「静岡県内にフリースクールはどれくらいあるの?」
「住んでいる市に通える場所はある?」
「月謝や補助金、出席扱いはどうなるの?」
そんな不安を感じている保護者の方も少なくありません。
静岡県では、不登校支援やフリースクールの状況が市町村ごとに大きく異なります。
浜松市にはフリースクールや支援教室が22校、静岡市には19校と比較的集中していますが、伊豆地域や沿岸部の一部市町では1校のみの地域もあり、通える範囲や選択肢が限られる場合があります。
また、利用料への補助金制度については、現時点で静岡県および県内市町においてフリースクール利用料を直接補助する制度は確認されていません。
このページでは、静岡県内で確認できているフリースクール108校の情報をもとに、
- 静岡県全体の不登校支援の特徴と市町村別の詳細ページへの案内
- フリースクールの数や地域ごとの傾向
- 相談窓口・出席扱いの実績について
- 費用の目安(月0円〜2.1万円)、補助金・助成制度
などまで詳しくまとめています。
まずはこのページで静岡県全体の状況を把握し、お住まいの地域やお子さんの状況に合った居場所を探すための参考にしてください。
【ひかりすまいる編集部】

全国47都道府県・792市町村を対象に、フリースクールや不登校支援制度の情報を調査・掲載しています。
- 対応エリア: 全国47都道府県・792市町村
- 掲載データ: 全国3,526校以上(支援教室・オンライン含む)
- 専門項目: 補助金申請 / 出席扱い制度 / 行政相談 / オンライン学習
各自治体・施設の公式情報をもとに、編集部が内容を確認・整理したうえで掲載しています。
静岡県内における不登校の現状(2026年)

全国的に、不登校の児童生徒数は年々増加傾向にあります。
この傾向は特定の地域に限ったものではなく、静岡県においても少しずつ状況が変化しています。
ここでは、行政が公表しているデータをもとに、県内における不登校の推移を整理していきます。
静岡県の不登校人数の推移(2022年〜2024年度)
静岡県内でも、不登校児童生徒数は増加傾向が続いており、直近3年間で過去最多水準となっています。
政府統計の総合窓口(e-Stat)に掲載されている、文部科学省提供の最新調査データによると、静岡県内の小・中・高校における不登校児童生徒数は、令和6年度(2024年度)に10,300人に達しました。

対象:国公私立/年度:2022〜2024年度
(出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(政府統計コード00400304)」より作成(提供:文部科学省))
- 全体の推移:2022年度から2024年度にかけて、不登校児童生徒数は8,450人から10,300人へと1,850人増加しており、3年間で約22%増加しています。
- 中学生の増加が顕著: 特に中学生の不登校が顕著で、2022年度の4,850人から2024年度には6,250人へと1,400人増加し、全体の増加の約76%を占めています。
- 中学生の不登校数が最も多い傾向: 各年度において中学生の不登校数が全体の約6割を占めており、小学生・高校生と比較して2倍以上の高い数値で推移しています。
静岡県における不登校児童生徒数は継続的に増加しており、特に中学生の不登校が深刻な状況にあります。
規模の大きさと増加傾向から、早急な対策と支援体制の強化が求められています。
【重要】静岡県の不登校支援サポート体制(23市)

