「学校に行きたくないと言うけれど、家にずっといるのも心配…」
「うちの子に合うフリースクールってあるのかな?」
「月謝はいくら?小学校に在籍したまま通えるの?」
小学生のフリースクールは、月3〜5万円が相場で、今通っている小学校に籍を残したまま通うことができます。
文部科学省が2025年10月に公表した最新調査(令和6年度)によると、小・中学校の不登校児童生徒数は約35万4千人で、12年連続の増加となっています。
ただ、フリースクールには通学型・オンライン型・全寮制などさまざまな種類があり、自治体ごとの助成金や出席扱いの仕組みも複雑なため、「うちの子にどれが合うのか」「何から始めればいいのか」がわかりにくいですよね。
保護者の声小学生の子どもが学校に行けなくなってしまいました。フリースクールという言葉を聞いたのですが、どんな場所なのか、費用や選び方がよく分からなくて…。
ひかりすまいるアドバイザー この記事では、小学生のフリースクールの基礎から、費用・選び方・通い始めるまでの流れまで、2026年最新情報でまとめています。
焦らず、お子さんに合う場所を一緒に探していきましょうね!
保護者の声全寮制のフリースクールを検討しています。全国にどんなスクールがあるのか、まとめて比較できる情報はありますか?
ひかりすまいるアドバイザーこの記事では寮制フリースクール全国35校を北海道・東北・関東・中部・関西・中国・四国・九州のエリア別に一覧でまとめています。
費用の相場や選び方のポイントも紹介しているので、参考にしてみてくださいね!
この記事では、これまで全国のフリースクールを取材・調査してきたひかりすまいる編集部が、
- 小学生の不登校とフリースクールの最新データ(2026年1月公表)
- 小学生のフリースクールの種類と費用相場(月3〜5万円)
- 低学年・高学年での選び方の違い
- 見学から通い始めまでの30日ロードマップ
- 学校への伝え方テンプレ
などについて詳しくご紹介します。
小学生がフリースクールに通うってどういうこと?

「フリースクール」という言葉は知っていても、実際にどういう場所なのか、はっきりしたイメージを持てない方は多いのではないでしょうか。
ここでは、小学生のフリースクールがどんな場所なのか、学校との違い、そして気になる「在籍校との関係」までをやさしく整理していきます。
フリースクールってそもそも何?

フリースクールとは、ひとことで言うと、「学校に行きづらいお子さんが、自分のペースで通える、もうひとつの居場所」です。
学校のように決まった時間割や成績、宿題、テストはありません。
- 勉強する時間
- ゲームや工作で遊ぶ時間
- スタッフや友達と話す時間
- ぼーっと過ごす時間
などを、お子さんの気分や体調に合わせて、自由に組み立てていく場所です。
運営しているのは、NPO法人や民間企業、個人など、さまざまです。
ひかりすまいるアドバイザーそのため、雰囲気も活動内容もスクールごとにバラバラで、「これがフリースクールの正解」というかたちは決まっていません。
共通しているのは、お子さんに「ここなら安心して過ごせる」と感じてもらうことを、何よりも大切にしている場所だということです。
公的な「教育支援センター」という選択肢も

不登校のお子さんが通える場所は、民間のフリースクールだけではありません。
市区町村の教育委員会が運営する「教育支援センター(適応指導教室)」という選択肢もあります。
両者は似ているようで、運営も費用も過ごし方も異なります。
違いを整理しておきましょう。
| 項目 | フリースクール | 教育支援センター(適応指導教室) |
|---|---|---|
| 運営 | NPO法人・民間企業・個人 | 市区町村の教育委員会 |
| 費用 | 月額3〜5万円が相場 | 基本的に無料 |
| 出席扱い | 一定条件で認められる | 多くの場合 出席扱い |
| 過ごし方 | スクールごとに自由 | 学習中心の時間割が多い |
| 設置場所 | 全国の民間運営施設 | 全国の市区町村が設置 |
教育支援センターは費用負担が少ないという大きなメリットがあります。
ただし、運営する自治体ごとに方針や内容に差があるのが特徴です。
在籍校への復帰を主なゴールに据えた支援を行うセンターもあれば、お子さんの居場所づくりを重視するセンターもあるため、お住まいの地域のセンターがどのような方針かを、事前に確認しておくと安心です。
一方、民間のフリースクールは月額の費用がかかる代わりに、過ごし方の自由度が高く、お子さんの個性や興味に合わせた居場所を選びやすいという特徴があります。
ひかりすまいるアドバイザー「フリースクールしかない」と決め込まず、お住まいの地域に教育支援センターがあるかどうかも、あわせてチェックしておくと、選択肢が広がりますよ。
小学校の籍はどうなる?義務教育中は在籍校に籍を残したまま

