「フリースクールに通わせたい気持ちはあるけど、本当に意味があるのかな…」
「『フリースクールはやばい』って書いてあるサイトもあって、不安になってきた…」
「通ったけど後悔している家庭もあるって聞いて、判断がつかない…」
フリースクールは、学校に行きづらいお子さんにとって安心して過ごせる居場所になる一方で、費用やスクールごとの違いなど、通う前に知っておきたい面もあります。
知っておきたい点の中には、補助金やスクール選びの工夫で対策できるものもあれば、見学や体験入校でしっかり見極める必要があるものもあります。
保護者の声フリースクールを検討しているのですが、良いことばかり書いてあるサイトもあれば「やばい」「後悔」という情報もあって、判断に困っています。正直なところを知りたいです。
ひかりすまいるアドバイザーこの記事では、フリースクールの利点と注意点を、通った後に「こんなはずじゃなかった」とならないよう、中立的な視点でまとめていますね。
対策できるポイントもあわせて紹介しているので、判断の参考にしてみてください!
記事では、これまで全国のフリースクールを取材・調査してきたひかりすまいる編集部が、
- フリースクールに通うメリット・デメリットの全体像
- 知っておきたい注意点と対策できるポイント
- 後悔しないフリースクールの選び方
- 費用相場と補助金制度の概要
などについて詳しくご紹介します。
フリースクールとは?

フリースクールとは、不登校や学校への通いづらさを抱えるお子さんに対して、学習支援・居場所提供・体験活動などを行う民間の教育施設です。
学校教育法に基づく「学校」ではありませんが、文部科学省の通知により、一定の条件を満たせば在籍する学校の出席扱いとして認められる場合があります。
対象は主に小学生・中学生・高校生で、通学型・オンライン型・全寮制型などさまざまなスタイルがあります。
フリースクールの主なスタイル

フリースクールには、お子さんの状況に合わせて選べる複数のスタイルがあります。
| スタイル | 特徴 |
|---|---|
| 通学型 | 自宅から通いながら学習・体験活動を受けられる。週1日〜週5日まで日数を選べるスクールが多い |
| オンライン型 | 自宅から参加できる。通学が難しいお子さんや、費用を抑えたいご家庭に選ばれている |
| 全寮制型 | 寮で共同生活を送りながらサポートを受ける。生活リズムの立て直しが必要なお子さんに |
通学型がもっとも数が多く、月額3〜5万円が相場です。
オンライン型や全寮制型については、それぞれ別記事で詳しくまとめています。
フリースクールに通う子どもはどのくらい?

文部科学省の調査によると、2024年度の小中学生の不登校児童生徒数は353,970人で、過去最多となっています。
一方で、フリースクールなどの民間施設を利用しているお子さんは一部にとどまっており、学校以外の居場所をどう選ぶかは、今後ますます重要になっています。
ただし、近年は新たに開設されるスクールも増えており、利用するご家庭は年々増加傾向にあります。
※出典:文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」
フリースクールのメリット・デメリット早見表

通うメリットもあれば、知っておきたい注意点もあります。判断の材料として、まずは全体像を一覧でご紹介しますね。
| 比較項目 | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|
| 環境・居場所 | 少人数で安心して過ごせる。自己肯定感が回復しやすい | 仲間の層やスタッフとの相性に差がある |
| 学習面 | 個別対応で好きなことを伸ばせる | 学校のカリキュラム進度から遅れる可能性がある |
| 出席 | 条件を満たせば「出席扱い」が可能 | 認定は在籍校の校長先生の判断による |
| 費用 | 自治体によって補助金・助成金が出る | 原則自己負担で月額費用がかかる |
| 進路 | 通信制高校との連携で高校卒業資格も取得可能 | 学習サポートの内容はスクールによって異なる |
| 保護者サポート | スタッフやカウンセラーに相談できる | 専門スタッフの有無はスクールによって異なる |
ここに挙げたものがすべてではなく、お子さんの状況やご家庭の事情によって、感じ方は変わってきます。
ひかりすまいるアドバイザー注意点の中には、補助金やオンライン型の活用で対策できるものもあれば、スクール選びそのもので慎重に見極めるしかないものもあります。
フリースクールに通う9つのメリット

