や通知表は、保護者の方が特に気になるポイントかと思います。
ひかりすまいるアドバイザー「うちの子、ちゃんと評価してもらえるんだろうか」と心配になりますよね。
結論からお伝えすると、保健室登校をしていても、ほとんどの学校では成績が評価され、通知表もきちんと作成されます。
ただ、評価の方法や反映のされ方は学校によって違いがあります。
成績はどんな材料で評価される?
学校での成績評価は、一般的に以下のような要素を組み合わせて行われます。
- 定期テストの点数
- 小テスト・確認テストの結果
- 課題・提出物(プリント、ノート、レポートなど)
- 授業中の取り組みや発言
- 単元テスト・実技テスト
保健室登校の場合、上記のうち「授業中の取り組み」は評価しづらいケースがあります。
そのため、テストや提出物の比重が大きくなる学校が多い傾向にあります。
テストは保健室で受けられる?
多くの学校では、保健室登校をしているお子さんが定期テストや小テストを受けるとき、保健室など別室での受験が認められています。
たとえば次のような形が一般的です。
- 教室と別室(保健室・相談室など)で同じ問題を受ける
- 監督の先生が立ち会って受験する
- 受験時間は通常どおり
ただ、お子さんの体調や状況によっては、テストを受けるのが難しい日もあるかと思います。
その場合は、テストの実施日を後日に振り替えてもらえるなど、柔軟に対応してくれる学校もあります。
事前に担任の先生や養護教諭に相談しておくと安心です。
通知表はどう付けられる?
通知表(指導要録上の評定)は、テストや提出物などをもとに作成されます。
保健室登校でも、評価の材料が揃っていれば、通常どおりの評価がつくケースが多いです。
ただし、次のような場合には評価が下がったり、「評価不能」となることもあります。
- 定期テストを受けていない
- 提出物の量が極端に少ない
- 学習の様子が確認できない
ひかりすまいるアドバイザーこのため、保健室登校をしているなかでも、お子さんができる範囲でテストや課題に取り組めるよう、学校と相談しながらサポートできる環境を整えていくことが大切です。
令和6年の法改正で成績評価の幅が広がった
実は、不登校児童生徒の成績評価については、令和6年(2024年)の学校教育法施行規則改正で、学校外で行った学習の成果も成績に反映できるよう法令上明確にされました。
たとえば、ICT教材の学習履歴や自宅で取り組んだ課題、テスト結果なども評価材料として扱える流れが整いつつあります。
保健室登校と並行して自宅で学習を進めているお子さんの場合、こうした新しい仕組みを活用できる可能性もありますので、学校に相談してみる価値はありそうです。
※出典:文部科学省「不登校児童生徒が欠席中に行った学習の成果に係る成績評価について(通知)」(令和6年8月29日付け6文科初第1126号 文部科学省初等中等教育局長通知)
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中学生の保健室登校は内申点・高校受験に影響する?

ここがポイント!
保健室登校でも、テストや課題などの評価材料が揃っていれば内申点がつくケースがあります。
学校ごとに対応が異なるため、早めの確認が大切です。
中学生のお子さんの場合、保健室登校が高校受験にどう影響するのかは、保護者の方が特に不安に感じるポイントかと思います。
ひかりすまいるアドバイザー「うちの子、内申点はもらえるの?」「志望校はどこになるんだろう?」と心配が尽きないですよね。
結論からお伝えすると、保健室登校でも、評価のための材料(テスト・課題・提出物など)が揃っていれば、内申点がつくケースがあります。
ただし対応は学校ごとに大きく異なるため、お子さんの学校に直接確認することが大切です。
内申点はどう付けられる?
中学校の内申点(評定)は、各教科ごとの観点別評価をもとに算出されます。
観点は主に次の3つです。
- 知識・技能
- 思考・判断・表現
- 主体的に学習に取り組む態度
※出典:文部科学省「小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について(通知)」(平成31年3月29日)
このうち「知識・技能」「思考・判断・表現」は、主に定期テストや課題で評価されるため、保健室登校でも評価される機会があります。
ひかりすまいるアドバイザー一方「主体的に学習に取り組む態度」は授業中の取り組みも見られるため、保健室登校の場合は評価しづらい部分が出てきます。
評価しづらい観点をどう扱うかは学校によって違いがあり、
- 提出物や課題で代替評価する
- 標準的な評価(例:5段階の3)をつける
- 「評価不能」とする
など、対応が分かれます。
高校受験への影響と選択肢
高校受験は内申点と当日試験の組み合わせで合否が決まりますが、その比重は受験する高校によって違います。
- 公立高校(一般入試):内申点と試験点数の合計で判定。内申点の比重は都道府県・学校で異なる
- 公立高校(不登校特例枠など):内申書の欠席日数を考慮しない選抜方式を設ける高校もあり
- 私立高校:内申点を重視する高校、当日試験重視の高校、面接重視の高校など多様
- 通信制高校:内申点を重視しないケースもあり、学力試験が免除されている学校もあり
中学生のお子さんの内申点や高校受験への影響については、進学先の選択も含めて、専用の記事で詳しくお伝えしています。
よければあわせてご覧くださいね。
出席扱いにしてもらうために確認しておきたいこと

