「学校には行けるのに、教室には入れない…」
「校内教育支援センターと別室登校って、何が違うんだろう」
「うちの子の学校にもあるのかな、調べてもよくわからない…」
結論からお伝えすると、校内教育支援センター(スペシャルサポートルーム/SSR)は、自分の教室には入りづらいお子さんが、学校の中で安心して過ごせる「もう一つの居場所」として設置されている場所です。
令和6年7月時点で、全国の公立小中学校の46.1%(12,712校)に設置されています。
ひかりすまいるアドバイザーただ、別室登校や教育支援センター(適応指導教室)と名前が似ていて、違いがつかみにくいですよね。
保護者の声学校から「校内教育支援センターを利用してみませんか」と言われたのですが、別室登校とどう違うんでしょうか…
別室登校は「教室以外の部屋に登校する」しくみ全体のこと。
校内教育支援センターは、学校の中に設けられた教室以外の居場所で、支援員の配置や落ち着いた環境づくりが進められている場所です。
学校によって体制は異なりますが、教室に入りづらいお子さんが安心して過ごせるよう整備されています。
この記事では、全国47都道府県の支援情報をまとめてきたひかりすまいる編集部が、
- 校内教育支援センターの基本としくみ
- 別室登校・保健室登校・教育支援センター(適応指導教室)との違い
- 受けられる支援内容と出席扱いの考え方
- 利用までの流れと、学校にない・合わない場合の選択肢
などについて詳しくご紹介します。
校内教育支援センターとは?まず結論からお伝えします

校内教育支援センターは、自分の教室には入りづらいお子さんが、学校の中で安心して過ごせるよう設けられた、もう一つの居場所のことです。
国が進める不登校対策(COCOLOプラン)のなかで重点的に整備が進められている、比較的新しい支援のかたちですね。
スペシャルサポートルーム(SSR)と呼ばれることもあります
校内教育支援センターは、地域や学校によって次のような呼び方をされることがあります。
- スペシャルサポートルーム(SSR)
- 校内フリースクール
- ステップルーム
- 校内別室
- 校内適応指導教室
呼び方は違っても、「学校の中にある、教室以外の居場所」という役割は同じです。
学校からのおたよりやニュースで「SSR」という言葉を目にした場合、校内教育支援センターや、それに近い学校内の支援スペースを指していることが多いです。
詳しい運用は、在籍校に確認しておくと安心です。
国の不登校対策のなかで設置が進んでいます
校内教育支援センターは、文部科学省が令和5年3月に発表したCOCOLOプラン(誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策)のなかで、設置促進が明記されました。
令和7年度の概算要求では、校内教育支援センターの設置促進と支援員の配置に、新たに14億円が計上されています。
具体的には、次のような取り組みが進められていますね。
- 空き教室を活用した校内教育支援センターの設置
- お子さんをサポートする「校内教育支援センター支援員」の配置
- 落ち着いた空間づくりのための備品整備
※出典:文部科学省「不登校児童生徒への支援について」(令和7年4月10日 教育課程企画特別部会 資料1-2)
全国の公立小中学校の46.1%に設置されています
校内教育支援センターは、全国の公立小中学校で広がりつつあります。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 設置校数 | 12,712校 |
| 設置率 | 46.1% |
| 小学校の設置数 | 6,643校 |
| 中学校の設置数 | 6,069校 |
※出典:文部科学省「不登校児童生徒への支援について」(令和6年7月時点)
全国に広がりつつありますが、まだ全ての学校に設置されているわけではありません。
なお、校内教育支援センターは主に公立の小学校・中学校で整備が進められています。
校内教育支援センターと「似ている支援」の違い