「フリースクールに通ったら、今の小学校はどうなるの?」
これは多くの保護者の方が気にされるポイントです。
結論からお伝えすると、小学校の籍を残したまま、フリースクールに通うことができます。
フリースクールは「学校」ではないため、転校扱いにはなりません。
お子さんは現在通っている小学校に在籍したまま、フリースクールを学校以外の居場所として利用する形になります。
小学校とフリースクールの違いを表で確認

小学校とフリースクールでは、しくみや過ごし方に大きな違いがあります。
| 項目 | 小学校 | フリースクール |
|---|---|---|
| 運営 | 国・自治体 | NPO法人・民間・個人など |
| 通う義務 | 義務教育(就学義務あり) | 義務はなし(任意で利用) |
| カリキュラム | 学習指導要領に沿う | スクールごとに自由 |
| 1クラスの人数 | 30〜35人前後 | 5〜15人程度の少人数が多い |
| 学年の区切り | 学年ごと | 異年齢で過ごすことが多い |
| 費用 | 公立は無償 | 月額3〜5万円が相場 |
| 出席扱い | 出席 | 一定条件で在籍校の出席扱いになる場合あり |
一番大きな違いは、「決まったカリキュラム」がないことです。
学校では学年ごとに学ぶ内容が決まっていますが、フリースクールでは、お子さんのペースや気持ちに合わせて過ごし方を選べる場所が多くあります。
学習に取り組む時間もあれば、絵を描いたり、ゲームをしたり、スタッフと話したりして過ごす時間もある。
ひかりすまいるアドバイザー学校に行くのがしんどいと感じてしまっているお子さんが、もう一度自分のペースを取り戻せる場所として、フリースクールは活用されています。
小学生の不登校はどのくらい?2026年最新データで見る現状

小学生の不登校は、いま社会全体で向き合うべき課題として、国も具体的な対策を進めている領域です。
ここでは、文部科学省の最新調査をもとに、小学生の不登校をめぐる現状と、支援体制の動きを整理していきます。
小学生の不登校は約13万7千人|10年前の5.5倍に

文部科学省の令和6年度調査によると、不登校状態にある小学生は137,704人にのぼっています。
10年前と比べた変化はさらに大きく、
- 平成26年度(2014年度):約25,000人
- 令和6年度(2024年度):約137,000人
と、小学生の不登校は約5.5倍に増加しています。
この数字は、お子さん一人ひとりの背景や事情がまったく異なる中で、それぞれの形で「学校に通い続けることが難しい」状況が生まれていることを示しています。
※出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(令和7年10月29日公表)
お子さんを支える環境が広がっています

不登校児童生徒の急増を受けて、文部科学省は「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」を策定し、国を挙げた対策を進めています。
具体的には、
- 校内・校外の教育支援センターの設置拡大
- スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーの配置充実
- 一人一台端末を活用した、子どものSOSの早期把握
- 「学びの多様化学校(不登校特例校)」の設置促進
など、お子さんが安心して学び、過ごせる場所を社会全体で増やしていく方向に、政策の舵が切られています。
不登校は、どの子にも起こり得ること

文部科学省は、不登校児童生徒への支援の基本的な考え方として、次のように示しています。
「不登校は、取り巻く環境によっては、どの児童生徒にも起こり得るものとして捉え、不登校児童生徒に問題があるという観点ではなく、児童生徒の最善の利益を最優先に支援を行う」
不登校は、環境との関わりの中で、どのお子さんにも起こり得ることとして位置づけられています。
ひかりすまいるアドバイザーこれからお子さんに合う居場所をどう見つけていくか、その視点で、次のステップに進んでいきましょう。
通い続けることが難しい」状況が生まれていることを示しています。
※出典:文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果及びこれを踏まえた対応の充実について(通知)」
小学生のフリースクール4つのタイプ