フリースクールに通うメリットは、お子さんが安心して過ごせる居場所ができることや、ご家庭だけで抱え込まなくて済むことです。1つずつ詳しく見ていきますね。
メリット①:お子さんが安心して過ごせる居場所ができる

学校に行きづらさを感じているお子さんにとって、昼間に安心して過ごせる場所があることは、何より大切なポイントです。
フリースクールは、無理に勉強をさせたり、集団行動を強制したりしない環境を整えていることが多く、「ここなら通えそう」と感じるお子さんが少なくありません。
ひかりすまいるアドバイザー最初は週1〜2日、数時間だけの通所から始めて、慣れてきたら少しずつ日数を増やしていく、といった段階的な関わり方ができるのも、フリースクールならではの柔軟さです。
「学校には行けないけど、フリースクールなら行ける」というお子さんは多く、まず昼間の居場所を確保することが第一歩になります。
メリット②:出席扱いになる場合がある

フリースクールへの通所は、在籍する学校の校長先生の判断により、学校の出席として認められる場合があります。
文部科学省の通知(1992年・2019年改訂)に基づく制度で、認定の主な条件は以下の通りです。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 親御さんと学校の連携 | 事前に学校側と相談・協力関係を築いておく |
| 継続的な通所 | 一定期間・頻度での利用が求められる |
| スクールからの報告 | フリースクール側から学校への報告が必要なケースも |
出席扱いが認められれば、通知表の欠席日数や内申点への影響を抑えられます。
不登校期間中の欠席が積み重なることへの不安を抱える親御さんにとって、大きな安心材料になりますよ。
オンラインフリースクールでも、出席扱いになる場合があります。
ただし、通知表の評価や内申点への影響は、在籍校の判断や学習状況によって異なるため、事前に学校へ確認しておくと安心です。
メリット③:一人ひとりのペースに合わせた学習ができる

フリースクールは、一斉授業ではなく個別対応が基本です。
得意なことを深めたり、苦手なところを自分のペースでやり直したりすることができます。
発達障害やグレーゾーンのお子さんに対応しているスクールも多く、特性に合わせたサポートが受けられるのも特徴です。
「学校の授業についていけなかった」というお子さんが、個別対応によって初めて学ぶ楽しさを感じたというケースもあります。
ひかりすまいるアドバイザー学習支援に特化したスクールでは、高校受験対策を行っているところもありますよ。
メリット④:多様な体験で「好き」が見つかる

農業・音楽・アート・プログラミング・料理・スポーツなど、学校では経験できない体験活動が用意されているスクールも多くあります。
「これなら楽しい」と感じるものに出会えると、お子さんの自信や、進路を考えるきっかけにつながります。
「勉強は苦手だけど、これだけは続けられる」という体験が、お子さんの自信の核になることも少なくありません。
メリット⑤:同じ経験をしたお子さんに出会える

フリースクールには、同じように学校に行きづらさを感じてきたお子さんが集まっています。
「学校に行けないのは自分だけじゃないんだ」と思えるだけで、お子さんの心がふっと軽くなるケースは多いです。
異年齢のお子さん同士の交流を通じて、自然なコミュニケーションが生まれていく側面もあります。
ひかりすまいるアドバイザー「学校では誰とも話せなかったのに、フリースクールでは話せるようになった」という声も、ひかりすまいるへの相談の中でよく聞かれます。
メリット⑥:年齢を超えた関わりができる

フリースクールは学年でクラスが分かれているわけではなく、小学生から高校生までが同じ空間で過ごすケースが多いのも特徴です。
学校では同学年のお子さん同士で多くの時間を過ごしますが、フリースクールでは年上のお子さんに助けてもらったり、年下のお子さんをフォローしたりという関わりが日常的に生まれます。
社会に出れば、同じ年齢の人だけと過ごすことはほとんどありません。
その意味で、フリースクールでの年齢を超えた関わりは、ご家庭以外で「いろいろな世代の人とゆるやかにつながる経験」になります。
学年で区切らない関係性は、お子さんが自分のペースで人と関わる経験にもなりますよ。
メリット⑦:親御さんも相談できる環境がある