校内教育支援センターは、次の3つの支援と混同されやすい場所です。
- 別室登校
- 保健室登校
- 教育支援センター(適応指導教室)
ひかりすまいるアドバイザー名前が似ていてわかりにくいので、ひとつずつ整理していきますね。
別室登校との違いは?
別室登校は、「教室以外の部屋に登校する」という支援のしくみ全般を指す言葉です。
空き教室、図書室、相談室など、そのときに使える部屋を利用します。
ただ、別室登校には次のような課題があると国も指摘しています。
- 対応できる先生がいないと、十分な支援ができない
- 日によって対応する先生が変わり、安定して通えない
- 担当できる先生の都合で、利用できる時間が変わってしまう
こうした課題を解決するために整備されたのが、校内教育支援センターです。
専用の部屋を用意し、支援員を常に配置することで、日常的に安心して通える場所として機能するように設計されています。
ひかりすまいるアドバイザーつまり、校内教育支援センターは、別室登校のしくみをより安定したかたちにしたもの、と考えていただくとわかりやすいかもしれません。
※出典:文部科学省「不登校児童生徒への支援について」(令和7年4月10日 教育課程企画特別部会 資料1-2)
保健室登校との違いは?
保健室登校は、保健室を居場所として、養護教諭(保健室の先生)が中心になって対応する伝統的な支援のかたちです。
校内教育支援センターとの大きな違いは、次の3点です。
- 保健室登校は「保健室」、校内教育支援センターは「専用の部屋」が居場所
- 対応するのは、養護教諭か、専属の支援員か
- 保健室は本来けがや体調不良のお子さんのための場所、校内教育支援センターは居場所づくりを目的に作られた場所
保健室登校でうまく過ごせるお子さんもいれば、養護教諭が忙しくて十分に関われない学校もあります。
ひかりすまいるアドバイザー校内教育支援センターは、その課題に応えるかたちで整備が進められているのですね。
教育支援センター(適応指導教室)との違いは?
教育支援センターは、自治体(教育委員会)が運営する、学校の外にある公的な支援施設です。
学校に通いづらいお子さんが利用できる公的な支援施設として、多くの自治体で設置されています。
ただし、設置状況や名称、利用条件は自治体によって異なります。
校内教育支援センターとの違いは、おもに次の3点ですね。
| 項目 | 校内教育支援センター | 教育支援センター(適応指導教室) |
|---|---|---|
| 場所 | 学校の中 | 学校の外 |
| 主な対象 | 学校には行けるが教室に入りづらいお子さん | 学校に通えないお子さん |
| 運営 | 学校 | 自治体(教育委員会) |
なお、教育支援センターは以前「適応指導教室」と呼ばれていました。
今でも自治体やお住まいの地域によって、両方の呼び方が使われています。
4つの支援の違い【一覧比較表】
文字だけだと混乱しやすいので、4つの支援を一覧で比較してみますね。
| 校内教育支援センター(SSR) | 別室登校 | 保健室登校 | 教育支援センター(適応指導教室) | |
|---|---|---|---|---|
| 場所 | 学校内・専用の部屋 | 学校内・空き教室など | 学校内・保健室 | 学校外・自治体施設 |
| 主な対象 | 教室に入りづらいお子さん | 教室に入りづらいお子さん | 体調や心の不調があるお子さん | 学校に通えないお子さん |
| 対応する人 | 専属の支援員 | 担任・教科担任など | 養護教諭 | 教員免許保持者・心理士など |
| 学習支援 | あり(個別中心) | 担当によって変わる | 限定的 | あり(個別中心) |
| 費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 運営 | 学校 | 学校 | 学校 | 自治体 |
| 出席扱い | 在籍校が判断 | 在籍校が判断 | 在籍校が判断 | 在籍校が判断 |
※4つすべて、出席扱いの判断は在籍する学校(校長)が行います。
こうして見比べると、校内教育支援センターは、「学校の中にあって、専用の部屋と支援員がいる、正式な居場所」だということがわかりますね。
校内教育支援センターで受けられる支援内容