不登校のお子さんやご家庭を支援するために、静岡県では行政が中心となっていくつかの取り組みを行っています。
ここでは代表的な公的な支援についてご紹介します。
不登校支援センター「しずおかバーチャルスクール」
静岡県では、県内の不登校等の児童生徒を対象に、仮想空間(メタバース)を活用した学びの場として「しずおかバーチャルスクール」を設置・運営しています。
主にオンラインでの学習や交流を希望する児童生徒への支援として位置づけられています。
センターの概要
- 対象:静岡県内に在住する義務教育段階の児童生徒のうち、在籍校へ継続的に通っていない、または病気等で長期欠席しており、オンラインでの学習を希望する者
- 開設期間:令和7年4月10日から令和8年3月13日まで(学期ごとに設定、土日祝日を除く)
- 開設時間:午前10時から正午、午後1時から午後3時まで(入退室自由)
センターでの過ごし方
このセンターでは、参加者がアバターを選択して仮想空間にログインし、スタッフや他の参加者とテキストチャットやボイスチャットなどで交流します。
国語や算数・数学、英語などのオンライン教材を用いた自主学習が行われ、学習計画についてスタッフに相談することも可能とされています。
また、スタッフとの交流活動や自由参加型のミニイベントが実施されるほか、学習状況に応じて在籍校への情報提供が行われ、出席扱いとなる場合があります。
静岡県における不登校・ひきこもりへの主な取組
不登校やひきこもりの状態が長期化する前に相談や支援につながる体制づくりが進められていることが、資料から読み取れます。
相談体制の整備
県の取組として、精神保健福祉センターを中心に、ひきこもりに関する電話相談や来所相談が実施されています。
相談内容に応じて、本人や家族の状況を確認した上で、利用可能な支援や関係機関の情報提供、必要に応じた連携が行われています。
また、本人の同意を得た場合には、訪問支援や外出時の同行支援も行われています。
居場所支援の実施
ひきこもり状態にある人が利用できる居場所が県内各地に設けられています。
居場所では、読書やゲーム、料理などのプログラムが実施され、同じ立場の人や支援者と過ごす機会が提供されています。
居場所の利用に関する相談は、専用の相談窓口で受け付けられています。
学校・関係機関との連携
公立小中学校にスクールカウンセラー、市町にスクールソーシャルワーカーを配置しています。
児童生徒や保護者を対象とした面接相談のほか、教職員への助言、関係機関との連携や調整が行われています。
あわせて、ニートやひきこもり、不登校等の悩みに個別に応じる合同相談会が開催され、複数の支援機関に相談できる機会が設けられています。
相談窓口
静岡県による相談窓口は以下となります。
教育相談ハロー電話「ともしび」
子どもの悩み相談、保護者の教育・悩み相談に対応しています。
相談時間:平日(年末年始除く)午前10時~午後5時
電話番号:
浜松地区 053-471-8686
沼津地区 055-931-8686
掛川地区 0537-24-8686
静岡地区 054-289-8686
(出典:https://www.pref.shizuoka.jp/kodomokyoiku/kyoiku/hanasot/search/1061970/index.html)
総合教育センターの面接相談
不登校・非行など、子どもの心と教育全般に関する相談に対応しています。
申込電話:0537-24-9738
相談時間:月曜~金曜 午前9時~午後5時
会場:
県総合教育センター(掛川市)【年末年始除く毎日】
沼津視覚特別支援学校(沼津市)【水・金】
(出典:https://www.pref.shizuoka.jp/kodomokyoiku/kyoiku/hanasot/search/1061970/index.html)
静岡県市ごとの不登校支援(23市)