スタッフやカウンセラーが常駐しているスクールが多く、親御さんの相談にも対応してくれます。
「家庭でどう接すればいいかわからない」という不安を、一人で抱え込まずに済む環境は、親御さんにとっても大きな支えになります。
不登校のお子さんを持つ親御さんは、孤立しやすい状況に置かれがちです。
定期的な面談や、保護者向けの交流会を実施しているスクールも増えており、親御さん同士がつながれる場としても機能しているケースもありますよ。
メリット⑧:高校・大学への進路も開かれている

通信制高校と連携して単位を取得し、高校卒業資格を得るルートを整えているスクールも増えています。
高卒認定試験(旧大検)を活用するルートもあり、不登校経験があっても進学への道は複数残されています。
ひかりすまいるアドバイザー進路が気になる場合は、スクール選びの段階で「卒業後の進路実績」を確認しておくと安心ですね。
メリット⑨:補助金・助成制度がある地域も

全国の市区町村の一部では、フリースクールの利用に対して補助金・助成金を支給する制度があります。
2024年以降、新たに補助制度を設ける自治体も増えており、費用面の負担は以前より軽くなりつつあります。
まずはお住まいの自治体の制度を確認してみてくださいね。
フリースクールの5つのデメリットと知っておきたいこと

入校前に知っておきたいデメリットを、正直にお伝えしますね。
なぜフリースクールにデメリットが生まれるのか

フリースクールのデメリットの多くは、運営の仕組みから生まれている構造的なものです。
| 構造 | デメリットにつながる理由 |
|---|---|
| 民間運営で公費補助の対象外 | 月額費用がかかる/高校の就学支援金が使えない |
| 学習指導要領が適用されない | 学習内容や進度がスクールごとに異なる |
| 認可基準が統一されていない | 設備・スタッフの質にばらつきが出る |
| 在籍校の校長先生の裁量制 | 出席扱いになるかどうかは学校次第 |
「フリースクール やばい」と感じる声の多くは、この構造を知らないまま入校したことによる「想定とのズレ」が原因です。
逆に言えば、構造を理解したうえで選べば、デメリットは事前に対策できる範囲にあります。
それぞれのデメリットを1つずつ詳しく見ていきますね。
デメリット①:費用がかかる

フリースクールは、公立学校のように公費で運営されている施設ではないため、費用は基本的に自己負担になります。
通学型の場合、月額3〜5万円が相場です。
費用が高くなる背景には、少人数制・個別対応・専門スタッフの配置など、手厚いサポートのコストがあります。
公立学校のように公費で運営されていないため、その分が費用に反映されている形ですね。
なお、高校生の場合は「高等学校等就学支援金制度」の対象外となるため、公立・私立高校に通う場合と比べて家計の負担が大きくなる傾向があります。
家計に負担になる場合は、以下のような選択肢があります。
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| オンラインフリースクール | 通学型より費用が抑えられ、交通費もかからない |
| 自治体の補助金制度 | お住まいの市区町村によって月額数千円〜数万円の助成 |
| 教育支援センターとの併用 | 無料の公的施設と組み合わせて費用負担を抑える |
デメリット②:出席扱いになるかは在籍校の判断による

フリースクールの通所が出席扱いになるかどうかは、最終的には在籍校の校長先生の判断に委ねられています。
同じ自治体内でも「積極的に認める学校」と「消極的な学校」に差があるのが現状です。
担任の先生や学校全体の不登校支援への姿勢によっても、対応が変わってくる場合があります。
入校前にしておきたいこと
- 在籍校の担任・教頭・校長先生に、出席扱いの相談を事前にする
- 見学時にスクール側へ「出席扱いの実績があるか」を確認
- 「学校との連携をサポートしてもらえるか」を確認
事前に確認しておくことで、入校後のすれ違いを防ぐことができますよ。
デメリット③:学校の進度から学習が遅れる場合がある