ひとくちに「フリースクール」といっても、実はいろいろなタイプがあります。
通い方や過ごし方、学びの内容もさまざまで、お子さんに合うタイプは一人ひとり違います。
ここでは、小学生が利用できるフリースクールの主なタイプを、4つに分けて整理していきます。
それぞれの特徴を知っておくと、「うちの子にはどのタイプが合いそうかな」と考える手がかりになりますよ。
①通学型|決まった場所に通うスタンダードなタイプ

最もスタンダードなタイプで、決まった施設に通う形のフリースクールです。
スクールごとに過ごし方の方針はさまざまで、
- 学習時間を中心に過ごすスクール
- 自由活動や体験活動を中心にするスクール
- お子さんが「やりたいこと」を選んで過ごせるスクール
など、特色があります。
通学日数も、週1日から週5日まで、お子さんの体調や気持ちに合わせて選べる場合が多くあります。
スタッフや他のお子さんと顔を合わせて過ごすことで、少しずつ「外に出る習慣」「人と関わる習慣」が戻ってくることが期待できます。
費用は月額3〜5万円が相場で、入会金も別途必要なケースが多いです。
☆PRいれる
②オンライン型|自宅から通えるタイプ

外出が難しいお子さんや、近くに通えるフリースクールがないご家庭に選ばれているのが、オンライン型のフリースクールです。
パソコンやタブレットを使って、自宅から授業や交流活動に参加できるスタイルで、
- 顔出しなしで参加できるスクール
- ゲームや創作を通じて他の子と交流するスクール
- マンツーマンで学習サポートを受けられるスクール
など、形態はさまざまです。
費用は月額1〜3万円程度と、通学型より抑えられている傾向があります。
外に出ることに不安があるお子さんでも、自分の部屋から、安心できる環境で参加できるのが大きな特徴です。
☆PRいれる
③全寮制|生活そのものを整え直すタイプ

全寮制フリースクールは、お子さんが寮で生活しながら通うタイプです。
ご家庭から少し離れて、規則正しい生活リズムを取り戻したいご家庭や、自然豊かな環境でじっくり過ごさせたいご家庭に選ばれています。
費用は月額15〜30万円と高額になりますが、
- 食事・睡眠・運動など生活全体のリズムが整いやすい
- 同じ境遇の仲間と寮生活を共にできる
- 自然体験や農業体験などのプログラムが充実している
といった特徴があります。
小学生でも入寮できる施設は限られますが、ご家庭から離れた環境でリスタートしたいときの選択肢のひとつです。
☆PRいれる
④発達特性に配慮したタイプ|少人数で個別ケアが手厚い

発達障害や発達のグレーゾーンにあるお子さんに対応した、少人数制のフリースクールも増えています。
- 専門知識を持つスタッフが在籍している
- 視覚支援や個別の声かけなど配慮がきめ細かい
- 感覚過敏に配慮した静かな環境
など、お子さんの特性に合わせたサポート体制が整っているのが特徴です。
医師の診断がない場合でも利用できるスクールがほとんどで、「うちの子、もしかして…」と感じているご家庭でも相談しやすい場所です。
費用は月額3〜6万円程度が一般的です。
☆PRいれる
4つのタイプを表で比較

それぞれのタイプの特徴を、表でも整理してみました。
| タイプ | 費用相場(月額) | 特徴 | こんなご家庭に |
|---|---|---|---|
| 通学型 | 3〜5万円 | スタッフや友達と直接関われる | 外出に大きな抵抗がない |
| オンライン型 | 1〜3万円 | 自宅から参加できる | 外出が難しい |
| 全寮制 | 15〜30万円 | 生活そのものをリセットできる | 環境を大きく変えたい |
| 発達特性配慮型 | 3〜6万円 | きめ細かい個別ケア | 発達特性に配慮が必要 |
「無料で通えるフリースクールはあるの?」という質問もよくいただきますが、民間のフリースクールで完全無料のところはほとんどありません。
ただし、自治体の助成金を活用したり、無料で通える教育支援センターを併用することで、費用負担を抑える方法はあります。
費用のしくみについては、後ほど詳しく解説していきますね。
低学年と高学年で違う?学年別の選び方の目安