なお、静岡県では県公式サイトにて、学校外の学びの場として「ふじのくにi(アイ)マップ 静岡県内の支援団体・相談機関等」の情報も案内されています。
(出典:https://www.pref.shizuoka.jp/kodomokyoiku/kyoiku/futokoshien/hogosha/1048771.html)
ただし、県ページの掲載団体は一部に限られています。
本記事では、県公式情報も確認したうえで、各団体の公式サイトや所在地情報を1件ずつ調査し、静岡県内のフリースクール等を市ごとに整理しています。
※掲載しているフリースクール数は、通学型フリースクールに加え、教育支援センター(適応指導教室)、民間団体、NPO等の「学校以外の学び・居場所」を含めた数です。
自治体や運営形態によって呼称・位置づけが異なるため、本ページでは保護者の方が実際に利用を検討できる支援先を総合的に整理しています。
| 静岡県一覧 | 不登校支援 |
|---|---|
| 静岡市 | 補助金:なし フリースクール19校 出席扱い:あり >>静岡市不登校詳細はこちら |
| 浜松市 | 補助金:なし フリースクール22校 出席扱い:あり >>浜松市不登校詳細はこちら |
| 富士市 | 補助金:なし フリースクール4校 出席扱い:あり >>富士市不登校詳細はこちら |
| 沼津市 | 補助金:なし フリースクール4校 出席扱い:あり >>沼津市不登校詳細はこちら |
| 磐田市 | 補助金:なし フリースクール5校 出席扱い:実績未確認 >>磐田市不登校詳細はこちら |
| 焼津市 | 補助金:なし フリースクール3校 出席扱い:あり >>焼津市不登校詳細はこちら |
| 掛川市 | 補助金:なし フリースクール3校 出席扱い:実績未確認 >>掛川市不登校詳細はこちら |
| 藤枝市 | 補助金:なし フリースクール6校 出席扱い:実績未確認 >>藤枝市不登校詳細はこちら |
| 三島市 | 補助金:なし フリースクール4校 出席扱い:実績未確認 >>三島市不登校詳細はこちら |
| 富士宮市 | 補助金:なし フリースクール3校 出席扱い:実績未確認 >>富士宮市不登校詳細はこちら |
| 島田市 | 補助金:なし フリースクール5校 出席扱い:あり >>島田市不登校詳細はこちら |
| 御殿場市 | 補助金:なし フリースクール5校 出席扱い:実績未確認 >>御殿場市不登校詳細はこちら |
| 袋井市 | 補助金:なし フリースクール1校 出席扱い:実績未確認 >>袋井市不登校詳細はこちら |
| 裾野市 | 補助金:なし フリースクール3校 出席扱い:実績未確認 >>裾野市不登校詳細はこちら |
| 湖西市 | 補助金:なし フリースクール3校 出席扱い:実績未確認 >>湖西市不登校詳細はこちら |
| 伊東市 | 補助金:なし フリースクール3校 出席扱い:実績未確認 >>伊東市不登校詳細はこちら |
| 下田市 | 補助金:なし フリースクール2校 出席扱い:実績未確認 >>下田市不登校詳細はこちら |
| 伊豆市 | 補助金:なし フリースクール1校 出席扱い:実績未確認 >>伊豆市不登校詳細はこちら |
| 伊豆の国市 | 補助金:なし フリースクール4校 出席扱い:実績未確認 >>伊豆の国市不登校詳細はこちら |
| 牧之原市 | 補助金:なし フリースクール3校 出席扱い:あり >>牧之原市不登校詳細はこちら |
| 菊川市 | 補助金:なし フリースクール4校 出席扱い:実績未確認 >>菊川市不登校詳細はこちら |
| 御前崎市 | 補助金:なし フリースクール1校 出席扱い:実績未確認 >>御前崎市不登校詳細はこちら |
※掲載情報は、静岡県・市町村・各団体の公式発信をもとに確認し、ひかりすまいる編集部にて整理・調査しています。
(最終確認:2026年1月時点)
【市町村別】静岡県のフリースクール全108校一覧

