「フリースクールってどんな場所なんだろう…」
「学校との違いがよく分からない…」
「費用や出席扱いはどうなっているの…」
フリースクールとは、学校以外でお子さんが安心して過ごせる民間の居場所です。
学習支援や体験活動、相談支援など、施設によって内容はさまざまですが、お子さんのペースに合わせて通える点が共通しています。
ただ、施設の数も多く、費用や出席扱い、選び方の情報がバラバラに散らばっていて、全体像がつかみにくいですよね。
保護者の声フリースクールについて知りたいんですが、何から調べればいいですか?
費用や出席扱いのことも気になります。
ひかりすまいるアドバイザーこの記事は、フリースクールの全体像を一度に確認できる入口ガイドです。
基本・違い・費用・出席扱い・選び方まで、要点ごとに詳しい記事へつなぐ形でまとめていますので、気になる項目から読み進めてみてくださいね。
この記事では、全国47都道府県・3,526校以上のフリースクール・不登校支援情報を扱うひかりすまいる編集部が、
- フリースクールの基本(学校・教育支援センターとの違い)
- 主な活動内容と利用しているお子さんの傾向
- 費用の目安と出席扱いの条件
- メリットと注意点
- 選び方と近くの施設の探し方
などについて、わかりやすくご紹介します。
フリースクールとは?学校以外で安心して学べる民間の居場所

フリースクールは、学校に通いづらいお子さんが、自分のペースで安心して過ごしたり学んだりできる民間の居場所です。
決まった時間割やカリキュラムにとらわれず、お子さん一人ひとりの状況に合わせた関わり方ができる点が、学校との大きな違いです。
フリースクールの基本的な意味

フリースクールとは、学校に通うのが難しい時期にあるお子さんが、自分のペースで過ごしたり学んだりできる民間の居場所です。
「学校に行けない子のための場所」と決まっているわけではなく、家庭でも学校でもない第三の場所として、お子さんが安心して過ごせる環境を提供している点が、多くのフリースクールに共通しています。
学校のように決まった時間割やカリキュラムが厳密にあるわけではなく、お子さんの状況に合わせて、過ごし方や学び方を柔軟に選べるのが特徴です。
たとえば、勉強する日もあれば、ゆっくり過ごすだけの日もあります。
他のお子さんと一緒に活動することもあれば、ひとりの時間を大切にすることもできます。
ひかりすまいるアドバイザー「行かなくては」ではなく、「行きたいときに、自分のペースで」という関わり方ができることが、フリースクールが学校に通いづらい時期の居場所として選ばれている理由のひとつです。
施設によって雰囲気や活動内容は大きく異なりますが、全国のフリースクール情報を整理してきた中では、次のような役割を持つ施設が多く見られます。
- 学校以外の学びの場
- 安心して過ごせる居場所
- お子さんのペースに合わせた支援
- 家庭と学校の間をつなぐ選択肢
学校に戻ることを目標にする必要はなく、「今のお子さんが安心して過ごせる場所」を探すという視点で見ていくと、選びやすくなりますよ。
フリースクールは学校ではなく、民間の支援施設

多くのフリースクールは、学校教育法上の「学校」ではなく、NPO法人や民間団体、企業、個人などが運営する施設です。
「学校教育法上の学校(※)」とは、文部科学省が定める基準を満たした、いわゆる小学校・中学校・高校などのことを指します。
※学校教育法上の学校:法律で定められた小学校・中学校・高校・大学などの正式な学校のこと
ひかりすまいるアドバイザーフリースクールはこれとは別の枠組みで、それぞれの方針に沿って運営されています。
運営している主体には、たとえば以下のような団体があります。
- NPO法人(不登校支援・教育支援を目的とした団体)
- 民間企業(教育事業の一環として運営)
- 個人(教育者・カウンセラーなどが立ち上げ)
- 保護者団体や地域団体
運営主体によって、学習支援に力を入れている施設、居場所としての時間を大事にしている施設、体験活動を多く取り入れている施設など、特色はさまざまです。
学校とは違って国の決まったカリキュラムに沿う必要がないため、その分、お子さんに合わせて自由に活動内容を組み立てやすいのが、フリースクールの大きな特徴です。
ただし、その自由度の高さゆえに、施設によって支援内容・通い方・費用は大きく異なります。
同じ「フリースクール」という名前でも、活動の中身や雰囲気は1校ずつ違うと考えておくとよいでしょう。
フリースクールはなぜ広がってきた?国の方針と現在の状況

