「長野県内にフリースクールはどれくらいあるの?」
「住んでいる市に通える場所はある?」
「月謝や補助金、出席扱いはどうなるの?」
そんな不安を感じている保護者の方も少なくありません。
長野県では、不登校支援やフリースクールの状況が市町村ごとに大きく異なります。
長野市に17校と施設が集中する一方、県北や県央・県南の一部地域では1校のみの地域もあり、地域ごとに支援環境に差があります。
また、利用料への補助金制度については、長野市や松本市、飯田市、茅野市、塩尻市、須坂市、中野市、大町市、千曲市、諏訪市などで利用料を補助する制度が整備されています。
このページでは、長野県内で確認できているフリースクール92校の情報をもとに、
- 長野県全体の不登校支援の特徴と市町村別の詳細ページへの案内
- フリースクールの数や地域ごとの傾向
- 相談窓口・出席扱いの実績について
- 費用の目安(月2千円〜2.5万円)、補助金・助成制度
などまで詳しくまとめています。
まずはこのページで長野県全体の状況を把握し、お住まいの地域やお子さんの状況に合った居場所を探すための参考にしてください。
【ひかりすまいる編集部】

全国47都道府県・792市町村を対象に、フリースクールや不登校支援制度の情報を調査・掲載しています。
- 対応エリア: 全国47都道府県・792市町村
- 掲載データ: 全国3,526校以上(支援教室・オンライン含む)
- 専門項目: 補助金申請 / 出席扱い制度 / 行政相談 / オンライン学習
各自治体・施設の公式情報をもとに、編集部が内容を確認・整理したうえで掲載しています。
長野県内における不登校の現状(2026年)

全国的に、不登校の児童生徒数は年々増加傾向にあります。
この傾向は特定の地域に限ったものではなく、長野県においても少しずつ状況が変化しています。
ここでは、行政が公表しているデータをもとに、県内における不登校の推移を整理していきます。
長野県の不登校人数の推移(2022年〜2024年度)
長野県内でも、不登校児童生徒数は増加傾向が続いており、直近3年間で過去最多水準となっています。
政府統計の総合窓口(e-Stat)に掲載されている、文部科学省提供の最新調査データによると、長野県内の小・中・高校における不登校児童生徒数は、令和6年度(2024年度)に5,570人に達しました。

対象:国公私立/年度:2022〜2024年度
(出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(政府統計コード00400304)」より作成(提供:文部科学省))
- 全体の推移:2022年度から2024年度にかけて、不登校児童生徒数は4,560人から5,570人へと1,010人増加しており、3年間で約22%増加しています。
- 中学生の増加が顕著:特に中学生の不登校が顕著で、2022年度の2,650人から2024年度には3,380人へと730人増加し、全体の増加の約7割を占めています。
- 中学生の不登校数が最も多い傾向: 各年度において中学生の不登校数が全体の約6割を占めており、小学生・高校生と比較して2倍以上の高い数値で推移しています。
長野県における不登校児童生徒数は継続的に増加しており、特に中学生の不登校が深刻な状況にあります。
学年段階に応じた包括的な支援体制の構築が求められています。
【重要】長野県の不登校支援サポート体制(19市)