ここがポイント!
保健室登校の出席扱いは校長判断のため、お子さんの学校での具体的なルールを早めに確認しておくと安心です。
担任・養護教諭・校長との連携が大切なポイントです。
これまでお伝えしてきたとおり、保健室登校の出席扱いや成績評価は、最終的に校長先生の判断によって決まります。
ひかりすまいるアドバイザーだからこそ、お子さんの学校でどのような運用になっているか、早めに確認しておくことが大切です。
ここでは、学校に確認しておきたい具体的な項目と、相談を進めるときのポイントをまとめます。
学校に確認しておきたいチェックリスト
- 保健室登校は「出席」として記録されるか
- 教科ごとの「授業時数」へのカウントはどうなるか
- テストを保健室で受けることはできるか
- 通知表や成績はどのように評価されるか
- 内申点(中学生の場合)はどう付けられるか
- 単位(高校生の場合)の認定はどうなるか
- 保健室での過ごし方にルールはあるか(時間帯・学習内容など)
- 学校行事への参加はどう扱われるか
このリストをもとに、担任の先生や養護教諭と面談する際に、ひとつずつ確認していくとスムーズです。
相談を進めるときのポイント
- まずは担任の先生または養護教諭に相談する
- 必要に応じて校長先生・スクールカウンセラーにも相談する
- 文部科学省の通知やリーフレットを参考にする
お子さんの状況を最もよく知っているのは、担任の先生や養護教諭です。
最初の相談相手として、現状を共有しながら相談を進めていきましょう。
出席扱いや成績評価の判断は校長先生に決定権があります。
ひかりすまいるアドバイザー担任の先生だけでは判断しきれない内容については、校長先生やスクールカウンセラーも交えた話し合いの場を設けてもらえないか相談してみましょう。
不登校児童生徒への支援については、文部科学省から複数の通知やリーフレットが出ています。
学校との相談の際に、こうした公式資料を参考にしながら話を進めると、学校側との認識の共有がスムーズになります。
話し合いの記録を残しておく
学校との話し合いで決まったことは、日付・参加者・決定事項をメモに残しておくと、その後のやり取りで認識のずれを防ぐことができます。
担任の異動や、お子さんの状況の変化があったときにも、過去の合意事項を共有できるので安心です。
保健室登校が難しい場合の選択肢

ここがポイント!
保健室登校が続けにくくなった場合や、お子さんの状況に応じて、フリースクール・自宅でのICT学習・通信制高校など、学校外の選択肢も検討できます。
お子さんの状況や体調によっては、保健室登校自体がしんどくなる時期もあるかと思います。
ひかりすまいるアドバイザー「学校には行けないけれど、家で過ごしているだけでいいんだろうか…」「他に居場所はないんだろうか…」と感じることもあるかもしれません。
そんなときは、学校外の選択肢に目を向けてみるのも一つの方法です。
最近では、不登校のお子さんを支援する仕組みや選択肢が少しずつ広がっています。
学校外の活動も「出席扱い」になる仕組み
令和8年4月、文部科学省は不登校児童生徒の「出席扱い・成績評価」に関する保護者向けリーフレットを公開しました。
このリーフレットによると、不登校のお子さんが以下のような場所で学んでいる場合、一定の要件を満たせば、校長判断で「出席」扱いになる仕組みがあります。
- 教育支援センター(公的機関)
- フリースクール・民間施設(要件を満たすもの)
- 自宅でのICT(オンライン学習)
要件としては、保護者と学校との連携・協力体制、施設の妥当性、学習内容の適切性などが挙げられています。
お子さんが学校外で学んでいる場合、こうした仕組みを活用できないか、学校に相談してみましょう。
フリースクールという選択肢
フリースクールは、学校に行きにくいお子さんが安心して過ごせる「居場所」として機能する民間施設です。
- お子さんのペースで過ごせる
- 学習・体験・対話など、運営者の方針に応じて多様な内容
- 校長判断で「出席扱い」になることもある
ひかりすまいるアドバイザー全国にさまざまなタイプのフリースクールがありますので、お子さんに合った場所を探してみてくださいね。
ひかりすまいるでは、全国のフリースクール情報をまとめてご紹介しています。
高校生の場合:通信制高校への転入
高校生のお子さんが、保健室登校だけでは単位の取得が難しい状況になってきた場合は、通信制高校への転入も選択肢の一つです。
- 学力試験が免除されている学校が多い
- 年度の途中でも入学・転入できる柔軟な仕組み
- 自分のペースで単位を積み重ねられる
- スクーリングの形態も学校によってさまざま
通信制高校についての詳しい情報は、別の記事でもご紹介しています。
お子さんに合った道を一緒に考えていく
学校外の選択肢があるということは、保健室登校を「やめさせる」という意味ではありません。
お子さんの今の状況に応じて、いろいろな道を選べる、ということです。
無理に決めず、お子さんと話しながら、ご家庭にとって心地よい形を一緒に見つけていけるとよいですね。
保健室登校の出席扱いに関するよくある質問