近年、フリースクールが選択肢として広く知られるようになってきた背景には、不登校のお子さんの増加と、国の方針の変化があります。
文部科学省の令和6年度調査では、小・中学校の不登校児童生徒数は353,970人となり、過去最多を更新しました。
学校に通うことが難しいお子さんの数は、年々増えてきています。
※出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
(令和8年1月16日更新)
こうした状況を受けて、2017年(平成29年)には「教育機会確保法(※)」が施行され、学校以外の場における学習活動の重要性が、国としても明確に認められるようになりました。
※教育機会確保法:正式名称は「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」。
ひかりすまいるアドバイザー学校だけでなく、フリースクールなどの民間施設や家庭での学習も、教育を受ける場として尊重することを定めた法律です。
文部科学省も、不登校のお子さんに対しては、
- 教育支援センター(適応指導教室)
- フリースクールなどの民間施設
- 自宅でのICTを活用した学習
など、学校以外の場で学ぶ多様な機会を確保することが大切だと示しています。
つまりフリースクールは、もはや「特別な選択肢」ではなく、お子さんに合った学びや居場所を選ぶうえでの自然な選択肢のひとつとして、社会的にも認知が進んでいます。
フリースクールと学校・教育支援センターの違い

フリースクールは、学校とも教育支援センター(適応指導教室)とも異なる、民間運営の施設です。
学校とは「位置づけ」「通い方」「目的」が違い、教育支援センターとは「運営主体」「費用」「支援の特色」が違います。
違いを整理すると、それぞれの選択肢が見えやすくなりますね。
フリースクールと学校の違い

フリースクールと学校の違いを、6つの項目で整理しました。
| 比較項目 | 学校 | フリースクール |
|---|---|---|
| 位置づけ | 学校教育法上の「学校」 | 多くは民間の学び・居場所 |
| 通い方 | 原則として毎日登校 | 週1回・短時間・オンラインなど柔軟 |
| 学習内容 | 学習指導要領に沿う | 個別学習・体験活動・相談支援など、施設により異なる |
| 出席 | 学校の出席として記録 | 条件を満たせば出席扱いになる場合がある |
| 費用 | 公立は授業料の負担が少ない | 月謝・入会金などがかかる場合が多い |
| 役割 | 教科学習・集団生活・進級卒業 | 安心できる居場所・学び直し・社会的なつながりづくり など |
学校が「全員に共通の教育課程を提供する場」であるのに対し、フリースクールは「お子さん一人ひとりの状況に合わせて柔軟に関われる場」という点が、最も大きな違いです。
文部科学省は、学校外の公的機関や民間施設で相談・指導を受けた日数について、一定の要件を満たす場合に指導要録上の出席扱いにできると示しています。
ただし、すべてのフリースクールが自動的に出席扱いになるわけではなく、通っている学校との連携や、施設の活動内容などをふまえて判断されます。
フリースクールと教育支援センターの違い

「教育支援センター(※)」は、自治体や教育委員会が運営している公的な支援施設で、無料または低負担で利用できることが多い場所です。
※教育支援センター:かつて「適応指導教室」と呼ばれていた施設。
フリースクールが民間運営なのに対して、教育支援センターは公的運営という大きな違いがあります。
学校に通いづらいお子さんが学習や相談を受けられる、自治体運営の場所です。
| 比較項目 | フリースクール | 教育支援センター |
|---|---|---|
| 運営 | 民間団体・NPO・企業など | 自治体・教育委員会など |
| 費用 | 月謝・入会金などがかかる場合が多い | 無料または低負担が多い |
| 支援内容 | 施設ごとに幅広い | 相談・学習支援など |
| 探し方 | 民間施設を比較して選ぶ | お住まいの自治体・教育委員会に問い合わせ |
| 出席扱い | 条件を満たせば認められる場合がある | 多くの場合、出席扱いとして扱われるケースが多い |
どちらが良い・悪いではなく、お子さんの状況やご家庭の希望に合わせて選ぶことが大切です。
両方を併用しているご家庭もあります。
ひかりすまいるアドバイザー公的支援も含めて、費用を抑えた選び方を知りたい場合は、こちらの記事もあわせてご確認くださいね。
全国47都道府県・3,526校以上のフリースクール・支援施設を地域別に検索できます。
フリースクールでは何をする?主な活動内容