小学生といっても、1年生と6年生では発達段階も気持ちのあり方も大きく違います。
「うちの子に合うフリースクールはどれだろう」と考えるとき、お子さんの学年や発達段階を一つの目安にすると、選びやすくなることがあります。
ここでは、低学年(小1〜小3)と高学年(小4〜小6)で、選び方の傾向がどう変わるかを整理していきます。
ひかりすまいるアドバイザーもちろん、お子さんの個性や状況によって、当てはまらないケースもたくさんあります。「うちの子の場合はどうかな」と当てはめて考えるための、ひとつの目安としてご覧くださいね。
低学年(小1〜小3)の選び方の目安

低学年のお子さんの場合、お子さん自身が「学校に行けない理由」を言葉で説明することがまだ難しい時期にあります。
そのため、
- 安心して過ごせる雰囲気の場所であること
- スタッフがやさしく寄り添ってくれること
- 保護者の方が送迎しやすい距離にあること
などが、選び方の大切なポイントになります。
低学年のお子さんに選ばれることが多いタイプは、
- 少人数の通学型フリースクール:家庭的な雰囲気で、スタッフが一人ひとりに丁寧に関われる
- 訪問型フリースクール:いきなり外に出ることが難しい場合に、家から始められる
- 保護者同伴で過ごせるスクール:最初は親と一緒に過ごしながら、慣れていける
などです。
「学習をしっかり進めたい」というよりも、まずは「お子さんが安心して過ごせる場所」を優先する選び方が合うことが多いです。
高学年(小4〜小6)の選び方の目安

高学年になると、お子さん自身の意思や好み、興味の方向性が、少しずつはっきりしてきます。
- ゲームや創作が好き
- 動画やパソコンに興味がある
- 同じ興味を持つ友達と関わりたい
- 中学進学のことを意識し始めている
など、お子さん自身の声を聞きながら、興味に沿った場所を選ぶことが大切になってきます。
高学年のお子さんに選ばれることが多いタイプは、
- 興味のある活動ができる通学型フリースクール:プログラミング、アート、自然体験など
- オンラインフリースクール:ゲームや創作を通じて、自宅から他の子とつながれる
- 学習サポートが充実したスクール:中学進学を見据えて、勉強面もカバーしたい場合
などです。
また、高学年は中学進学を意識する時期でもあるため、フリースクールが小学校との連携を取ってくれるかどうかも、確認しておきたいポイントです。
学年別の選び方を表で確認

低学年と高学年の選び方の傾向を、表でも整理してみました。
| 観点 | 低学年(小1〜小3) | 高学年(小4〜小6) |
|---|---|---|
| 重視したいこと | 安心して過ごせる雰囲気 | お子さんの興味・好みに合うこと |
| 距離・通いやすさ | 送迎しやすい近場が望ましい | 多少遠くても本人が通いたい場所を優先 |
| 過ごし方 | 家庭的な少人数 | 興味のある活動・学習サポート |
| 親の関わり方 | 同伴や送迎で関わる | 本人の意思を尊重して見守る |
| 進路の意識 | まだ気にしなくてOK | 中学進学を視野に入れる |
ただし、これはあくまで「目安」です。
ここがポイント!
お子さんによっては、低学年でもオンラインがしっくりくる子もいれば、高学年でも保護者と一緒に通うことで安心するお子さんもいます。
学年で決めつけず、「うちの子はどんなタイプかな」とお子さんの様子をよく見ながら、一緒に選んでいくのがおすすめです。
体験・見学で「お子さんの反応」を必ず確認しましょう

学年や発達段階を目安にしながらも、最終的にいちばん大切なのは、お子さん自身がそのスクールに行ってみてどう感じたかです。
- スタッフと話してみて、安心できそうか
- 他の子たちの雰囲気はどうか
- 居心地は良さそうか
- 「また来てもいいかな」と思えそうか
お子さんが小さな違和感を感じる場所では、長く通うことは難しくなります。
ひかりすまいるアドバイザーほとんどのフリースクールでは、無料または低額で見学・体験ができますので、必ずお子さんと一緒に足を運び、お子さんの反応を確認してから決めるようにしましょう。
小学生のフリースクール費用|月3〜5万円が相場