保健室登校の出席扱いについて、保護者の方からよくいただく疑問にお答えします。
公立高校でも保健室登校はできますか?
保健室登校の受け入れの有無や運用は、公立・私立、全日制・通信制など学校種別を問わず、学校ごとに大きく異なります。
受け入れている学校もあれば、保健室登校という制度自体を持たない学校もあるため、まずは在籍校に直接確認するのが確実です。
保健室でテストは受けられますか?
多くの学校では、保健室や別室での受験が認められています。
ただし、お子さんの体調や学校の方針によって対応が異なります。
受験する場合の手続きや当日の流れは、事前に担任の先生や養護教諭に確認しておくと安心です。
保健室登校をしている人はどれくらいいますか?
具体的な保健室登校の人数は公開データが限定的ですが、文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(令和7年10月発表)によると、小・中学校の不登校児童生徒数は35万3,970人にのぼり、過去最多を更新しています。
中学校では約15人に1人が不登校で、保健室登校もこうした状況のなかで広く見られる対応の一つです。
出席扱いを断られたらどうすればいいですか?
まずは断られた理由を担任の先生や校長先生に丁寧に確認してみましょう。
学校の判断には、教科ごとの授業時数の問題や、評価の材料が揃わないことなど、具体的な理由があるはずです。
それでも納得がいかない場合は、教育委員会の不登校支援担当や、お子さんの学校のスクールカウンセラーに相談することもできます。
また、お子さんの状況に応じて、学校外の選択肢(フリースクール・ICT学習・通信制など)を含めて、新しい道を考えていくのもひとつの方法です。
保健室登校でも皆勤賞はもらえますか?
学校によって対応が分かれます。
保健室登校が出席扱いとなる場合、皆勤賞の対象になる学校もありますが、教室での出席を条件としている学校もあります。
お子さんの学校の方針を確認してみてください。
まとめ|保健室登校の出席扱いは校長判断が基本

最後にこちらの記事をまとめていきましょう。
こちらの記事では、
- 保健室登校が出席扱いになるかどうか
- 小・中学校と高校での扱いの違い
- 成績・通知表・内申点への影響
- 出席扱いにしてもらうために確認しておきたいこと
- 保健室登校が難しい場合の選択肢
などについてご紹介しました。
基本情報まとめ
- 保健室登校の出席扱い ▶ 校長判断が基本。小・中学校ではほとんどの場合「出席」扱い
- 高校の単位認定 ▶ 「出席日数」と「授業時数」は別カウント。授業時数の不足で単位不認定の可能性あり
- 成績・通知表 ▶ テストや課題が揃えば評価可能。学校ごとに対応が分かれる
- 内申点(中学)▶ 観点別評価で算出。評価しづらい観点の扱いは学校による
- 学校外の選択肢 ▶ 教育支援センター・フリースクール・自宅ICT学習も出席扱い可能(令和8年4月文科省リーフレット)
保健室登校は、小・中学校では出席扱いになるケースが多い一方で、高校では単位認定との関係を確認する必要があります。
成績・通知表・内申点は学校ごとに対応が分かれるため、担任・養護教諭・校長先生と早めに確認しておくと安心です。
※出席扱いや成績評価の具体的なルールは学校によって異なります。
最新の情報は、お子さんが在籍する学校に直接ご確認ください。
ひかりすまいる編集部は、これからもお子さんとご家庭の選択肢が広がるような情報をお届けしていきます。
ひかりすまいるアドバイザー焦らず、ご家庭のペースで、お子さんに合う方法を探していけるとよいですね。
焦らず、ご家庭にとって心地よい道を選んでいけますように。







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