フリースクールでは、学習支援・居場所支援・体験活動を中心に、お子さんの状況に合わせた幅広い活動が行われています。
施設によって内容や雰囲気は大きく異なりますが、ここでは多くのフリースクールに共通する活動内容をご紹介していきますね。
学習支援

学習支援は、学校の勉強の補習から、自分のペースでの学び直しまで、お子さんに合わせて柔軟に行われています。
主な内容
- 学校の勉強の補習
- 個別教材を使った学習
- ICT教材(タブレット教材)の活用
- 高校受験や進路に向けた学習
- 学年にこだわらない学び直し
「みんなと同じペースで進める」のではなく、「今のお子さんに合うペースで進められる」ことが、学校との大きな違いです。
学習にまだ気持ちが向かない時期は、無理に進めず、まずは過ごす時間を大切にできる施設も多くあります。
居場所・相談支援

居場所・相談支援は、安心して過ごせる空間で、お子さんと保護者の双方を支える活動です。
主な内容
- 安心して過ごせる空間の提供
- スタッフとの何気ない会話やコミュニケーション
- 同年代のお子さんとの交流
- 保護者向けの相談対応
ひかりすまいるアドバイザー家庭以外で過ごせる場所、家族以外の人と関われる場所があるという事実そのものが、お子さんと親御さんの心を少し軽くしてくれることがあります。
すぐに友達ができたり、誰かと話せるようになったりする必要はありません。
ただ「ここに居ていい」と感じられることが、最初の一歩になることも多いんですよ。
体験活動・社会体験

体験活動・社会体験では、教科学習だけでは得られない経験を、お子さんが興味を持ったタイミングで取り入れていきます。
主な内容
- 調理や工作などのクリエイティブ活動
- ゲーム・eスポーツなどのデジタル活動
- 農業体験や自然体験
- 施設外への外出活動
- 職業体験やインターン
「勉強」と聞くと身構えてしまう時期でも、料理やゲーム、自然体験などは入り口になりやすい活動です。
こうした活動を通じて、結果的に学習や人との関わりへの気持ちが少しずつ戻っていくお子さんもいます。
施設によって内容は大きく異なる

ここまで紹介した活動はあくまで一例で、フリースクールは施設ごとに特色や方針が大きく異なります。
たとえば、
- 学習支援に力を入れているフリースクール
- 居場所としての時間を大切にしているフリースクール
- 体験活動・自然活動を中心にしているフリースクール
- オンラインで全国どこからでも参加できるフリースクール
など、施設ごとに重きを置いている部分はさまざまです。
ひかりすまいるアドバイザーご家庭の希望やお子さんの状況に合うかどうかは、見学・体験を通して検討されることをおすすめします。
フリースクールはどのような場面で利用されている?

フリースクールを利用しているお子さんの多くは、学校に通うのが難しい状況にあるお子さんです。
「不登校」と呼ばれる状況にあるお子さんや、学校に行きづらさを感じ始めているお子さんが、安心して過ごせる場所として利用するケースが大半です。
ひかりすまいるアドバイザーフリースクールは、こうしたお子さんを支援する民間施設として社会的にも知られており、利用するご家庭の多くは、学校以外の選択肢を考え始めた時期にフリースクールを検討しています。
その中で、利用するお子さんの状況や、ご家庭が大切にしたいことには少しずつ違いがあります。
学校に通うのが難しい時期の居場所として

最も多い利用のされ方は、学校に通うのが難しい時期に、安心して過ごせる場所として利用するケースです。
毎日学校に行くことがつらくなってしまったお子さんにとって、家庭以外で「ここで過ごしていい」と感じられる場所があることは、大きな心の支えになります。
ひかりすまいるアドバイザースタッフや同年代のお子さんとの何気ないやり取りを通して、家族以外の人とゆるやかに関われる時間が持てるのも、フリースクールの大切な役割のひとつです。
「最初は週1回だけ」「短時間だけ」など、無理のない通い方から始められる施設が多いので、お子さんのペースに合わせて関わり始めるご家庭が多いですよ。
学習や進路の準備として

学習面では、学校の勉強の遅れを少しずつ取り戻したい、高校受験や進路に向けた準備をしたいという理由で利用するご家庭もあります。
学校の授業から離れている期間が長くなると、学習面に不安を感じる親御さんも多いと思いますが、フリースクールにはお子さんのペースに合わせた個別学習やICT教材を取り入れている施設もあります。
ひかりすまいるアドバイザー「勉強したい」とお子さん自身が思えるタイミングで、無理のない範囲で学習を再開していけるのも、フリースクールの良さですね。
小学生・中学生・高校生で利用のしかたは違う?