不登校のお子さんやご家庭を支援するために、長野県では行政が中心となっていくつかの取り組みを行っています。
ここでは代表的な公的な支援についてご紹介します。
長野県が進めている不登校の未然防止と学びの継続に向けた取組
長野県では、不登校の未然防止や早期の支援を重視し、学びの機会を継続できる体制づくりが進められています。
不登校未然防止と基本方針
「不登校未然防止および不登校児童生徒への支援のための行動指針」に基づき、不登校を問題行動とせず、多様な背景を踏まえた支援を行う方針が示されています。
また、「不登校への対応の手引き」や「はばたき~不登校児童生徒の学びのサポートガイド~」が作成され、共通理解のもとで支援が進められています。
ICTを活用した学びの保障
一人一台端末を活用し、教室の授業のライブ配信やオンデマンド配信が実施されています。
- 自宅等でのICTを活用した学習活動
- 家庭学習サポート動画「いっしょに学ぼう」の公開
- オンライン授業を活用した学習機会の提供
多様な学びの場との連携
県の取組として、「不登校児童生徒に対する学びの継続支援事業」により、市町村と連携した支援が行われています。
- 不登校支援コーディネーターの配置
- 教育支援センターやフリースクール等との連携
- 地域資源を活用した体験活動や学習機会の提供
出席扱いと学習評価
学校外や自宅でのICTを活用した学習について、文部科学省通知に基づき、校長の判断により指導要録上の出席扱いとすることが可能とされています。
学習状況の把握や関係機関との情報共有を行いながら、柔軟な対応が行われています。
信州型フリースクール認証制度
不登校児童生徒等に対する早期の支援につなげる観点から、多様な学びの場の確保と充実を図る取組が行われています。
信州型フリースクール認証制度の創設
県内のフリースクール等民間施設を対象に「信州型フリースクール認証制度」が令和6年4月に創設されています。
- 一定の基準を満たすフリースクール等を認証する制度です。
- 多様な学びの場の確保・充実を目的としています。
認証制度の仕組み
フリースクールの役割に応じて認証区分を設けています。
- 居場所支援型
- 学び支援型
また、在籍校での出席扱いの有無は原則として問いません。
運営への支援内容
認証施設に対する支援が実施されています。
- 認証フリースクール間の連携促進
- 運営経費への補助
- 研修の実施
- 情報発信の支援
相談窓口
長野県による相談窓口は以下となります。
学校生活相談センター(24時間子どもSOSダイヤル)
いじめ・不登校など学校生活に関わる悩みを相談できます。
電話相談:0120-0-78310(夜間・休日を含め24時間受付)
メール相談:gakko-sodan@pref.nagano.lg.jp
匿名相談可
臨床心理士や学校教育の経験者が対応
(出典:https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kyoiku/shido/sodan/sodan.html)
長野県子ども支援センター
不登校を含む、子どもや保護者の悩み全般を相談できます。
子ども専用ダイヤル(無料):0800-800-8035
大人用ダイヤル:026-225-9330
受付時間:月~土 10:00~18:00(日・祝・年末年始除く)
メール相談:kodomo-shien@pref.nagano.lg.jp
(出典:https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kyoiku/shido/sodan/sodan.html)
長野県市ごとの不登校支援(19市)
なお、長野県では県公式サイトにて、学校外の学びの場として「フリースクールのご紹介」の情報も案内されています。
(出典:https://www.shinshu-freeschool.jp/freeschool/)
ただし、県ページの掲載団体は一部に限られています。
本記事では、県公式情報も確認したうえで、各団体の公式サイトや所在地情報を1件ずつ調査し、長野県内のフリースクール等を市ごとに整理しています。
※掲載しているフリースクール数は、通学型フリースクールに加え、教育支援センター(適応指導教室)、民間団体、NPO等の「学校以外の学び・居場所」を含めた数です。
自治体や運営形態によって呼称・位置づけが異なるため、本ページでは保護者の方が実際に利用を検討できる支援先を総合的に整理しています。
| 長野県一覧 | 不登校支援 |
|---|---|
| 長野市 | 補助金:あり フリースクール17校 出席扱い:あり >>長野市不登校詳細はこちら |
| 松本市 | 補助金:あり フリースクール13校 出席扱い:実績未確認 >>松本市不登校詳細はこちら |
| 上田市 | 補助金:なし フリースクール8校 出席扱い:実績未確認 >>上田市不登校詳細はこちら |
| 飯田市 | 補助金:あり フリースクール6校 出席扱い:あり >>飯田市不登校詳細はこちら |
| 佐久市 | 補助金:なし フリースクール5校 出席扱い:実績未確認 >>佐久市不登校詳細はこちら |
| 安曇野市 | 補助金:なし フリースクール4校 出席扱い:実績未確認 >>安曇野市不登校詳細はこちら |
| 伊那市 | 補助金:なし フリースクール3校 出席扱い:実績未確認 >>伊那市不登校詳細はこちら |
| 岡谷市 | 補助金:なし フリースクール3校 出席扱い:あり >>岡谷市不登校詳細はこちら |
| 茅野市 | 補助金:あり フリースクール5校 出席扱い:実績未確認 >>茅野市不登校詳細はこちら |
| 塩尻市 | 補助金:あり フリースクール4校 出席扱い:あり >>塩尻市不登校詳細はこちら |
| 駒ヶ根市 | 補助金:なし フリースクール4校 出席扱い:あり >>駒ヶ根市不登校詳細はこちら |
| 須坂市 | 補助金:あり フリースクール4校 出席扱い:あり >>須坂市不登校詳細はこちら |
| 中野市 | 補助金:あり フリースクール3校 出席扱い:あり >>中野市不登校詳細はこちら |
| 大町市 | 補助金:なし フリースクール1校 出席扱い:実績未確認 >>大町市不登校詳細はこちら |
| 千曲市 | 補助金:あり フリースクール1校 出席扱い:実績未確認 >>千曲市不登校詳細はこちら |
| 東御市 | 補助金:なし フリースクール1校 出席扱い:実績未確認 >>東御市不登校詳細はこちら |
| 小諸市 | 補助金:なし フリースクール3校 出席扱い:実績未確認 >>小諸市不登校詳細はこちら |
| 諏訪市 | 補助金:あり フリースクール6校 出席扱い:実績未確認 >>諏訪市不登校詳細はこちら |
| 飯山市 | 補助金:なし フリースクール1校 出席扱い:実績未確認 >>飯山市不登校詳細はこちら |
※掲載情報は、長野県・市町村・各団体の公式発信をもとに確認し、ひかりすまいる編集部にて整理・調査しています。
(最終確認:2026年1月時点)
【市町村別】長野県のフリースクール全92校一覧