「フリースクールって、結局いくらかかるの?」
これは、検討を始めた保護者の方が最初に気にされるポイントの一つですよね。
ここでは、小学生のフリースクール費用の全体像を整理していきます。
月謝の相場は3〜5万円|全国の平均は約3.3万円

文部科学省の調査によると、フリースクールの月謝の平均は約33,000円です。
実際には、
- 月額1〜3万円:オンライン型・小規模NPO運営
- 月額3〜5万円:通学型のスタンダードな価格帯
- 月額5〜10万円:プログラム充実型・少人数手厚いケア
- 月額15〜30万円:全寮制フリースクール
と、スクールのタイプや運営規模によって、大きな幅があります。
通学日数によっても料金は変わり、週1日コース・週3日コース・週5日コースなど、お子さんのペースに合わせて選べるスクールがほとんどです。
※出典:文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」
自治体の助成金で費用負担を軽くできる場合があります

近年、フリースクールに通うお子さんの費用負担を軽くするため、助成金制度を導入する自治体が増えています。
たとえば、
- 東京都:月額最大2万円の利用料を補助
- 区市町村による上乗せ助成(品川・港・荒川・足立など)
- その他、独自の補助金を設けている自治体も多数
など、お住まいの地域によって、月謝の半額以上が補助されるケースもあります。
完全無料のフリースクールはある?

「無料で通えるフリースクールはあるの?」というご質問もよくいただきます。
民間のフリースクールで完全無料のところはほとんどありません。
ただし、
- 自治体運営の教育支援センター(適応指導教室):基本的に無料
- 一部のNPO運営フリースクール:寄付や補助金で運営費を賄っているため、低額または無料
など、無料で通える選択肢もあります。
ひかりすまいるアドバイザー費用負担が気になるご家庭は、まずお住まいの自治体の教育支援センターや、地域のNPO団体について、市区町村の窓口に問い合わせてみるのがおすすめです。
費用の全体像をもっと詳しく知りたい方へ

フリースクールの費用は、月謝のほかにも、
- 教材費
- 施設費
- イベント費・遠足費
- 年会費・諸経費
など、いくつかの項目に分かれています。
「月謝以外にどれくらいかかるのか」「初期費用を準備するときに何を見ておけばいいか」など、費用の全体像を詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
フリースクールに通うメリットと、正直なデメリット