フリースクールは、小学生から高校生まで幅広い年齢のお子さんに利用されています。
年代によって、求められる役割や活動内容には少し違いがあります。
| 年代 | 主な利用のされ方 |
|---|---|
| 小学生 | 安心して過ごせる居場所・遊びや体験を通したゆるやかな関わり |
| 中学生 | 居場所・学習支援・高校受験を見据えた進路準備 |
| 高校生 | 学習支援・通信制高校との併用・進路相談 |
年代別の詳しい内容は、それぞれの記事で紹介しています。
フリースクールの主なタイプ

フリースクールには、通い方や対応の特色によっていくつかのタイプがあります。
お子さんの状況やご家庭の希望に合うタイプを知っておくと、施設を比較するときの目安になりますよ。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 通学型 | 決まった場所に通う、一般的なタイプ |
| オンライン型 | 自宅からオンラインで参加できる |
| 全寮制 | 寮で生活しながら通う |
| 発達特性に配慮したタイプ | 少人数で個別のサポートが手厚い |
通学型|決まった場所に通う一般的なタイプ
通学型は、最も一般的なフリースクールのタイプで、お子さんが決まった施設に週何回か通う形式です。
通う頻度は週1〜5日まで幅広く、午前だけ・午後だけ・1日通しなど、施設や状況に合わせて選べる場合が多くあります。
スタッフや同年代のお子さんと顔を合わせて関われるため、家庭以外の居場所として活用されているご家庭が多いタイプです。
オンライン型|自宅から参加できる
オンライン型は、自宅からインターネットを通じて参加できるフリースクールです。
通学が難しい時期のお子さんや、近くに通える施設がない地域のご家庭にとって、現実的な選択肢として広がっています。
ひかりすまいるアドバイザービデオ通話を使ったコミュニケーションや、個別学習、グループ活動など、施設によって内容はさまざまです。
在籍校の出席扱いに対応しているスクールもあります。
また、オンライン型と関連して、自宅でICT教材(タブレット教材)を使った学習を中心に進める「ホームスクーリング」という選び方もあります。
「すらら」「サブスタ」などのICT教材は、出席扱いに対応しているサービスとしても知られていて、フリースクールに通うのが難しい時期に活用するご家庭もあります。
全寮制|寮で生活しながら通う
全寮制は、お子さんが寮で生活しながら、施設内で学習や活動を行うタイプのフリースクールです。
家庭での生活が難しくなっている場合や、生活リズムから整え直したい場合に検討されます。
家庭から離れる選択になるため、入寮する前に親子で十分に話し合い、施設見学や体験入寮で雰囲気を確かめることが大切です。
発達特性に配慮したタイプ|少人数で個別ケアが手厚い
発達特性のあるお子さんやグレーゾーンのお子さん向けに、少人数体制で個別のサポートを行うフリースクールもあります。
スタッフ1人あたりの担当人数が少なく、お子さん一人ひとりの特性に合わせた関わり方ができる施設が多いのが特徴です。
学習面・生活面・対人関係など、個別の課題に丁寧に向き合ってもらえる環境を求めるご家庭に選ばれています。
フリースクールの費用はいくらくらい?