こちらでは長野県内にあるフリースクールを市町村ごとにまとめています。
※校数は、通学型のフリースクールを基準に掲載しています。
長野市(17校)
- 三輪教育支援センター
- 南部教育支援センター ※別室「はばたき」
- 東北教育支援センター
- ふれあい教育支援センター (川合)
- 川中島教育支援センター
- 篠ノ井教育支援センター
- かがやき教育支援センター (豊野)
- 教育支援センターSaSaLAND
- チャイルドアカデミー友学舎(飯綱高原ネイチャーセンター)
- 信州親子塾
- 寺子屋TANQ
- ながのこどもわくわくカフェ
- NPO法人 にっこりひろば
- 学び舎めぶき
- かえるのいえ
- フリースクール プルーム
- フリースクール未来
松本市(13校)
- はぐルッポ
- 山辺教育支援センター(愛称:どんぐり)
- 鎌田教育支援センター(愛称:みらい)
- 波田教育支援センター(愛称:あかり)
- 寿教育支援センター(愛称:よつば)
- 出居番丸西
- かたは塾
- 学び舎CRAM
- 松本大学予備校EXPO-Jルーム
- フリースペース十色
- 憩いスペースなぎさ
- 特定非営利活動法人フリースクール歩む
- 太陽学園 松本校
上田市(8校)
- 上田おけまーるジュニアセンター
- 侍学園 スクオーラ・今人(サムガク)
- みんなのひろば そらっこ
- 石っころの会
- こどもとおとなの居間 だらっと
- うえだ子どもシネマクラブ(上田映劇)
- いっぽ塾
- ふれあい教室
飯田市(6校)
- 太陽学園
- 楽校 にじいろのはな
- チャイルドアカデミー友学舎
- いい塾かなえる教室
- 中間教室
- 教育支援センター「びーいんぐ」
佐久市(5校)
- フリースクール佐久
- 佐久市チャレンジ教室
- おもがえっコ
- 大日向小学校・中学校
- フリースクール未来 佐久校
安曇野市(4校)
- LIGHTHOUSE SCHOOL(旧ひかりの学校)
- ディルセ
- 長野県子どもサポートセンター
- ポラリススクール
伊那市(3校)
- フリーキッズ・ヴィレッジ(高遠みんなの楽校)
- オルタ(子ども・若者サポート はみんぐ)
- 未来設計フリースクール
岡谷市(3校)
- 子ども・若者STEPハウス
- スキルアップスクール岡谷
- フレンドリー教室
茅野市(5校)
- NPO法人グリュック
- NOBITTO ACADEMY
- チャイルドアカデミー茅野友学舎
- Growing Up School 茅野教室(堀教室)
- なないろ
塩尻市(4校)
- フリースクールいずみ広丘駅前
- 高ボッチ教室
- 学習支援センター 実帰舎
- フリースクール「ピカソ」
駒ヶ根市(4校)
- ALL BLUE
- Stage i (ステージ アイ) 駒ヶ根校
- 駒ヶ根市中間教室
- 夢倶楽部しらかば信州カウンセリングセンター
須坂市(4校)
- フリースクール結
- 須坂市フレンドリールーム
- フリースクール未来 須坂校
- coto²(コトコト)
中野市(3校)
- 日なた
- 中野市ハロールーム
- ぽれぽれ
大町市(1校)
- アルピョンこどもの家
千曲市(1校)
- オレンジファム
東御市(1校)
- 東御市青少年支援チーム
小諸市(3校)
- こもろ まなびの森
- といろルーム
- サニーチャンピオン
諏訪市(6校)
- NIJINアカデミー長野県諏訪校
- 子どもサポートチームすわ
- みんなのお家すまいる
- 未来設計フリースクール
- 森の学校トゥルカ
- 平日昼間子どもの小さな居場所 ヨリバ
飯山市(1校)
- 飯山学習センター
長野県内には92校のフリースクール・支援教室がある
長野県内では、合計で92校のフリースクールや教育支援教室が活動しています。(ひかりすまいる編集部調べ)
県内の中心都市である長野市や松本市には多くの施設が集中していますが、飯山市や東御市など一部の地域ではまだ選択肢が限られています。
こうした地域差はありますが、オンラインでの学習支援や相談サービスも利用できるため、自宅にいながらでもサポートを受けることが可能です。
フリースクールの数は長野市に集中している
長野県内で最も多いのは長野市の17校で、次いで松本市13校、上田市8校、諏訪市6校、飯田市6校という分布です。
一方で、千曲市・東御市・飯山市はそれぞれ1校のみの設置となっており、地域によって施設数の差が大きいことがわかります。
県内全域で均等にアクセスできるわけではないため、地域差が目立つ状況です。
支援の有無に差が出ないためのオンライン活用
地域によるフリースクールの数の偏りは、オンラインでの学習支援や相談を活用することで緩和できます。
場所に関わらず利用可能なオンライン支援を組み合わせれば、遠方の子どもたちや選択肢が少ない地域の子どもたちも、多様な学びや相談を受けることが可能です。
県内の格差を補う新しい取り組みとして、オンラインサービスの活用が期待されています。