フリースクールについて調べていくと、「メリットがたくさん紹介されているけど、本当のところはどうなんだろう」と感じることもあるかもしれません。
ここでは、フリースクールに通うことの良い面と、知っておきたい注意点を、できるだけ正直にお伝えしていきます。
メリット①|お子さんが安心して過ごせる居場所ができる
フリースクールに通う一番のメリットは、お子さんが安心して過ごせる居場所ができることです。
「学校に行かないと…」というプレッシャーから一度離れて、自分のペースで過ごせる場所があるだけで、お子さんの表情や生活リズムが少しずつ変わっていくケースは少なくありません。
家にずっといると、
- 生活リズムが乱れがちになる
- 家族以外の人と話す機会がなくなる
- 「自分はダメだ」と感じてしまう
といった状態になりやすいですが、フリースクールという居場所があることで、外との接点を保ちながら過ごせるようになります。
メリット②|似た境遇の仲間と出会える
フリースクールには、同じように学校に通うことが難しいと感じているお子さんが集まっています。
そのため、
- 「自分だけじゃないんだ」と感じられる
- 学校で抱えていた孤独感が和らぐ
- 自分のペースを認め合える仲間ができる
といった、お子さんの心の支えになる出会いがあります。
「学校では話せなかったことを、フリースクールでは自然と話せるようになった」というお子さんも多くいます。
メリット③|お子さんに合わせた過ごし方ができる
学校のように決まった時間割や評価がないため、お子さんの興味や体調に合わせて、過ごし方を組み立てられるのも大きな特徴です。
- 好きなことに集中できる時間
- ゆっくり休める時間
- 体験活動を通じて新しい興味に出会える時間
など、学校では得にくい時間の使い方ができます。
「ゲームばかりしていた子が、フリースクールでプログラミングに出会って、自分の作品を作るようになった」といった変化も、よく聞かれるエピソードです。
メリット④|保護者の方の精神的な負担も軽くなる
フリースクールは、お子さんだけでなく、保護者の方にとっても支えになる場所です。
- 平日の日中、お子さんの居場所が確保される
- スタッフに相談できる相手ができる
- 同じ立場の保護者の方と知り合える
といった環境が整うことで、保護者の方が抱え込みすぎず、少し肩の力を抜いて日々を過ごせるようになります。
デメリット①|公立小学校に比べて費用がかかる
公立小学校が無料で通えることに比べると、フリースクールには月額の費用がかかります。
月謝は月額3〜5万円が相場で、入会金や教材費なども必要になるため、ご家庭にとって新たな出費になります。
ただし、自治体の助成金制度を活用したり、無料で通える教育支援センターを併用したりすることで、費用負担を抑える方法もあります。
費用面が気になる場合は、こうした制度もあわせて検討してみてくださいね。
デメリット②|スクールごとにコンセプトが違うため、合う・合わないが起こり得る
フリースクールは、運営方針も雰囲気も、スクールごとにさまざまなコンセプトを持って運営されています。
- 自由活動を重視するスクール
- 学習サポートを手厚く行うスクール
- 自然体験を中心に過ごすスクール
- 静かに過ごせる環境を大切にするスクール
など、それぞれに違った特色があるため、お子さんとの相性によって、合う・合わないが起こり得ます。
入ってみてから「思っていた雰囲気と違った」「お子さんが居心地悪そうにしている」といったミスマッチが起こることもあるので、入会前に必ず複数のスクールを見学し、お子さんの反応を丁寧に確認することが大切です。
デメリット③|送迎の負担が発生することがある
通学型のフリースクールの場合、お子さんを送り迎えする負担が発生するケースがあります。
特に低学年のお子さんは一人で通うことが難しいため、
・朝の送り
・夕方のお迎え
・体調が悪くなった時の急なお迎え
といった対応を、保護者の方が引き受けることになります。
お仕事をされている保護者の方にとっては、ここが大きな課題になることもあります。
ひかりすまいるアドバイザーオンライン型や訪問型を活用したり、送迎サービスがあるスクールを選ぶなど、ご家庭の状況に合わせた工夫が必要です。
デメリット④|学習面の遅れが気になる場合がある
フリースクールは「学校以外の居場所」であって、学校のように学習指導要領に沿ったカリキュラムがあるわけではありません。
スクールによって学習サポートの充実度はさまざまで、
- 学習時間がほとんどないスクール
- 個別の学習サポートがあるスクール
- タブレット教材を活用しているスクール
など、対応はまちまちです。
「学校の勉強に追いつけるか心配」というご家庭は、入会前に学習面のサポート内容をしっかり確認しておきましょう。
「フリースクール × オンライン学習」を併用するという選択肢

学習面が気になるご家庭の選択肢の一つとして、フリースクールで安心できる居場所を確保しつつ、ご自宅でオンライン学習教材を併用するスタイルもあります。
たとえば、不登校のお子さんに多く利用されているオンライン教材「すらら」は、
- お子さんのペースで自由に進められる
- 一定の条件を満たせば、学校の出席扱いの対象にもなる
- 無学年式で、学年をさかのぼって学び直せる
といった特徴があり、「フリースクールで過ごす時間 + 自宅でのすらら学習」という組み合わせで利用されているご家庭も増えています。
ここがポイント!
フリースクールには「安心できる居場所」を、オンライン学習教材には「自分のペースでの学び」を、それぞれ役割分担させることで、お子さんに合った無理のない過ごし方が組み立てられます。
<!– PRボックス挿入位置(すらら) –>
メリット・デメリットを表で整理

| 観点 | 良い面 | 注意したい面 |
|---|---|---|
| お子さんへの影響 | 安心できる居場所ができる | スクールとの相性が合わない場合がある |
| 経済面 | 助成金で軽減できる場合あり | 月3〜5万円の費用負担 |
| 学習面 | お子さんのペースで取り組める | 学校のカリキュラムとは別になる |
| 生活面 | 生活リズムが整いやすい | 送迎の負担が発生することがある |
| 親子関係 | 保護者の負担も軽くなる | 入会前の見学・体験が大切 |
良い面も注意したい面も、ご家庭の状況やお子さんの様子によって、感じ方は変わります。
「うちの場合はどう感じるかな」という視点で、見学や体験を通じて、ご家族で話し合いながら検討していくのがおすすめです。
フリースクールは小学校の出席扱いになる?

