「学校に行けなくなってから、ずっと勉強していない…」
「このままで高校受験、間に合うのかな…」
「家でもできる勉強方法って、何かないのかな…」
結論からお伝えすると、学校に行けない時期があっても、中学生の勉強は少しずつ立て直していくことができます。
勉強の方法は、自宅でできるものから外部の支援までさまざまあり、この記事では代表的な12の方法を整理しています。
ただ、どの勉強方法がわが子に合うのか、出席扱いの制度や高校受験への影響はどうなるのか、調べることが多くて、何から始めればいいか迷ってしまいますよね。
保護者の声中学生の子が学校に行きづらくなって、勉強もほとんどしていなくて…このままで高校受験に間に合うのか心配です。
ひかりすまいるアドバイザーこの記事では、勉強を再開する前の準備から、お子さんに合う12の勉強方法、出席扱いや高校受験のことまで、まとめてご紹介しています。
今のお子さんに合う一歩を見つけるヒントにしてみてくださいね。
この記事では、これまで全国3,526校以上のフリースクール・不登校支援の情報をまとめてきたひかりすまいる編集部が、
- 不登校が増えている現状と勉強しない理由
- 勉強を再開する前に家庭で整えたい準備
- お子さんに合う12の勉強方法と選び方
- 出席扱い制度と高校受験・進学の進め方
- 保護者ができる関わり方と使える補助金
などについて詳しくご紹介します。
- 不登校の中学生でも勉強の遅れは取り戻せる|保護者さんに知ってほしい3つの事実
- 不登校の中学生は今どれくらいいる?最新データで見る現状
- 中学生が勉強しないのはなぜ?よくある4つの原因
- 勉強を再開する前に|家庭で整えたい4つの準備
- 不登校の中学生に合う勉強方法12選|自宅学習から外部支援まで
- 【タイプ別】お子さんの状態に合った勉強法の選び方
- 科目別の勉強法|国語・数学・英語・理科・社会の優先順位
- 出席扱い制度を活用しよう|7つの条件と申請の流れ
- 高校受験・進学を見据えた4つの勉強の進め方
- 保護者ができる7つの関わり方|やる気を引き出す声かけと環境づくり
- 経済的負担を減らすために|公的支援制度と補助金の活用法
- 不登校から学びを取り戻していったケース例
- 不登校の勉強に関するよくある質問
- まとめ|焦らず、お子さんに合った学びの形を見つけよう
不登校の中学生でも勉強の遅れは取り戻せる|保護者さんに知ってほしい3つの事実

「学校に行けないままで、勉強の遅れはもう取り戻せないのでは」と不安になりますよね。
ですが、不登校の中学生でも、学びを取り戻していく方法はいくつもあります。
まずは、保護者の方に知っておいてほしい3つの事実から整理していきますね。
「もう手遅れ」ではない|つまずいた地点まで戻れば取り戻していける
勉強は、今の学年から再開しなくて大丈夫です。
「何ヶ月も勉強していないから、もう手遅れかもしれない」と感じる親御さんは少なくありません。
ですが、学びは止まった地点から少しずつ積み直していけます。
特に数学や英語は、前の単元の理解が次につながる科目です。
今の学年に無理に合わせるよりも、つまずいた単元まで戻ってやり直すほうが、結果的に理解が早く進みます。
「どのくらいで取り戻せるか」はお子さんの状態や科目によって幅があります。
ひかりすまいるアドバイザー期間を区切って焦るよりも、まずは戻れる地点から始めることのほうが大切ですね。
学校に行けなくても、学びが評価される制度が整ってきている
学校に行けない時期があっても、その間の学びが評価されないわけではありません。
文部科学省は不登校支援について、「学校に登校するという結果のみを目標にするのではない」という方針を示しています。
実際に、自宅でICT(パソコンやタブレットを使った学習)を活用して学んだことが出席扱いになった小中学生は、令和6年度に1万3,261人。
欠席している間の学習の成果を学校の成績(指導要録)に反映した児童生徒は、8万1,467人にのぼります。
2024年には、欠席中の学習成果を成績評価に反映できることが、法令上さらに明確になりました。
学校に行けない時間も、学びとして残していける環境が整ってきています。
少しデータは古くなりますが、不登校を経験した子の多くが高校へ進学しているという文部科学省の調査結果もあります。
ひかりすまいるアドバイザー今は行けなくても、進路はちゃんと残されていると知っておくだけでも、気持ちが少し軽くなるかもしれません。