フリースクールの費用は、通う日数やコース、サポート内容によって幅があります。
オンライン中心や週1回程度の利用であれば月1万円前後から検討できる場合もありますが、週3日以上の通学や個別支援が手厚いコースでは、月3万〜5万円前後になるケースもあります。
ひかりすまいるアドバイザー施設ごとに費用の幅があるため、まずは気になるスクールに見学や資料請求をしてみて、お子さんとご家庭に合うかを優先して比べてみるのがおすすめです。
月額の目安

通い方やサポート内容によって、月額の目安は次のように変わります。
| 利用スタイル | 月額の目安 |
|---|---|
| オンライン中心・ライト利用 | 月1万円前後〜2万円台 |
| 週1〜2回の通学型 | 月1.5万〜3万円台 |
| 週3日以上・個別支援あり | 月3万〜5万円前後になることもある |
月謝以外にかかる費用は、施設ごとに項目や金額の幅が大きいため、見学や資料請求のときに総額で確認するのが確実です。
費用の細かい内訳や、施設による違いの詳しい比較は、費用記事で整理しています。
補助金や公的支援を確認する

フリースクールの費用は、自治体の補助金制度がある地域では、家計の負担が軽くなる場合があります。
県単位で補助金制度を実施している地域があり、市区町村単位でも月額の一部を支援している自治体もあります。
対象となる世帯やスクールに条件がある場合もあるため、お住まいの地域の制度を確認してみてくださいね。
また、自治体が運営する教育支援センター(適応指導教室)は、無料または低負担で利用できる公的な施設です。
ひかりすまいるアドバイザーお子さんに合う居場所のひとつとして、選択肢になります。
お住まいの地域の補助金制度や、公的支援の詳細はこちらの記事もご参照ください。
フリースクールは出席扱いになる?

フリースクールに通った日数は、一定の条件を満たす場合、在籍校の指導要録上「出席扱い」として認められることがあります。
ただし、自動的に認められるわけではなく、通っている学校との連携や、施設での活動内容などをふまえて判断されます。
なお、出席扱いの仕組みは、小学校・中学校(義務教育)が対象で、高校生には同じ仕組みは適用されません。
高校生の場合は、通信制高校との併用や、学校独自の判断による出欠管理が中心になります。
出席扱いになる主な条件

文部科学省は、不登校のお子さんがフリースクールなどの民間施設に通っている場合、以下のような条件を満たすことで在籍校の出席扱いにできると示しています。
主な条件
- 保護者と学校が、きちんと連絡を取り合える関係にあること
- 施設での活動が、お子さんの社会的自立を目指す内容として適切であること
- 学習内容が、お子さんの状況に合った内容であること
- 通うこと自体について、在籍校の校長先生が出席として認めること
実際には、通っている学校・校長先生・教育委員会との連携が大きなポイントになります。
ひかりすまいるアドバイザー同じフリースクールでも、お子さんによって出席扱いになるかどうかが変わるため、事前の確認が大切です。
出席扱いに対応している施設・サービス

フリースクールの中には、すでに出席扱いの実績が多く、学校との連携サポートを行っている施設もあります。
また、自宅で利用するICT教材(タブレット教材)の中にも、出席扱いに対応しているサービスがあります。
たとえば「すらら」「サブスタ」などは、出席扱いに対応している教材として知られていて、フリースクールに通うのが難しい時期に活用するご家庭もあります。
出席扱いの条件・手続き・対応スクールの探し方は、出席扱いガイド記事で詳しくまとめています。
フリースクールのメリットと注意点

フリースクールには、お子さんのペースに合わせて関われる柔軟さがある一方で、利用する前に確認しておきたいポイントもあります。
ここでは、メリットと、注意点としてあらかじめ知っておきたいことを整理しますね。
フリースクールのメリット

フリースクールを利用することで、お子さんとご家庭にとって、こんな良さがあります。
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| お子さんのペースで通える | 週1回から始めたり、午前だけ参加したり、お子さんの状況に合わせて柔軟に通える施設が多くあります。 |
| 家庭以外の安心できる居場所ができる | 家族以外の大人やお子さんと、ゆるやかに関われる時間が持てるのは、お子さんと親御さんの心の支えになります。 |
| 学習を少しずつ再開しやすい | 学校の授業から離れている期間が長くても、お子さんに合った形で学び直しや受験勉強に取り組める施設があります。 |
| 進路や生活面の相談ができる | スタッフや専門スタッフによる相談支援が受けられる施設も多く、ご家庭以外の相談先を持てる安心感があります。 |
| 条件を満たせば在籍校の出席扱いになる場合がある | 通った日数が、在籍校の指導要録上の出席として認められるケースもあります。 |
利用する前に確認しておきたい注意点