「フリースクールに通うと、小学校はずっと欠席のままになってしまうの?」
これは、保護者の方からよくいただくご質問です。
結論からお伝えすると、一定の条件を満たせば、フリースクールへの通学を在籍校の出席扱いにできる可能性があります。
ここでは、出席扱い制度の概要と、申請の流れをコンパクトにご紹介します。
出席扱いとは|文部科学省が定める制度

「出席扱い」とは、フリースクールなど学校外の施設で過ごした日を、在籍する小学校の指導要録上、出席日として記録する制度です。
文部科学省の通知に基づき、一定の要件を満たした場合に、在籍校の校長判断で出席扱いとすることが認められています。
最終的な判断は在籍校の校長先生によるため、認められるかどうかは学校ごとに差があります。
出席扱いになるための主な要件

文部科学省は、出席扱いとして認める際の主な要件として、次のような項目を示しています。
- 保護者と在籍校の間で連携・協力関係があること
- 通っている施設が、社会的な自立を目指した活動を行う民間施設であること
- 学習活動の内容が、在籍校の校長から見て適切であると判断されること
- 在籍校と施設の間で、お子さんの学習状況などについて情報共有が行われていること
これらの要件を踏まえて、最終的には在籍校の校長が判断する形になります。
自宅でのオンライン学習でも出席扱いになる場合があります

通学型のフリースクールだけでなく、ご自宅でICT(オンライン教材など)を活用した学習を行う場合も、一定の条件を満たせば出席扱いとして認められることがあります。
文部科学省の最新通知(令和6年8月29日)では、自宅での学習成果を在籍校の成績評価に反映させる仕組みについても整備が進んでいます。
ひかりすまいるアドバイザー「学校に通うことが難しいけれど、家で取り組んだ学習を評価してもらえないか」というご家庭にとっては、選択肢が広がる動きです。
申請の大まかな流れ

出席扱いの申請は、お子さんに合うフリースクールや学習方法を決めたあと、在籍校に相談していく流れになります。
大まかなステップは次の通りです。
お子さんに合う学習先を選ぶ(フリースクール・ICT教材など)
学習先に出席扱い制度の利用について相談する
在籍校の担任の先生に意向を伝える
校長先生を含めた校内で協議してもらう
学習内容と報告方法をすり合わせる
制度開始後は定期的に学校へ報告する
担任や校長先生との相談は心理的なハードルが高い面もありますが、フリースクール側がサポートしてくれるケースも多くあります。
入会前の見学・体験のときに、「出席扱いの申請に対応してもらえますか?」と直接聞いてみるのがおすすめです。
小学生のフリースクールのよくある質問
ここでは、小学生のフリースクールについて、保護者の方からよくいただくご質問をまとめてご紹介します。