校内教育支援センターでは、お子さんが安心して過ごせる環境のなかで、次のような支援を受けることができます。
- 安心して過ごせる居場所としての環境
- お子さん一人ひとりに合わせた学習支援
- 心のケアと相談支援
学校や地域によって取り組みは違いますが、共通している基本的な支援内容をご紹介しますね。
安心して過ごせる環境づくり
校内教育支援センターは、お子さんが「ここなら過ごせる」と感じられる空間づくりが重視されています。
文部科学省の資料では、次のような環境整備が進められています。
- 空き教室を活用した、落ち着いた専用の部屋
- 個別学習スペースとリラックススペースの確保
- 自分のペースで活動を選べるしくみ
- 1人1台端末(タブレットなど)を活用した学習環境
ひかりすまいるアドバイザーお子さん自身が「今日は何をするか」を自分で決められる、というのも大切なポイントです。
決まったカリキュラムをこなす場所ではなく、お子さんの「今のペース」に合わせて時間が流れるようになっています。
※出典:文部科学省「不登校児童生徒への支援について」(令和7年4月10日 教育課程企画特別部会 資料1-2)
一人ひとりに合わせた学習支援
校内教育支援センターでは、お子さんの状況に合わせた個別の学習支援が受けられます。
文部科学省のCOCOLOプランでも、「校内教育支援センターでは、一人一人の特性や能力、興味や関心に応じた柔軟な学習ができるようにする」と明記されています。
学校によって取り組みは異なりますが、次のような形が一般的です。
- 1人1台端末(タブレットなど)を活用した個別学習
- お子さんのペースに合わせた教科・課題の進め方
- 学校によっては、クラスの授業をオンラインで視聴できるしくみ
集団授業のスピードについていけなくても大丈夫、というのが大きな違いですね。
ひかりすまいるアドバイザーお子さんが「今日はここまで」と思えるところで切り上げられる、柔軟さがあります。
※出典:文部科学省「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」(令和5年3月)
心のケア・相談支援
校内教育支援センターには、支援員のほかに、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが定期的に関わる学校が多くあります。
- 支援員によるこまめな声かけ・見守り
- スクールカウンセラーとの個別相談
- 保護者からの相談にも対応
- 必要に応じて、外部の専門機関とつないでもらえる
担任の先生も連携の輪に入りますが、教室の話ばかりが出るような場ではありません。
お子さんが今、何に困っているか・どう感じているかを丁寧に聞いてもらえる場所でもあります。
※出典:文部科学省「不登校児童生徒への支援について」(令和7年4月10日 教育課程企画特別部会 資料1-2)
校内教育支援センターは出席扱いになりますか?

校内教育支援センターでの活動は、在籍校(校長)の判断によって出席扱いになるのが一般的です。
学校内で過ごす支援であるため、日々の活動状況を学校が把握しやすい一方で、出席の記録方法や評価への反映は学校ごとに異なります。
利用前に、担任の先生や管理職の先生に確認しておくと安心です。
ひかりすまいるアドバイザー学校に登校している状態のため、出席として記録される可能性が高い場所ですね。
出席扱いの基本的な考え方
文部科学省の通知では、不登校のお子さんの出席扱いについて、次のような考え方が示されています。
- 出席扱いの判断は、在籍する学校(校長)が行う
- 学校として、お子さんの学習の実施と成果を確認できること
- 継続的な指導・助言が行われていること
校内教育支援センターは、学校の支援員や担任の先生が日々の様子を把握できるため、これらの条件を満たしやすい場所と言えます。
※出典:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月)
利用前に確認しておきたいこと
ただし、運用は学校によって異なります。
利用を始める前に、次のことを確認しておくと安心です。
- 校内教育支援センターでの活動が「出席」として記録されるか
- 通信簿(評価)にはどのように反映されるか
- 在籍するクラスの授業時数とどう連動するか
学校によって運用に幅があるため、担任の先生や校長先生に直接確認するのが確実です。
学校外の教育支援センター(適応指導教室)など、ほかの支援を併用する場合の出席扱いについては、別の記事で詳しくまとめています。
校内教育支援センターを利用するには?相談から利用開始までの流れ

校内教育支援センターを利用するには、まずは在籍校への相談から始めます。
校内教育支援センターを設置している学校では、利用を希望するお子さんを受け入れる体制が整っていることが多いです。
まずは気軽に相談してみるところから始めて大丈夫ですよ。
ステップ1:在籍校の先生に相談する
まずは、担任の先生に「校内教育支援センターについて聞きたい」と相談してみましょう。
- 「教室に入りづらい時間がある」など、お子さんの状況を伝える
- 「校内教育支援センターはありますか?」と存在を確認する
- ある場合は、利用までの流れを教えてもらう
学校によっては、養護教諭やスクールカウンセラーが窓口になっているケースもあります。
担任の先生に話しづらい場合は、こちらの先生に相談してみるのもよいですね。
ステップ2:学校で支援の進め方を相談する
担任の先生に相談すると、学校内で支援の進め方を考えてもらえます。
校内教育支援センターを設置している学校では、次のような体制が整っていることが多いです。
- 担任・養護教諭・スクールカウンセラー・管理職などで、お子さんに合った支援を検討
- お子さんと親御さんの意向の聞き取り
- 校内教育支援センターの利用の可否や、進め方の調整
学校によって対応の流れには違いがあります。
ひかりすまいるアドバイザー具体的にどう進むかは、担任の先生やスクールカウンセラーに相談してみるのが一番ですね。
ステップ3:お子さんのペースで利用を始める
学校との話し合いがまとまったら、お子さんのペースで利用を始めていきます。
- 最初は短時間(1〜2時間)から始められる
- 通う頻度(毎日/週何回/半日のみなど)は相談しながら決める
- 学習内容や活動内容も、お子さんに合わせて柔軟に調整
- 通えない日があっても、それを責められることはありません
「決まった時間に決まったことをやる」必要はありません。
お子さん自身が「行きたい」「行ける」と思えたときに、無理のないペースで通えるしくみになっています。
校内教育支援センターが学校にない・合わない時の選択肢