学校復帰よりも先に整えたい2つのこと
勉強や学校復帰を考える前に、先に整えておきたいことが2つあります。
1つ目は、心と体の回復です。
学校に行けない時期は、見た目以上にエネルギーを使い果たしていることが多く、まずは休養が必要なサインのこともあります。
2つ目は、安心して過ごせる居場所です。
家の中でも外でも、お子さんが「ここなら大丈夫」と思える場所があると、少しずつ気持ちが落ち着いていきます。
この2つが整ってくると、「ちょっとやってみようかな」という気持ちが自然と芽生えやすくなります。
ひかりすまいるアドバイザー勉強を急がせるより、まず生活と気持ちを整えることが先ですね。
不登校の中学生は今どれくらいいる?最新データで見る現状

学校に行けない子どもは、今どのくらいいるのでしょうか。
最新の文部科学省データから、現状を整理していきますね。
文部科学省の最新データに見る不登校の人数
学校に行けない子どもは、年々増えています。
文部科学省の令和6年度の調査によると、小・中学校で不登校の状態にある児童生徒は35万3,970人。
このうち中学生は21万6,266人にのぼります。
数字だけを見ると不安になるかもしれませんが、同じ悩みを抱えるご家庭が、それだけ多くあるということでもあります。
お子さんが学校に行きづらくなることは、決してご家庭だけで抱える問題ではありません。
不登校の背景は一つではない
学校に行けなくなる理由は、一つに絞れないことがほとんどです。
同じ調査では、学校や先生が把握した相談内容として、「学校生活でやる気が出ない」が30.1%、「生活リズムの不調」が25.0%、「不安や抑うつ」が24.3%と、いずれも高い割合を占めています。
これらは別々の問題ではなく、重なり合っていることが多いです。
ひかりすまいるアドバイザー「怠けている」のではなく、心身が疲れていたり、生活のリズムが崩れていたりと、いくつもの要因が積み重なった結果であることを、まず知っておけるといいですね。
「学校に行かない=学べない」ではない
一方で、気になるデータもあります。
不登校の小中学生のうち、38.3%は学校内外の専門的な相談や指導を受けていません。
つまり、「どこに相談すればいいかわからない」まま過ごしているご家庭が、まだ多いということです。
ですが、学校に行けない時期でも、自宅学習やフリースクール、教育支援センターなど、学び方の選択肢は確実に増えています。
「学校に行かない=学べない」ではない時代になってきています。
大切なのは、お子さんの今の状態に合う方法を、焦らず見つけていくことですね。
中学生が勉強しないのはなぜ?よくある4つの原因

お子さんが勉強から離れていると、「どう関わってあげればいいんだろう」と、何度も考えますよね。
すでにいろいろ調べたり、声のかけ方を工夫したりしている親御さんも多いと思います。
そのうえで、お子さんの中で何が起きているのかを少し知っておくと、関わり方の手がかりが見つかりやすくなります。
勉強しないことには、お子さんなりの理由があるからです。
文部科学省も、不登校の背景は一つではなく、休養や立て直しが必要な時期であることもあると示しています。
ひかりすまいるアドバイザーここでは、勉強から離れているときによく見られる4つの背景を見ていきますね。
学校への不安や疲れがエネルギーを奪っている
背景としてまず多いのは、「怠け」ではなく、心と体が疲れていることです。
学校に行けない時期は、本人もまわりが思う以上にエネルギーを使っています。
「行かなきゃ」という焦りや、「行けない自分」への落ち込みが、毎日少しずつ気力を削っていきます。
机に向かえないのは、やる気がないからではなく、今は心と体が休む時間を必要としているからです。
その時期を過ぎると、力は少しずつ戻ってくることもあります。
「勉強しても意味がない」と感じているサイン
「どうせやっても無駄」という言葉が出てきたら、先の見通しが立ちにくくなっているサインかもしれません。
学校から離れていると、「このまま勉強して何になるんだろう」と、勉強の意味を見失いやすくなります。
投げやりになっているのではなく、見通しが持てず、不安が大きくなっている状態です。
保護者の声このまま勉強して何になるんだろう。
裏を返せば、それだけお子さんが自分の将来を気にかけている、ということでもあります。