フリースクールは自由な学びが特徴な分、学校のカリキュラムに合わせた学習保障があるわけではありません。
学習よりも「居場所づくり」や「体験活動」を重視しているスクールでは、教科学習をほとんど行わないケースもあります。
特に中学生は高校受験を見据えた学習が必要になるため、学習サポートの内容と質を事前に確認することが大切です。
見学時に確認したいこと
- どの教科を、どんな方法で教えているか
- 受験対策は行っているか
- 個別の学習進度に合わせてもらえるか
フリースクールと並行して、家庭学習・通信教材・家庭教師を組み合わせるのも、学習面をカバーする一つの選択肢です。
デメリット④:スクールごとに質や環境の差がある

「フリースクール」という名称は、認可基準が統一されていないため、設備・スタッフの質・サポート内容にばらつきがあります。
しっかりとした支援体制を持つスクールがある一方で、開校してすぐに閉校してしまうケースもゼロではありません。
必ず見学・体験入校で、実際の雰囲気を確認することが大切です。
見学時のチェックポイント
- スタッフがお子さんとどう関わっているか(声かけ・距離感)
- 在籍しているお子さんの様子や、施設の清潔感
- スタッフの資格(教員免許・カウンセラー・社会福祉士など)や運営歴
- ホームページの情報がきちんと更新されているか
ホームページや資料だけで判断せず、実際に足を運んで肌で感じることをおすすめしますね。
デメリット⑤:スクールごとに方針が異なる

フリースクールは、それぞれに大切にしている方針があります。
ひかりすまいるアドバイザー学習を中心にしているスクール、体験活動を中心にしているスクール、お子さんの主体性を最優先するスクールなど、その方向性はさまざまです。
ご家庭の希望とスクールの方針が合っていないと、お子さんにとってもご家庭にとっても、ストレスになってしまうことがあります。
確認しておきたいこと
- スクールが大切にしている方針・考え方
- 1日の過ごし方の流れ
- お子さんへの関わり方(声かけ・サポートの距離感)
- ご家庭の希望とスクールの方針が合っているか
入校前に方針を理解しておくことで、入校後のすれ違いを防ぐことができますよ。
フリースクールの費用相場と補助金

フリースクールの費用は、オンライン型・通学型・全寮制型などの運営形態によって大きく異なります。
オンライン型では月額1万円台から利用できるケースもありますが、全寮制型では月額15〜30万円ほどかかることもあります。
運営形態別の月額相場

フリースクールの月額費用は、運営形態によって以下のように変わってきます。
| 運営形態 | 月額の目安 |
|---|---|
| オンライン型 | 1〜3万円 |
| 通学型 | 3〜5万円 |
| 少人数制・専門プログラム | 6〜10万円 |
| 全寮制 | 15〜30万円 |
通学型がもっとも数が多く、月額3〜5万円が一般的な相場です。
東京都教育委員会が2024年に公表した調査では、保護者が実際に支払っている授業料の平均額は月額44,979円という結果が出ています。
※出典:東京都教育委員会「フリースクール等に通う不登校児童・生徒支援調査研究事業報告書【概要版】」(令和6年8月)
月謝以外にかかる費用もチェック

フリースクールでは、月謝のほかに以下のような費用がかかるケースがあります。
- 入会金:5〜10万円が多い(無料のスクールもあり)
- 教材費:年間1〜2万円程度
- イベント費・遠足費:都度徴収されるケースが多い
- 年会費・諸経費:スクールによって有無あり
ひかりすまいるアドバイザー入会時にまとまった金額が必要になることもあるので、月謝だけでなく初期費用の総額もあわせて確認しておくと安心ですね。
補助金・助成金で費用負担が軽くなる場合も

お住まいの自治体に補助金制度がある場合、月額1〜4万円の支援を受けられるケースがあります。
補助金を活用すると、月額5万円のフリースクール費用が実質2〜4万円になる地域もあり、家計への負担は大きく変わります。
補助金制度はまだ知られていないケースも多く、「制度があるのを知らずに利用していなかった」というご家庭も少なくありません。
ひかりすまいるアドバイザー利用前にお住まいの自治体のホームページを確認したり、教育委員会に問い合わせてみることをおすすめしますよ。
費用の詳しい内訳や、自治体別の補助金制度については、こちらの記事に網羅的にまとめています。
後悔しないフリースクールの選び方