校内教育支援センターは全国的に整備が進んでいますが、まだすべての学校に設置されているわけではありません。
また、設置されていても、お子さんに合うかどうかは利用してみないとわからない部分もあります。
ひかりすまいるアドバイザー校内教育支援センターが選択肢にならない場合は、学校外の支援を検討してみるのもひとつの方法です。
お子さんやご家庭の状況に合うものを、ゆっくり探していきましょう。
自宅から通えるオンラインフリースクール
外に出るのがしんどい時期や、まだ家から出るのが難しい段階のお子さんには、オンラインで通えるフリースクールという選択肢があります。
オンラインフリースクールの特徴は、次のような点ですね。
- 自宅から、自分の慣れた環境で参加できる
- 顔出し・声出しを強制しないところが多い
- 同じ境遇のお子さんと、ゆるやかなつながりが持てる
- 在籍校との連携で、出席認定に対応しているところもある
「家から出るのはまだ難しい、でも外の世界とのつながりは少しずつ持っておきたい」というご家庭にフィットしやすい選択肢です。

「学校に行けない日」も、家からつながれる学び場があります。
aini school 小中等部は、不登校のお子さまが安心して参加できるオンラインフリースクールです。
顔出しや発言を無理に求めず、朝のホームルーム・教科学習・マイクラやイラストなどの楽しい授業を通じて、少しずつ生活リズムや人とのつながりを取り戻しやすい環境が整っています。
- 小1〜中3に対応
- 平日9:00〜15:00に開校
- 教科学習+好きなことから学べる授業
- 出席扱い認定の取得サポートあり
学校外の居場所として、通学型フリースクール
「家以外の場所にも、安心して過ごせる居場所がほしい」というご家庭には、通学型のフリースクールという選択肢もあります。
通学型フリースクールの特徴は、次のような点です。
- お子さんのペースに合わせた個別の学習サポート
- 同じ境遇のお子さんとリアルに過ごせる時間
- スタッフが日々のお子さんの様子を見守ってくれる安心感
- 在籍校との連携で、出席認定に対応しているところもある
ただし、フリースクールは民間運営のため、月額の費用がかかります。
学研WILL学園は、学校が合わない・通う自信がないお子さんが、少人数の環境で過ごしやすい学園です。
小学6年生から高校生まで対応しており、学年や状況に合わせて課程や通い方を選べます。
通学・個別指導・メタバースなどに対応し、学習面だけでなく生活リズムや人間関係の不安にも寄り添います。
小・中学生の出席認定実績があり、高校生は高校卒業資格の取得を目指せる点も安心材料です。
- 対象:小学6年生・中学生・高校生
- 形式:通学・個別指導・メタバースなどに対応
- 雰囲気:少人数でアットホームな学園
- 支援:学習面・生活面・気持ちの面をサポート
- 進路:学校復帰・高校進学・高校卒業まで見据えた支援
学校外の教育支援センター(適応指導教室)
校内教育支援センターが学校にない場合や、「学校の中ではなく、別の環境で過ごしたい」と感じるお子さんには、学校外の教育支援センターという選択肢もあります。
- 自治体(教育委員会)が運営する公的な施設
- 無料で利用できる
- 出席扱いになりやすい
- 学習支援や心のケアを受けられる
校内教育支援センターと違って学校の外にあるため、「在籍校とは違う環境で過ごしたい」というお子さんに合いやすいですね。
校内教育支援センターについてよくある質問