こちらでは静岡県内にあるフリースクールを市町村ごとにまとめています。
※校数は、通学型のフリースクールを基準に掲載しています。
静岡市(19校)
- 静岡市立末広中学校分教室
- 校内サポートルーム
- SHUEIフリースクール
- 星槎フリースクール静岡
- 東京大志学園 静岡校
- 元気学園
- コスモスクール未来 静岡校
- TOMARIGI
- 精華清水フリースクール
- くさなぎ高等学院
- 静岡あたらしい学校
- 学舎びたごらす
- 学習支援室ぴあ
- コミュニティスペースふらっと
- 静岡市教育支援センター
- ペンギンのいっぽ
- 第一学院中等部 静岡キャンパス
- Lead(リード)
- クラーク国際中等部 静岡キャンパス
浜松市(22校)
- 校外まなびの教室 ふれあい教室
- 校外まなびの教室 くすのき教室
- 校外まなびの教室 おれんぢ教室
- 校外まなびの教室 ひまわり教室
- 校外まなびの教室 くろーばー教室
- 校外まなびの教室 とびうお教室
- 校外まなびの教室 まつのき教室
- 校外まなびの教室 おあしす教室
- 校外まなびの教室 かやの木教室
- 校外まなびの教室 すぎのこ教室
- 校外まなびの教室 ぬくもり教室
- デモクラティックスクール び~だ
- IBASHO新津
- ドリーム・フィールド
- フリースクール空
- 学び舎 もりのはらっぱ
- デイケアマスカット
- 里山題楽校
- 星槎教育研究所 浜松相談室
- スタディグレイス
- そよそよの家
- 第一学院 中等部
富士市(4校)
- コスモスクール未来 富士校
- ステップスクール・ふじ
- みんなの家むすびめ/冒険遊び場たごっこパーク/子どものたまり場おもしろ荘
- アルファー教室
沼津市(4校)
- フリースクール沼津
- リ☆スタ
- 沼津高等学園
- 相談指導学級
磐田市(5校)
- ハッピーフリースクール
- アスノルーム
- 教育支援センター あすなろ
- 教育支援センター あすなろ2
- 第3の教育支援センター
焼津市(3校)
- 家庭教師みらい「yukuri」
- フリースクールゆいパーク
- 焼津市チャレンジ教室
掛川市(3校)
- みどり教室
- いろどり
- 実りの泉
藤枝市(6校)
- 藤枝みんなのミライ楽校
- オルタナティブスクール・モモ
- NPO法人ふじてら(特定非営利活動法人ふじえだ寺子屋)
- MIZEA(実践型探究学習教室)
- 集まれ・遊笑舎!(藤枝市 不登校児の居場所)
- 藤枝市適応指導教室「藤の子教室」
三島市(4校)
- ふれあい教室
- リベラスコーレ
- フリースクール三島
- トライ式中等部 三島キャンパス
富士宮市(3校)
- ちっとらっつ
- 教育支援センター
- 青少年相談センター 適応指導教室
島田市(5校)
- 学習型フリースクール Andy
- 適応指導教室「チャレンジ教室」
- フリースクールひだまり教室
- 寺子屋まんまぁる / まなび庵(運営:NPO法人まんまぁる)
- もみの木学級(運営:NPO法人もみの木)
御殿場市(5校)
- にこはぴ
- こどもカレッジ
- 保育所等訪問支援ぽんと
- 煌心高等学校 フリースクールコース
- チャレンジスクール
袋井市(1校)
- ひまわり
裾野市(3校)
- ふりーすくーるミチシル
- ふれあい教室
- NEVER LAND
湖西市(3校)
- UGO学院
- ルクラ
- 湖西市チャレンジ教室
伊東市(3校)
- なぎさ
- えん
- 伊東市学習支援教室「ドルフィン」
下田市(2校)
- よろづ処まごのて
- 不登校学習支援 加藤塾
伊豆市(1校)
- とっこ
伊豆の国市(4校)
- あおぞら学校(旧伊豆サドベリースクール)
- MOAスクール
- 山田個別指導学院 フリースクール
- つながる広場
牧之原市(3校)
- みいちゃん家(元ムーミン ハウス)
- 凛・百花春(リン・ヒャッカハル)
- 子どもを彩るプロジェクト(いろどり隊 など関連活動を含む)
菊川市(4校)
- 静岡高等学園
- しずおか未来カレッジ
- 菊川市教育支援センター 「このゆびと~まれ」
- フリースクール希動学園
御前崎市(1校)
- サンルーム
※現在、静岡県内の「熱海市」では、フリースクールなどの支援校は確認されていません。
※本ページは作成時点の情報のため、最新情報は各市町村の公式サイト等でご確認ください。
静岡県内には108校のフリースクール・支援教室がある
静岡県内には、合計108校のフリースクール・不登校支援教室が確認されています。(ひかりすまいる編集部調べ)
県内でも都市部を中心に選択肢が多く、地域によって設置数には差が見られます。
一方で、近年は通学型だけでなくオンライン対応の学習支援や居場所支援を行う団体も増えており、住んでいる地域に関わらず支援を受けられる環境が少しずつ整いつつあります。
フリースクールの数は浜松市に集中している
市町村別に見ると、最も多いのは浜松市の22校で、次いで静岡市が19校と続いています。
藤枝市(6校)、磐田市・島田市・御殿場市(各5校)なども比較的選択肢が多い地域です。
一方、袋井市・伊豆市・御前崎市などは1校のみとなっており、市町村間でフリースクール数に大きな開きがあることが分かります。
フリースクールの立地偏在を補うオンライン支援の役割
こうした地域差に対する解決策として注目されているのが、オンラインを活用した不登校支援です。
自宅にいながら学習支援や相談、コミュニティ参加ができるため、通えるフリースクールが近くにない家庭でも支援につながりやすいです。
静岡県内でも、今後は通学型とオンライン型を組み合わせた柔軟な支援の広がりが期待されています。