フリースクール選びで後悔しないためには、見学・体験入校で実際の雰囲気を確かめることが何より大切です。
ひかりすまいるアドバイザースクールごとに方針も雰囲気もさまざまなので、ホームページの情報だけで決めず、お子さんと一緒に複数のスクールを比較してみてくださいね。
選ぶ前に確認したい7つのチェックリスト

スクール選びの際に、押さえておきたいポイントをまとめました。
| チェック項目 | 確認したいこと |
|---|---|
| 見学・体験入校 | 実際にお子さんが通えそうか、雰囲気を確認できるか |
| 出席扱いの実績 | 在籍校への報告サポートがあるか、過去の認定事例はあるか |
| 学習サポート | どの教科を、どんな方法で教えているか。受験対策はあるか |
| スタッフの専門性 | カウンセラー・教員免許保有者・社会福祉士などが在籍しているか |
| 費用の内訳 | 月謝・入会金・教材費・イベント費など、追加費用の有無 |
| スクールの方針 | ご家庭の希望と合っているか |
| 退校・休会のルール | 合わなかった場合の手続きや、返金規定の確認 |
すべての項目を完璧に満たすスクールを探すというより、ご家庭にとって譲れないポイントを2〜3つ決めておくと、判断しやすくなりますよ。
見学時にお子さん自身も連れて行けるとベスト

最終的に通うのはお子さん自身なので、可能であれば一緒に見学に行くことをおすすめします。
「自分で見て、自分で感じて決める」という経験は、入校後のお子さんのモチベーションにもつながります。
ただ、外出自体がつらい状態の場合は、無理に連れて行く必要はありません。
ひかりすまいるアドバイザーまず親御さんだけで見学し、雰囲気や写真を持ち帰って共有する、後日お子さんが行けそうなタイミングで一緒に訪れる、といったステップでも大丈夫です。
1校だけで決めず、複数校を比較する

可能であれば、2〜3校は見学・体験に行ってから決めるのがおすすめです。
1校だけだと比較対象がなく、「ここでいいのかな」という迷いが残りやすくなります。
ひかりすまいるアドバイザー複数のスクールを見ることで、それぞれの違いがはっきり見えてきますし、お子さんが「ここがいい」と感じる場所に出会いやすくなりますよ。
オンライン型や全寮制も含めて、お子さんの状況に合うスタイルを幅広く検討してみてくださいね。
フリースクールに関するよくある質問