自己肯定感が下がって、学ぶ意欲が出てこない
学校に行けないことで、「自分はダメだ」と感じてしまう子は少なくありません。
中学生は、まわりと自分を比べやすい年代です。
同級生が学校に通っている中で、自分だけが行けないと感じると、自信をなくしてしまうことがあります。
自信がないと、「やってもどうせできない」と、勉強に踏み出す気持ちもしぼんでいきます。
ひかりすまいるアドバイザーただ、それはお子さんの力がなくなったわけではなく、今は自信が見えにくくなっている場合も多くあります。
親の焦りが、かえって逆効果になることもある
お子さんを思うからこそ、つい焦ってしまう。
それ自体は自然なことです。
ただ、その焦りが、結果として逆効果になってしまう関わり方もあります。
- 「勉強しなさい」と促してしまう
- 兄弟や同級生とつい比べてしまう
- 「このままだと将来どうするの」と先の不安を口にしてしまう
どれも、お子さんを心配する気持ちから出てくる、自然な反応です。
ただ、本人がすでに不安や自信のなさを抱えているときには、こうした言葉がかえってプレッシャーになってしまうことがあります。
勉強を再開する前に|家庭で整えたい4つの準備

勉強を再開するときは、いきなり教材を開くよりも、その前に家庭で整えておきたいことがあります。
焦らず取り組める4つの準備を見ていきますね。
昼夜逆転を直す|少しずつ生活リズムを整える
学校に行けない時期は、昼夜が逆転しやすくなります。
夜に起きて昼に眠る生活が続くと、体のリズムが乱れ、日中に勉強へ向かう力も出にくくなります。
ただ、無理に早起きをさせようとすると、かえって本人の負担になってしまいます。
まずは「起きる時間を15分だけ早める」など、小さな一歩から始めるのがおすすめです。
ひかりすまいるアドバイザーカーテンを開けて朝の光を浴びる、できる範囲で朝食を一緒にとるなど、生活の中で自然にリズムが戻るきっかけをつくれるといいですね。
一度にすべてを変えようとせず、少しずつで大丈夫です。
心身の回復を優先する|勉強よりも休養が必要なときもある
生活リズム以上に大切なのが、心と体の回復です。
学校に行けない状態が続いているときは、本人が思っている以上に疲れがたまっていることがあります。
朝なかなか起きられなかったり、好きだったことにも気が向かなかったり——こうした様子が見られるときは、まだ休養が必要な時期かもしれません。
そんなときは、勉強を一度わきに置いて、ゆっくり休ませることを優先して大丈夫です。
休むことは、立て直しのための大切な時間でもあります。
ひかりすまいるアドバイザーもし、気持ちの落ち込みが強く続くようであれば、スクールカウンセラーや地域の相談窓口など、専門家に相談してみるのも一つの方法です。
集中できる学習環境を整える|場所・時間・教材
勉強を再開するときは、集中しやすい環境を整えておくと、取りかかりやすくなります。
ポイントは、場所・時間・教材の3つです。
- 場所
- 時間
- 教材
場所は、テレビやゲームが目に入らない、静かなところを選ぶと集中しやすくなります。
時間は、「朝食のあと」など、毎日の生活の流れの中に組み込むと習慣になりやすいです。
教材は、今のお子さんの学力に合った、難しすぎないものを選ぶのがポイントです。
特に教材は、いきなり学年相当のものを用意すると「できない」が増えてしまいます。
ひかりすまいるアドバイザー少し簡単に感じるくらいのものから始めると、取り組みやすくなりますよ。
学習目標は「1日10分」から|ハードルを下げる
勉強を再開するときの目標は、できるだけ低く設定するのがコツです。
「1日1時間」「毎日ワークを5ページ」のように高い目標を立てると、達成できなかったときに「またできなかった」と落ち込み、続かなくなってしまいます。
最初は、「1日10分」「1問だけ」といった、拍子抜けするくらい小さな目標からでも大丈夫です。
小さくても毎日続けられると、「できた」という感覚が積み重なり、それが次への力になっていきます。
大切なのは、量よりも「続けられること」です。
物足りないくらいから始めて大丈夫ですよ。
不登校の中学生に合う勉強方法12選|自宅学習から外部支援まで

不登校の中学生が学べる方法は、自宅でできるものから外部の支援まで、たくさんあります。
ここでは12の方法を、それぞれの特徴と「どんなお子さんに向くか」で紹介していきますね。