校内教育支援センターについて、保護者の方からよくいただく質問をまとめました。
保護者の声利用前に、費用や出席扱い、教室復帰のことも確認しておきたいです。
校内教育支援センターでは勉強の遅れは取り戻せますか?
お子さんの状況によりますが、校内教育支援センターでは1人1台端末や個別の教材を使って、お子さんのペースで学習を進めていくことができます。
ただ、クラスの進度に追いつくこと自体を目的にする必要はありません。
校内教育支援センターでは、お子さんが取り組みやすい教科や課題から少しずつ学び続けることが大切にされています。
学習面の不安が大きい場合は、ご家庭で取り入れやすい学習教材や、オンラインフリースクールなどを併用するご家庭もあります。
お子さんの心の元気を大切にしながら、ご家庭の状況に合った形を選んでいけるとよいですね。
校内教育支援センターの利用に費用はかかりますか?
校内教育支援センターは学校が運営しているため、利用料は無料です。
教材費や給食費などは、通常の在籍校で必要になる範囲と同じ扱いになることが多いです。
校内教育支援センターの利用料自体は無料ですが、念のため学校に確認しておくと安心です。
経済的な負担を考えずに利用できるのは、公的支援である校内教育支援センターの大きな安心材料のひとつですね。
校内教育支援センターを利用すると、教室に戻れなくなりませんか?
その心配をされる保護者の方もいますが、校内教育支援センターは「教室に戻れなくする場所」ではありません。
校内教育支援センターは「教室に戻ること」を目的とした場所ではなく、お子さんが安心して過ごせる居場所として用意されている場所です。
国の方針も、ここ数年で大きく変わってきています。
文部科学省のCOCOLOプランでは、お子さんが安心できる場所で学びを続けられることが重視されており、教室復帰だけを目標とする考え方は見直されているのですね。
お子さんが安心できる環境で過ごすうちに、「教室に行ってみようかな」と思える日が自然と訪れるケースもあれば、別の道を選ぶケースもあります。
どちらが正解ということはなく、お子さんに合うペースを大切にしていけるとよいですね。
校内教育支援センターと「校内フリースクール」は同じですか?
地域や学校によって呼び方は違いますが、基本的に同じ役割の場所を指しています。
呼び方の例としては、次のようなものがあります。
- スペシャルサポートルーム(SSR)
- 校内フリースクール
- ステップルーム
- 校内別室
- 校内適応指導教室
国の制度上は「校内教育支援センター」が正式な呼び方ですが、自治体や学校によって独自の名称をつけているところも多くあります。
学校のおたよりや地域の資料で違う名前を見かけても、同じ場所を指していると考えていただいて差し支えありません。
ただし、「校内」がついている場所は学校の中、「校内」がついていない教育支援センターは学校の外と覚えておくとわかりやすいですね。
まとめ|校内教育支援センターは「学校の中のもう一つの居場所」

最後に、こちらの記事をまとめていきましょう。
こちらの記事では、
- 校内教育支援センター(スペシャルサポートルーム/SSR)の基本としくみ
- 別室登校・保健室登校・教育支援センター(適応指導教室)との違い
- 受けられる支援内容と、出席扱いの考え方
- 相談から利用開始までの流れ
- 学校にない・合わない場合の選択肢
などについてご紹介しました。
最後に、校内教育支援センターの基本情報をまとめておきますね。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 役割 | 教室に入りづらいお子さんが、学校の中で安心して過ごせる居場所 |
| 別名 | スペシャルサポートルーム(SSR)、校内フリースクール、ステップルームなど |
| 対象 | 主に公立の小学校・中学校に在籍するお子さん |
| 設置率 | 全国の公立小中学校の46.1%(12,712校/令和6年7月時点) |
| 費用 | 無料 |
| 出席扱い | 在籍校(校長)の判断 |
| 申し込み | 担任の先生への相談からスタート |
ここに注意!
学校によって運用や呼び方が異なります。詳しい運用については、お子さんが在籍する学校に直接ご確認ください。
校内教育支援センターは、教室に入りづらいお子さんが学校の中で安心して過ごせる居場所です。
利用料は無料ですが、設置状況や出席扱いの運用は学校によって異なります。
校内教育支援センターは「教室に戻ること」を目的にした場所ではなく、お子さんが今、安心して過ごせる場所として用意されているところです。
ひかりすまいるアドバイザーお子さんのペースを大切に、焦らずにご家庭に合った支援を選んでいけるとよいですね。
校内教育支援センターと並んで知っておきたい支援については、別の記事でも詳しくご紹介しています。
お子さんに合う居場所や支援の形は、一つずつ探していくことができます。
お一人で抱え込まず、信頼できる先生や相談機関、学校外の支援も視野に入れながら、ご家庭のペースで一歩ずつ進めていきましょう。















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