静岡県のフリースクール費用相場と助成金・補助金制度

こちらでは、静岡県内のフリースクールの費用相場と補助金などの制度についてまとめています。
静岡県内フリースクールの費用相場
静岡県内のフリースクールは、運営形態(民間・NPO・公立)によって費用が大きく異なります。
| 区分 | 授業料 (目安) |
|---|---|
| 民間・学校法人系 | 0円 〜 21,000円 |
| NPO・ボランティア団体 | 0円〜 |
| 行政(適応指導教室など) | 無料 |
1. 民間企業・学校法人系(学習サポート重視)
月額の目安: 0円 〜 21,000円前後
月額21,000円の費用が確認できます。
通う日数やコース内容によって費用が変動します。
2. NPO・ボランティア団体系(居場所・交流重視)
0円〜
地域支援や非営利団体によって運営され、比較的費用を抑えた形で提供されているケースが見られます。
3. 行政・公的機関(適応指導教室など)
月額の目安: 無料
静岡県内の自治体が運営する支援スペースです。
利用にあたっては、在籍校との連携や一定の条件が設けられている場合があります。
静岡県内の補助金一覧【2026年最新】
静岡県におけるフリースクールの利用料負担をサポートする助成金情報を一覧にまとめました。
現時点では、静岡県全体としてフリースクール利用料を一律に補助する制度はなく、一覧にある各市においても助成制度は設けられていません。
| 市区町村名 | 補助金・助成制度の有無 |
|---|---|
| 静岡市 | なし |
| 浜松市 | なし |
| 富士市 | なし |
| 沼津市 | なし |
| 磐田市 | なし |
| 焼津市 | なし |
| 掛川市 | なし |
| 藤枝市 | なし |
| 三島市 | なし |
| 富士宮市 | なし |
| 島田市 | なし |
| 御殿場市 | なし |
| 袋井市 | なし |
| 裾野市 | なし |
| 湖西市 | なし |
| 伊東市 | なし |
| 下田市 | なし |
| 伊豆市 | なし |
| 伊豆の国市 | なし |
| 牧之原市 | なし |
| 熱海市 | なし |
| 菊川市 | なし |
| 御前崎市 | なし |
※補助金・助成制度は年度途中で新設・変更・終了する場合があります。最新情報は必ず各自治体の公式サイトまたは担当窓口でご確認ください。
今後の展開について
近年、全国的にはフリースクールへの公的支援を導入する自治体が増えつつあり、文部科学省も不登校児童生徒に対する多様な学びの場の確保を重視しています。
しかし、その動きには地域差があり、制度整備が追いついていないエリアも存在します。
静岡県内では、現時点でフリースクール利用に対する補助金・助成制度を実施している自治体は確認されておらず、経済的支援は各家庭の自己負担が中心となっています。
ただし、出席扱いなど学習面での制度的配慮が認められるケースもあり、支援が全くないわけではありません。
今後、他県や先行自治体の取り組み、不登校支援に対する社会的関心の高まりを受けて、制度導入を検討する自治体が出てくる可能性もあります。
現状では、学校や教育委員会と連携しながら、利用可能な支援策を一つずつ確認していくことが重要といえます。