長野県のフリースクール費用相場と助成金・補助金制度

こちらでは、長野県内のフリースクールの費用相場と補助金などの制度についてまとめています。
長野県内フリースクールの費用相場
長野県内のフリースクールは、運営形態(民間・NPO・公立)によって費用が大きく異なります。
| 区分 | 授業料 (目安) |
|---|---|
| 民間・学校法人系 | 2,750円 〜 25,300円 |
| NPO・ボランティア団体 | 0円〜 |
| 行政(適応指導教室など) | 無料 |
1. 民間企業・学校法人系(学習サポート重視)
月額の目安: 2,750円 〜 25,300円前後
民間フリースクールは月額固定制とコース制が混在しています。
通う日数やコース内容によって費用が変動します。
2. NPO・ボランティア団体系(居場所・交流重視)
0円〜
地域支援や非営利団体によって運営され、比較的費用を抑えた形で提供されているケースが見られます。
3. 行政・公的機関(適応指導教室など)
月額の目安: 無料
長野県内の自治体が運営する支援スペースです。
利用にあたっては、在籍校との連携や一定の条件が設けられている場合があります。
長野県内の補助金一覧【2026年最新】
長野県におけるフリースクールの利用料負担をサポートする助成金情報を一覧にまとめました。
現時点では、長野県全体として保護者へ一律に利用料を補助する制度は確認できず、支援は主に市町村単位で実施されています。
多くの市では助成制度が設けられていない一方で、長野市・松本市・飯田市・茅野市・塩尻市・須坂市・中野市・大町市・千曲市・諏訪市など、一部の市では利用料の全額または一部を補助する制度が設けられています。
フリースクールは学校に行きづらい子どもたちの居場所として利用されていますが、利用料が家庭の負担となる場合があるため、市町村単位での支援が段階的に整備されている状況です。
| 市区町村名 | 補助金・助成制度の有無 |
|---|---|
| 長野市 | 利用料の補助 1年度156,000円(上限) |
| 松本市 | 利用料の1/2の補助 月額15,000円(上限) |
| 上田市 | なし |
| 飯田市 | 利用料の補助 月額5,000〜10,000円(上限) |
| 佐久市 | なし |
| 安曇野市 | なし |
| 伊那市 | なし |
| 岡谷市 | なし |
| 茅野市 | 利用料の1/2の補助 月額15,000円(上限) |
| 塩尻市 | 利用料の補助 月額30,000円(上限) |
| 駒ヶ根市 | なし |
| 須坂市 | 利用料の1/2の補助 月額10,000円(上限) |
| 中野市 | 利用料の補助 1/2又は10,000円 |
| 大町市 | 利用料の補助 月額20,000円(上限) 入学準備金あり |
| 千曲市 | 利用料の補助 月額10,000円(上限) |
| 東御市 | なし |
| 小諸市 | なし |
| 諏訪市 | 利用料の補助 月額30,000円(上限) |
| 飯山市 | なし |
※補助金・助成制度は年度途中で新設・変更・終了する場合があります。最新情報は必ず各自治体の公式サイトまたは担当窓口でご確認ください。
長野市
対象:長野市在住で市長が指定するフリースクール等の民間施設を児童生徒が利用していること
児童生徒が「長野市就学援助」を受けていること
助成額:1年度あたり156,000円(上限)
申請時期:毎年6月~3月
必要書類:申請書など
問合せ:長野市教育委員会 学校教育課 支援担当(026-224-5063)
松本市
対象:長野県の「信州型フリースクール認定制度」を受けた施設に通う児童生徒の利用料
助成額:各月の補助対象経費の 2分の1以内
申請時期:1か月あたり 15,000円
必要書類:松本市フリースクール等利用児童生徒支援事業補助金交付申請書(様式第1号)、フリースクール等の利用額が確認できる書類
問合せ:松本市教育委員会(0263‑33‑9846)
飯田市
対象:市内在住で小中学校に籍を置きながらフリースクール等に通う児童生徒