メリットの一方で、フリースクールを利用する前に知っておきたいポイントもあります。
| 注意点 | 詳細 |
|---|---|
| 施設ごとに支援内容や雰囲気が大きく異なる | 同じ「フリースクール」という名前でも、活動内容・スタッフ体制・方針はさまざまです。 見学・体験を通して相性を確かめることが大切です。 |
| 月謝などの費用がかかる場合が多い | 公立学校と違い、民間運営のため費用がかかります。 自治体の補助金制度を確認しながら、無理のない範囲で検討していけるとよいですね。 |
| 出席扱いは自動ではない | 学校との連携や施設の活動内容によって判断されるため、入会前に学校・施設と相談しておくと安心です。 |
| 進路の情報は自分で確認していく必要がある | 学校のように一律のカリキュラムや進路指導があるわけではないため、進路情報はご家庭でも積極的に集めていくことになります。 |
メリット・注意点の詳しい内容はこちら

メリット・注意点をより詳しく整理した記事もご用意しています。
ひかりすまいるアドバイザー気になる方は、あわせてご確認くださいね。
フリースクールの選び方

フリースクールはひとつひとつ特色が違うため、いきなり1校に決めるのではなく、3つのステップで選んでいくと迷いにくくなります。
ここでは、選び方の基本ステップだけご紹介しますね。
まずは、ご家庭やお子さんが「フリースクールに何を求めているか」を整理してみましょう。
たとえば、
- まずは家以外の居場所がほしい
- 学習を少しずつ再開していきたい
- 高校受験や進路の相談をしたい
- 出席扱いに対応していてほしい
- オンラインで参加できる場所がいい
すべてを満たす施設を探すよりも、「特に大事にしたい1〜2つ」を決めておくと、施設を比較しやすくなりますよ。
次に、通い方と費用の目安を確認します。
確認したいポイント
- 通学型/オンライン型/全寮制のどれが現実的か
- 通いたい頻度はどれくらいか(週1〜週5など)
- 月額費用は無理なく続けられる範囲か
- お住まいの地域に補助金制度があるか
費用面で迷うときは、自治体の補助金制度や教育支援センターなどの公的支援も含めて、選択肢を広げて考えてみてくださいね。
最後は、気になる施設に見学や体験参加に行くのがおすすめです。
ホームページやパンフレットだけでは伝わらない雰囲気が、現地に行ってみると感じ取れます。
見学・体験で確認したいこと
- スタッフがお子さんに合いそうな雰囲気か
- 施設内の空気が落ち着いているか
- 他のお子さんがリラックスして過ごせているか
- 通学路やアクセスは無理なく通えそうか
- お子さんの表情や反応はどうか
複数の施設を見比べると、それぞれの違いが分かりやすくなります。
最初の1校で決めず、2〜3校を見てから判断するご家庭が多いですよ。
選び方の3ステップとタイプ診断を、より詳しく整理した記事もあります。
近くのフリースクールを探すには?

フリースクールは、地域によって施設数や支援制度が大きく異なります。
まずは、お住まいの都道府県・市区町村で利用できるフリースクールを確認することから始めるのがおすすめです。
お住まいの地域から探す
ひかりすまいるでは、全国47都道府県・792市町村を対象に、フリースクール・教育支援センター・補助金制度などの情報をまとめています。
お住まいのエリアでどのような選択肢があるかを、地域ページから確認できます。
全国47都道府県・3,526校以上のフリースクール・支援施設を地域別に検索できます。
地域ページでは、
- 通えそうなフリースクール一覧
- お住まいの自治体の補助金・助成制度
- 教育支援センター(適応指導教室)などの公的支援
- 出席扱いに関する地域の情報
などをまとめて確認できますよ。
自治体や教育委員会に直接問い合わせる
地域によっては、ホームページに掲載されていない情報や、自治体独自の支援制度もあります。
たとえば、
- 自治体独自の補助金・助成金
- 地域の教育支援センター(適応指導教室)の案内
- お子さんの状況に応じた相談窓口
などは、お住まいの市区町村の教育委員会・教育相談窓口に直接問い合わせると、より詳しい情報を聞ける場合があります。
公的な支援も活用しながら、ご家庭に合うフリースクールを見つけていけるとよいですね。
保護者の声費用や出席扱いなど、最初に確認しておきたいことが多いですね。
よくある質問