静岡県における「出席扱い」の基準と手続き

「静岡市不登校児童生徒の指導要録上の出席扱いに関するガイドライン」では、静岡市における出席扱いの整理が示されており、オンライン型フリースクールの考え方についても言及されています。
フリースクールについても、活動内容によって出席扱いの可否が異なり、相談や指導の有無が重要なポイントとされています。
- 相談・指導を行っている場合は、民間施設として判断
- 学習教材の提供のみの場合は、自宅でのICT学習として判断
- 判断は目安に沿って校長が行う
静岡市では、さまざまな居場所の位置づけを整理し、いずれの場所においても社会的自立に向けた努力を大切にする考え方が示されています。
出席扱いにするかは校長が判断します。施設の内容や、学校・家庭との連携の様子を確認します。
(出典:https://www.city.shizuoka.lg.jp/documents/56072/guideline.pdf)
出席扱いまでの流れ
実際の手続きは自治体や学校によって異なりますが、一般的には次のような流れで進むことが多いとされています。
- 担任の先生に相談・校内での検討
- 必要書類の提出・共有
- 校長による最終判断
※出席扱いの判断は一律ではなく「必ず認められる制度」ではありません。学校との丁寧な情報共有と、段階的な相談が重要になります。
出席扱いの実績は多くの市で確認されている
補助金制度は未整備ですが、フリースクールへの通学を学校の出席として認める「出席扱い」の実績は、静岡市、浜松市、富士市、沼津市、焼津市など、複数の市町村で確認されています。
これは文部科学省のガイドラインに基づくもので、保護者と学校が連携することで実現可能です。
出席扱いになることで、子どもの学習意欲の維持や進学時の配慮につながるため、経済的支援とは別の形での支援体制が一部で機能していると言えます。
静岡県内で出席扱い実績のあるフリースクール・家庭学習
静岡県内で出席扱い実績のあるフリースクール
トライ式中等部(静岡、三島、浜松)
SHUEIフリースクール(静岡市)
ふれあい教室(個別対応型教室併設)(浜松市)
コスモスクール未来(富士市)
(※一部のみ記載しています)
出席扱い実績のあるオンラインフリースクール・教材
不登校のお子様向けに「完全1対1個別指導」キズキ共育塾
不登校専門オンライン個別指導「ティントル」
無学年式オンライン教材「すらら」
※掲載しているスクール以外でも、出席扱いとなる場合があります。
詳しくは各スクールへ直接お問い合わせください。