助成額:1人1日当たり500円で、1カ月の上限は5千円(就学援助を受けている場合は1万円)
申請方法:フリースクール利用後、領収書などの証明書類を用意し、申請書と一緒に教育委員会へ提出します。審査後、助成金が指定口座に振り込まれます。
※申請書類は教育委員会窓口で配布されています。必要に応じてメールや電話で取り寄せも可能です。
問合せ:飯田市教育委員会 0265-22-4511(内線 3712)
茅野市
対象:①学校をおおむね30日以上欠席している不登校の児童生徒の保護者等
②茅野市要保護及び準要保護児童生徒援助費支給要綱の規定により就学援助を受けている又は生活保護を受けている保護者等
③市税(国民健康保険税を含む。)を滞納していない保護者等
助成額:対象児童生徒1人につき、各月分の補助対象経費の2分の1以内の額の額とし、1月当たり15,000円を上限に補助
必要書類:https://www.city.chino.lg.jp/site/kids/858.htmlで確認
問合せ:茅野市子育て・子育ち応援サイト(0266-72-2101)
塩尻市
対象:「信州型フリースクール認証制度」により認証を受けたフリースクール利用する児童生徒の保護者であって、市内に住所を有するもの(条件あり)
助成額:月額30,000円(上限)
問合せ:塩尻市教育支援センター(0263-52-8974)
須坂市
対象:市内在住で小中学校に籍を置きながらフリースクール等に通う児童生徒
助成額:月額10,000円(上限) ※利用料の2分の1以内の額
申請時期:4月~7月分…8月31日まで、8月~12月分…1月31日まで、1月~3月分…3月31日まで
必要書類:補助金交付申請書兼実績報告書、利用料の支払いを証明する書類
問合せ:須坂市教育委員会の学校教育課(026-248-9010)
中野市
対象:認証を受けたフリースクールを利用した児童生徒の保護者であって、中野市内に住所を有する方
助成額(月額):利用料の2分の1又は10,000円のいずれか少ない方の金額
申請時期:利用料を支払いした月が属する年度の3月31日
必要書類:助成金申請書兼請求書、領収書等
問合せ:中野市教育委員会事務局(0269-22-2111)
大町市
対象:市内在住で小中学校に籍を置きながらフリースクール等に通う児童生徒
助成額:入学準備金10,000円、月額20,000円(上限)
申請時期:毎年度
必要書類:フリースクール等補助金交付申請書兼請求書、フリースクール等に通うこと又は通っていることが確認できる書類、領収書等
問合せ:大町市役所 学校教育課(0261-22-0420/代表)
千曲市
対象:市内在住で在籍校の授業時間にフリースクール等へ通っている児童生徒
助成額:月額10,000円(上限)
申請時期:4月~9月までの利用分→10月31日まで、10月~翌年3月までの利用分→翌年度4月10日まで
必要書類:申請書兼実績報告書、フリースクール等の利用料の額が確認できる書類、フリースクール等が発行した領収書の写し等、補助金交付請求書
問合せ:千曲市役所 教育総務課学校教育係(026-273-1111)
諏訪市
対象:市内在住で小中学校に籍を置きながらフリースクール等に通う児童生徒
助成額:月額30,000円(上限)
申請時期:4~7月利用分…8月、8月~11月利用分…12月、12月~3月利用分…翌年4月1日~20日
必要書類:補助金認定兼交付申請書、補助金実績報告兼請求書
問合せ:諏訪市役所 教育総務課 学務係(0266-52-4141)
今後の展開について
近年、全国的にフリースクールへの公的支援を導入する自治体が増加しており、文部科学省も不登校児童生徒に対する多様な学びの場の確保を重視しています。
その流れを受け、各自治体では支援体制の整備が徐々に進められています。
長野県内では、フリースクール利用に対する補助金・助成制度を導入する市町村が少しずつ増えてきており、以前に比べると支援を受けられるエリアが広がりつつあります。
現時点では自治体ごとに制度の有無や内容に差はありますが、先行して制度を整備した市の取り組みが参考事例となり、今後さらに支援制度が拡充されていくことが期待されます。