フリースクールについて、保護者の方からよくいただく質問にお答えしていきますね。
フリースクールは学校の代わりになりますか?
多くのフリースクールは学校教育法上の「学校」ではありません。
ただし、学校以外の学びや居場所として利用でき、条件を満たせば在籍校の出席扱いになる場合もあります。
学校に在籍したまま、フリースクールを併用するご家庭が多いです。
フリースクールに通うと出席扱いになりますか?
自動的に出席扱いになるわけではありません。
在籍校との連携、施設での活動内容、お子さんの状況などをふまえて判断されます。
出席扱いを希望する場合は、入会前に学校・フリースクールの双方に確認しておくと安心ですよ。
フリースクールの費用はいくらですか?
施設によって大きく異なりますが、通学型は月額3〜5万円前後、オンライン型は月額1〜3万円前後が目安です。
月謝以外にかかる費用がある場合もあるため、総額で確認しておくと安心です。
自治体の補助金制度を活用できる地域もありますよ。
小学生でもフリースクールに通えますか?
小学生を受け入れているフリースクールも多くあります。
ただし、対象年齢や支援内容は施設によって異なるため、事前に確認することをおすすめします。
中学生がフリースクールに通うと高校受験に影響しますか?
フリースクールに通いながら、高校受験や進路準備を進めるご家庭もあります。
出席扱いや内申点の取り扱い、学習支援の内容は、学校・施設ごとに確認が必要です。
通信制高校という進学先もあるため、進路の選択肢は広がっています。
無料で通えるフリースクールはありますか?
民間のフリースクールは有料が多いですが、自治体が運営する教育支援センター(適応指導教室)は無料または低負担で利用できる公的支援です。
お住まいの自治体に独自の補助金制度があれば、フリースクールの月謝負担を抑えることもできますよ。
自宅でICT教材を使う「ホームスクーリング」とは違うんですか?
ホームスクーリングは、自宅でICT教材(タブレット教材)を中心に学習を進めるスタイルで、フリースクール(施設に通うタイプ)とは別の選び方です。
「すらら」「サブスタ」などのICT教材は、出席扱いに対応しているサービスとしても知られています。
フリースクールに通うのが難しい時期に活用するご家庭もあります。
まとめ

最後にこちらの記事をまとめていきましょう。
こちらの記事では、
- フリースクールとは何か(学校・教育支援センターとの違い)
- 主な活動内容と利用しているお子さんの傾向
- 主なタイプ(通学型・オンライン型・全寮制など)
- 費用の目安と出席扱いの条件
- メリットと注意点
- 選び方の3ステップと、近くの施設の探し方
などについてご紹介しました。
基本情報まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 位置づけ | 多くは民間の学び・居場所(NPO・民間団体・企業・個人など) |
| 通い方 | 通学型・オンライン型・全寮制など、お子さんに合わせて選べる |
| 月額の目安 | 通う日数やサポート内容によって幅がある (月1万円前後〜月3万〜5万円前後) |
| 出席扱い | 条件を満たせば在籍校の出席扱いになる場合がある(義務教育対象) |
| 対象年齢 | 小学生・中学生・高校生 |
| 補助金 | 自治体ごとに支援制度がある場合がある |
※費用・支援内容・対応はスクールによって異なります。
最新情報は各スクールの公式サイトでご確認くださいね。
フリースクールは、学校以外で安心して過ごせる民間の居場所です。
費用・出席扱い・支援内容は施設によって異なるため、見学や資料請求を通して、お子さんに合うかどうかを確認していくことが大切です。
ひかりすまいるアドバイザー焦らず、ご家庭のペースで、お子さんに合う方法を探していけるとよいですね。
フリースクールは、学校に通うのが難しい時期にあるお子さんが、自分のペースで安心して過ごせる居場所です。
「うちの子に合うかどうか」「いつから動き始めたらいいか」と迷う気持ちは、多くの親御さんが感じていることなんですよ。
すぐに決めなくても大丈夫です。
まずは、お住まいの地域でどんなフリースクールがあるかを見てみるところから始めてみてくださいね。
▼お住まいの地域からフリースクールを探す▼
選び方や、より具体的な検討に進みたい方には、以下の記事も役立ちます。
お子さんとご家庭にとって、安心できる居場所が見つかりますように。





コメント