静岡県でお子さんに合った居場所を選ぶ3つのポイント

フリースクールや学びの場を選ぶとき、「どこを見て決めればいいの?」と迷われる保護者の方は少なくありません。
静岡県内には108校のフリースクールがありますが、それぞれに特徴があり、お子さんの状況や家庭の事情によって「合う・合わない」があります。
ここでは、静岡県で居場所を選ぶ際に特に重視したい3つのポイントをご紹介します。
①2〜3校を見学・体験してから決める
フリースクール選びで大切なのは、お子さん自身が「行きたい」と思える場所を見つけることです。
可能であれば2〜3校(オンラインも含む)を見学・体験し、実際の雰囲気や相性を比べてみましょう。
いくつかの選択肢を知ったうえで親子で納得して決めることが、安心して続けるための土台になります。
なぜ複数校の体験が必要なのか?
1校だけでは比較ができない
- 「ここしかない」と思い込んでしまいがち
- 他の選択肢を知らないまま決めてしまうリスク
お子さんの「本当に合う場所」が見えてくる
- A校では緊張していたけど、B校ではリラックスできた
- C校のプログラムの方が自分の興味に合っていた
- スタッフとの相性は実際に会わないとわからない
親子で納得して選べる
- 「ちゃんと比較して選んだ」という安心感
- 通い始めてから「やっぱり違った」を防げる
ひかりすまいるアドバイザー相性のいい先生と出会える可能性が上がります。
②通学距離とオンライン対応の有無
静岡県は東西に長く、沿岸部から山間部まで地理的な広がりがあります。
山間地域では冬季に積雪や路面凍結が起こることもあり、地域によっては通学が難しくなる日もあります。
無理な通学を続けると、お子さんにも保護者の方にも大きな負担がかかります。
確認すべきこと
自宅からの距離と所要時間
東部(沼津・三島)・中部(静岡)・西部(浜松)で通学圏が分かれやすい特徴があります。
県内の移動はJR東海道本線が中心になりますが、区間によって所要時間が長くなることもあり、同じ県内でも通学負担が大きく変わる場合があります。
通学頻度の柔軟性
都市部のスクールに通う場合、長距離移動になるケースもあります。
毎日通う必要があるのか、週数回など無理のない通い方ができるかを確認しましょう。
オンライン対応の有無
県内は地域間の距離が長いため、オンラインを併用できるスクールは通学負担の軽減につながります。
通学とオンラインを組み合わせて利用できるか、遠方からでも参加できる体制があるかを確認しましょう。
③費用と補助金の利用可否
フリースクールの月謝は施設によって大きく異なり、月0円から2万円前後まで幅があります。
継続して通うためには、無理のない費用設定であることが不可欠です。
確認すべきこと
月謝の内訳
入学金、月謝、教材費、施設利用費、イベント参加費など、何にいくらかかるのかを明確にしましょう。
無料または低額の選択肢
静岡県内には、市町村が運営する教育支援センター(適応指導教室)があり、基本的に無料で利用できます。
- 静岡市教育支援センター(静岡市)
- 校外まなびの教室 各教室(浜松市)
- 藤枝市適応指導教室「藤の子教室」(藤枝市)
など
補助金・助成制度の有無
現在、静岡県全体としてフリースクール利用料を一律に補助する制度は設けられていません。
ただし、補助制度は年度途中で新設・変更・終了する可能性があります。
お住まいの自治体の教育委員会に問い合わせてみることで、最新情報を得られる場合があります。
ひかりすまいるアドバイザーお子さんが安心して過ごせる環境かどうか、スタッフとの相性、プログラムの内容などを総合的に見て判断することが大切です。

静岡県の不登校・フリースクールに関する疑問を解決

こちらでは、静岡県にお住まいでフリースクールや不登校支援を検討されている方のよくある質問をまとめています。
まとめ|静岡県の不登校支援、まずは地域の情報を知ることから

最後にこの記事を振り返りましょう。
こちらの記事では、
- 静岡県全体の不登校支援の特徴と市町村別の詳細ページへの案内
- フリースクールの数や地域ごとの傾向
- 相談窓口・出席扱いの実績について
- 費用の目安、補助金・助成制度
について詳しくご紹介しました。
静岡県には、教育支援センターやフリースクールなど、学校以外にも子どもを支える選択肢があります。
地域によって支援の形や使える制度が異なるため、まずはお住まいの地域の詳細ページを確認してみてください。
気になる支援先や相談窓口があれば、無理のない範囲で問い合わせてみることが、お子さんに合った環境を見つける第一歩になります。