長野県における「出席扱い」の基準と手続き

文部科学省通知「不登校児童生徒への支援の在り方について」(令和元年10月25日)を踏まえ、長野県では出席の考え方が示されており、学校外や自宅での学びも対象とされています。
学校外で相談や指導を受けた場合や、自宅でICTを活用して学んだ場合などについて、校長が子どもの努力を尊重して判断します。
- 民間施設での相談や指導を受けた例
- 自宅でICTを使い、計画的に学んだ例
- オンラインで授業に参加した例
長野県では、子どもの状況に応じた判断を大切にし、自己肯定感や自立につながる支援を重視しています。
出席扱いにするかは校長が判断します。家庭や施設、教育委員会と連携しながら、柔軟に考えます。
(出典:https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kokoro/shido/ijime/documents/sankoushiryou.pdf)
出席扱いまでの流れ
実際の手続きは自治体や学校によって異なりますが、一般的には次のような流れで進むことが多いとされています。
- 担任の先生に相談・校内での検討
- 必要書類の提出・共有
- 校長による最終判断
※出席扱いの判断は一律ではなく「必ず認められる制度」ではありません。学校との丁寧な情報共有と、段階的な相談が重要になります。
出席扱いの実績は多くの市で確認されている
補助金制度は未整備ですが、フリースクールへの通学を学校の出席として認める「出席扱い」の実績は、長野市、飯田市、岡谷市、塩尻市、駒ヶ根市など、複数の市町村で確認されています。
これは文部科学省のガイドラインに基づくもので、保護者と学校が連携することで実現可能です。
出席扱いになることで、子どもの学習意欲の維持や進学時の配慮につながるため、経済的支援とは別の形での支援体制が一部で機能していると言えます。
長野県内で出席扱い実績のあるフリースクール・家庭学習
長野県内で出席扱い実績のあるフリースクール
トライ式中等部(長野、松本)
かがやき教育支援センター(長野市)
太陽学園(飯田市)
子ども・若者STEPハウス(岡谷市)
(※一部のみ記載しています)
出席扱い実績のあるオンラインフリースクール・教材
不登校のお子様向けに「完全1対1個別指導」キズキ共育塾
不登校専門オンライン個別指導「ティントル」
無学年式オンライン教材「すらら」
※掲載しているスクール以外でも、出席扱いとなる場合があります。
詳しくは各スクールへ直接お問い合わせください。