フリースクールに通ったら、もう学校には戻れなくなりますか?
フリースクールは「学校以外の居場所」であって、転校や退学とは違います。
お子さんは現在通っている小学校に在籍したまま、フリースクールを利用する形になりますので、お子さんの気持ちが変わったときに、学校との距離感を柔軟に調整できます。
「フリースクールに通ったら学校に戻る道がなくなる」ということはありませんので、ご安心くださいね。
子どもが「行きたくない」と言ったときの対処法が知りたいです。
無理に連れて行く必要はありません。
お子さんが嫌がっている場所に無理に通わせてしまうと、「フリースクールも安心できない場所」というイメージがついてしまい、かえって心の負担が大きくなることがあります。
「行きたくない」という気持ちが見えたときは、
- しばらく家で休んでから、また考えてみる
- お子さんの気持ちをゆっくり聴く
- 別のスクールも見学してみる
など、焦らずにお子さんのペースに合わせていきましょう。
家族や夫がフリースクールに理解を示してくれません。どう説得すればいいですか?
そんなときは、フリースクールが社会的・制度的にも認められた選択肢であることを、客観的な情報を添えて伝えるといいでしょう。
- フリースクールは、学校以外の学びと居場所として、行政も支援対象として位置づけている選択肢であること
- 自治体によっては、フリースクールの利用料を補助する助成金制度が整備されていること
- フリースクールへの通学を在籍校の出席扱いとして認めてもらえる場合があること
など、「社会から外れた選択肢」ではなく「制度として整備された正当な選択肢」だと伝えることで、ご家族の理解を得やすくなることがあります。
また、いきなり言葉だけで説明しようとせず、見学に一緒に行ってもらうのもおすすめです。フリースクールの実際の様子を見てもらうことで、理解が進むこともあり
給食はどうなりますか?お弁当を作る必要がありますか?
スクールによって対応はさまざまです。
- お弁当持参が基本のスクール
- スクール内で食事を提供してくれるスクール
- お昼をはさまない短時間コースのあるスクール
など、運営方針によって違います。
毎日のお弁当が負担になるご家庭の場合は、食事提供のあるスクールや、お昼をはさまない短時間コースを選ぶという方法もあります。
見学のときに「食事はどうしていますか?」と直接確認しておくと安心です。
フリースクールに通うことで、将来の進路に影響しませんか?
フリースクールに通うこと自体が、将来の進路に直接的な不利になるわけではありません。
中学校への進学は、現在通っている小学校から通常通り卒業し、地域の公立中学校に進学する形になります。
高校進学についても、
- 出席扱いの制度を活用すれば、内申書の出席日数として記録される
- 通信制高校など、不登校経験のあるお子さんを受け入れる学校が全国に広がっている
- 自分のペースで学べる学校の選択肢が以前より大きく増えている
など、進路の選択肢は閉ざされていません。
「いま、お子さんが安心して過ごせる場所をどう確保するか」を優先して考えていきましょう。
発達障害があってもフリースクールに通えますか?
はい、通えます。
発達障害や発達のグレーゾーンにあるお子さんに対応した、少人数制で個別ケアが手厚いフリースクールも増えています。
医師の診断がない場合でも利用できるスクールがほとんどですので、「うちの子、もしかして…」と感じているご家庭でも、まずは見学や相談から始めてみてくださいね。
まとめ|お子さんに合う場所を、焦らず見つけていきましょう

ここまで、小学生のフリースクールについて、基礎から費用・選び方・通い始めるまでの流れまでをご紹介してきました。
最後に、お伝えしたいことを整理しておきます。
- 小学生のフリースクールは、月額3〜5万円が相場
- 在籍校に籍を残したまま、学校以外の居場所として利用できる
- 通学型・オンライン型・訪問型など、お子さんに合うタイプを選べる
- 一定の条件を満たせば、在籍校の出席扱いになる場合がある
- 自治体の助成金や教育支援センターなど、選択肢を組み合わせる工夫もできる
「フリースクールしかない」と思い詰める必要はありません。
通学型のフリースクール、オンライン学習教材、教育支援センター、訪問型のサポート、表現活動など、お子さんに合った居場所や学びの形は、本当にさまざまです。
「どれが正解」ということもなく、お子さんの今の状態やご家庭の状況に合わせて、ひとつずつ試しながら、合うものを見つけていけば大丈夫です。
ひかりすまいるでは、全国47都道府県・792市町村のフリースクールや支援制度を独自に調査・掲載しています。
お子さんに合う場所を見つけるための情報を、これからも発信していきますので、ぜひ他の記事もあわせてご覧くださいね。
📎 関連記事
- 【失敗しない】フリースクールの選び方3ステップ6つのタイプ診断も!
- 【2026年最新】フリースクールの費用は月額3〜5万円|内訳と補助金も解説
- 【2026年最新】フリースクール補助金一覧|お住まいの地域の制度が分かる!全国792市町村を独自調査
- フリースクール出席扱い完全ガイド|要件・手続き・費用まで徹底解説
- 【全国317校掲載】オンラインフリースクールおすすめ15選|選び方・費用・出席扱い比較
- 【小中高校生向け】全寮制フリースクール全国34校をエリア別に紹介|費用相場と選び方
お子さんとご家族にとって、心が少しでも軽くなる時間が増えていきますように。




コメント