フリースクールについて、親御さんからよく寄せられる質問をまとめました。
フリースクールに通うと、学校の卒業資格はもらえますか?
フリースクール自体は学校教育法上の「学校」ではないため、フリースクールから卒業資格は発行されません。
小中学生の場合は、在籍する公立学校から卒業することになります。
高校生は、通信制高校との併用で単位を取得するルートが最も一般的です。
また、16歳以上であれば、高卒認定試験(旧大検)を受験して大学・専門学校への受験資格を得るルートもあります。
不登校の経験があっても、進学への道は複数残されていますよ。
フリースクールに通いながら、在籍校にも行けますか?
可能です。
週に何日かフリースクールに通いながら、調子のよい日には在籍校にも行く、という使い方をしているお子さんも多くいます。
「どちらかに絞らないといけない」というルールはありません。
フリースクールで安心感を取り戻したことで、結果的に在籍校に行ける日が少しずつ増えたというケースもあります。
ご家庭とお子さんが心地よい組み合わせを、ゆっくり見つけていきましょう。
発達障害のあるお子さんでも受け入れてもらえますか?
発達障害やグレーゾーンのお子さんを受け入れているフリースクールもあります。
ただし、対応できる特性や支援体制はスクールによって異なるため、見学時に具体的な受け入れ実績やサポート内容を確認しておくと安心です。
ADHD・ASD・LDなど特性によって、対応できる範囲はスクールによって異なります。
見学時に「どのような特性のあるお子さんの受け入れ実績があるか」「どんなサポート体制があるか」を具体的に確認しておくと、入校後のミスマッチを防げますよ。
見学のとき、子供を連れて行ったほうがいいですか?
可能であれば、お子さんと一緒に行くことをおすすめします。
最終的に通うのはお子さん自身なので、「自分で見て、自分で感じて決める」という経験が大切です。
ただ、外出自体がつらい状態の場合は、まず親御さんだけで見学し、後日お子さんが行けそうなタイミングで訪れるというステップも有効です。
無理に連れて行く必要はないので、お子さんの状態に合わせて進めてくださいね。
フリースクールは「やばい」と聞きましたが、本当ですか?
「フリースクール やばい」という検索には、不登校のお子さんを大切に思うあまり、再びお子さんが傷つくことを避けたいという親御さんの強い気持ちが背景にあります。
ただ、フリースクール自体が「やばい」というよりも、以下のような不安が「やばい」というワードで検索されているケースが多いです。
・運営基盤がしっかりしていないスクールに当たるのが怖い
・専門知識のないスタッフによる対応が心配
・特定の思想に偏ったスクールがあるのでは
・通った後で後悔している家庭の声を聞いた
これらの不安は、見学・体験入校でスタッフの専門性や運営歴、実際の雰囲気を確認することで、ある程度見極められます。
しっかりとした支援体制を持つスクールも全国にたくさんありますので、「フリースクール全体がやばい」と決めつける必要はありませんよ。
スクール選びのチェックポイントは、この記事の「後悔しないフリースクールの選び方」でまとめています。
教育支援センター(適応指導教室)とフリースクールはどう違いますか?
教育支援センター(適応指導教室)とフリースクールの主な違いは、運営主体と費用、方針です。
| 項目 | 教育支援センター | フリースクール |
|---|---|---|
| 運営主体 | 自治体(公的機関) | 民間(NPO・企業など) |
| 費用 | 無料 | 月額3〜5万円が相場 |
| 方針 | 在籍校への登校が選択肢の一つ | スクールごとに方針はさまざま |
| 出席扱い | 認められやすい | 校長先生の判断による |
無料で利用できる点は教育支援センターの大きなメリットですが、自治体によって設置数や受け入れ体制に差があります。
フリースクールは費用がかかる一方で、お子さんに合うスタイル(通学型・オンライン型・全寮制など)を選びやすい特徴があります。
ご家庭の状況やお子さんの希望に合わせて、両方を見比べてみるのもおすすめですよ。
まとめ

最後にこちらの記事をまとめていきましょう。
こちらの記事では、
- フリースクールに通うメリット・デメリットの全体像
- 知っておきたい注意点と対策できるポイント
- 後悔しないフリースクールの選び方
- 費用相場と補助金制度の概要
などについてご紹介しました。
メリット ・お子さんが安心して過ごせる居場所ができる
・出席扱いになる場合がある/個別対応で学習できる
・多様な体験で「好き」が見つかる
・同じ経験のお子さんと出会える
・親御さんも相談できる
・高校・大学への進路がある
・補助金制度がある地域も
デメリット・費用が月額3〜5万円かかる
・出席扱いは在籍校の判断次第
・学習進度に遅れが出る場合
・スクールごとに質や環境の差
・スクールごとに方針が異なる
月額費用の目安 通学型は3〜5万円前後、オンライン型は1〜3万円前後、全寮制型は15〜30万円前後
出席扱い フリースクールでの活動が、在籍校の校長先生の判断により出席扱いとして認められる場合あり
※※費用・対応内容はスクールによって異なります。最新情報は各スクールの公式サイトでご確認ください。
フリースクールのメリット・デメリットは、お子さんの状況やご家庭の事情によって感じ方が変わってきます。
「これは魅力的」と感じるメリットがある一方で、「これは気になる」というデメリットもあるのが自然なことです。
大切なのは、メリットとデメリットを並べて比較することよりも、お子さんが「ここなら過ごせそう」と感じられる場所に出会えるかどうかです。
見学や体験入校を受け付けているスクールも多いので、気になるスクールがあれば資料請求から始めてみてください。
焦らず、お子さんとご家庭に合う居場所を、ゆっくり探していきましょう。




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