長野県でお子さんに合った居場所を選ぶ3つのポイント

フリースクールや学びの場を選ぶとき、「どこを見て決めればいいの?」と迷われる保護者の方は少なくありません。
長野県内には92校のフリースクールがありますが、それぞれに特徴があり、お子さんの状況や家庭の事情によって「合う・合わない」があります。
ここでは、長野県で居場所を選ぶ際に特に重視したい3つのポイントをご紹介します。
①2〜3校を見学・体験してから決める
フリースクール選びで大切なのは、お子さん自身が「行きたい」と思える場所を見つけることです。
可能であれば2〜3校(オンラインも含む)を見学・体験し、実際の雰囲気や相性を比べてみましょう。
いくつかの選択肢を知ったうえで親子で納得して決めることが、安心して続けるための土台になります。
なぜ複数校の体験が必要なのか?
1校だけでは比較ができない
- 「ここしかない」と思い込んでしまいがち
- 他の選択肢を知らないまま決めてしまうリスク
お子さんの「本当に合う場所」が見えてくる
- A校では緊張していたけど、B校ではリラックスできた
- C校のプログラムの方が自分の興味に合っていた
- スタッフとの相性は実際に会わないとわからない
親子で納得して選べる
- 「ちゃんと比較して選んだ」という安心感
- 通い始めてから「やっぱり違った」を防げる
ひかりすまいるアドバイザー相性のいい先生と出会える可能性が上がります。
②通学距離とオンライン対応の有無
長野県は県土が広く、山間部も多い地域です。
また冬季は積雪や路面凍結が発生するエリアもあり、天候によっては通学が難しくなる日もあります。
無理な通学を続けると、お子さんにも保護者の方にも大きな負担がかかります。
確認すべきこと
自宅からの距離と所要時間
車で何分かかるのか、公共交通機関は利用できるのか、保護者の送迎は現実的かを確認しましょう。
特に山間部や降雪地域では、冬場の移動時間も想定しておくことが大切です。
通学頻度の柔軟性
週5日通う必要があるのか、週1〜2日からでも受け入れてもらえるのかをチェックしましょう。
体調や気持ちの波に合わせて調整できるかどうか、天候の悪い日は休んでも問題ないかも確認しておくと安心です。
オンライン対応の有無
通学とオンラインを組み合わせられるスクールであれば、雪の多い時期や体調が不安定なときでも学習を継続しやすくなります。
完全オンライン型のフリースクールも選択肢に入れることで、居住地に関わらず支援を受けることが可能です。
③費用と補助金の利用可否
フリースクールの月謝は施設によって大きく異なり、月数千円から数万円まで幅があります。
継続して通うためには、無理のない費用設定であることが不可欠です。
確認すべきこと
月謝の内訳
入学金、月謝、教材費、施設利用費、イベント参加費など、何にいくらかかるのかを明確にしましょう。
無料または低額の選択肢
長野県内には、市町村が運営する教育支援センター(適応指導教室)などがあり、基本的に無料で利用できます。
- 三輪教育支援センター(長野市)
- 山辺教育支援センター「どんぐり」(松本市)
- 佐久市チャレンジ教室(佐久市)
など
補助金・助成制度の有無
長野県では、市町村ごとにフリースクール利用料の補助制度の有無が異なります。
補助制度がある市の例としては、
現在、長野市、松本市、飯田市、茅野市、塩尻市、須坂市、中野市、千曲市、諏訪市などがあります。
お住まいの自治体に制度がない場合でも、今後新設される可能性があるため、教育委員会に問い合わせてみる価値はあります。
ひかりすまいるアドバイザーお子さんが安心して過ごせる環境かどうか、スタッフとの相性、プログラムの内容などを総合的に見て判断することが大切です。

長野県の不登校・フリースクールに関する疑問を解決

こちらでは、長野県にお住まいでフリースクールや不登校支援を検討されている方のよくある質問をまとめています。
まとめ|長野県の不登校支援、まずは地域の情報を知ることから

最後にこの記事を振り返りましょう。
こちらの記事では、
- 長野県全体の不登校支援の特徴と市町村別の詳細ページへの案内
- フリースクールの数や地域ごとの傾向
- 相談窓口・出席扱いの実績について
- 費用の目安、補助金・助成制度
について詳しくご紹介しました。
長野県には、教育支援センターやフリースクールなど、学校以外にも子どもを支える選択肢があります。
地域によって支援の形や使える制度が異なるため、まずはお住まいの地域の詳細ページを確認してみてください。
気になる支援先や相談窓口があれば、無理のない範囲で問い合わせてみることが、お子さんに合った環境を見つける第一歩になります。