費用は通う日数やコースによって変わるため、目安として捉えてください。
通信教育・タブレット学習(進研ゼミ・スマイルゼミ・すらら など)
自宅で取り組める代表的な方法が、通信教育やタブレット学習です。
進研ゼミ、スマイルゼミ、すららなどが知られています。
決まった時間に出かける必要がなく、自分のペースで進められるのが特徴です。
すららのように、学年にとらわれず、つまずいた単元まで戻って学べる教材もあります。
費用は、塾や家庭教師に比べると抑えやすい傾向があります。
サービスや学年によって変わるため、最新の料金は各社の公式サイトで確認してみてください。
サービスによっては、自宅での学習が出席扱いの対象になる場合もあります。
ひかりすまいるアドバイザー外に出かけるのがまだ難しい時期にも、検討しやすい方法です。
小中高の5教科に対応した無学年式のICT教材で、全国の在籍校で「出席扱い」の認定実績が豊富にあります。
AIが苦手分野を自動分析して個別カリキュラムを作ってくれるため、家庭学習でもつまずきにくい仕組みが整っています。
- 対象:小学生・中学生・高校生
- 料金:月額7,480円〜
- 出席扱い:対応(実績豊富)
不登校専門のオンライン家庭教師
オンライン家庭教師は、自宅にいながら、画面越しに先生とマンツーマンで学べる方法です。
中には、不登校のお子さんへの対応を専門にしたサービスもあります。
一人ひとりのペースや気持ちに合わせて進めてもらえるため、「集団は苦手だけれど、人と関わりながら学びたい」というお子さんに向いています。
勉強だけでなく、対話を通じて気持ちの面を支えてくれる先生もいます。
費用は、マンツーマンのため通信教育より高めになる傾向がありますが、サービスによって幅があります。
出席扱いに対応しているところもあるため、必要であれば申し込み前に確認しておくと安心です。
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- 対象:小学生・中学生・高校生に対応
- 料金:小学生1コマ1,320円〜・中学生1コマ1,870円〜
- 支援:学び直し・受験対策・進路の不安に対応
- 相談:不登校心理相談士による家庭サポートあり
- 制度:自宅学習を出席扱いとして申請可能
個別指導塾・学習塾
通える状態であれば、個別指導塾や学習塾も選択肢になります。
個別指導塾は、先生一人に生徒一人〜数人で、その子に合わせて教えてくれます。
決まった曜日・時間に通うことで、生活のリズムをつくりやすいという面もあります。
ただ、教室に通うことや、同年代の生徒と同じ空間で過ごすことに負担を感じるお子さんもいます。
ひかりすまいるアドバイザーまずは体験や見学で、お子さんが無理なく通えそうかを確かめておくと安心です。
費用は塾によって幅があり、通う回数やコースによって変わります。
オンライン学習塾
オンライン学習塾は、塾の指導をインターネット経由で受けられる方法です。
自宅にいながら、塾のカリキュラムや先生のサポートを受けられます。
通塾型の塾に比べて、外に出る負担が少なく、住んでいる地域に関係なく選べるのが特徴です。
映像授業を見る形式や、先生とやりとりしながら進める形式など、サービスによってさまざまです。
「塾の学びは受けたいけれど、教室に通うのはまだ難しい」というお子さんに向いています。
費用はサービスや受け方によって変わります。
校内教育支援センター(校内別室・スペシャルサポートルームなど)
校内教育支援センターは、通っている学校の中にある、教室とは別の部屋で過ごせる場所です。
スペシャルサポートルームなどと呼ばれることもあります。
教室には入りづらくても、「学校の中の別の部屋までなら行ける」というお子さんが、自分のペースで学習したり過ごしたりできます。
在籍校の中にあるため、先生とのつながりも保ちやすいのが特徴です。
文部科学省の調査では、校内教育支援センターを設置している学校は全国で1万5,874校、設置率は58.7%となっています。
ひかりすまいるアドバイザー在籍校に問い合わせて、利用できるかどうかを確認してみるとよいですね。

教育支援センター(適応指導教室)
教育支援センターは、教育委員会が設置・運営する公的な支援の場です。
適応指導教室と呼ばれることもあります。
学校とは別の場所で、少人数で学習したり、同じような状況の子と過ごしたりできます。
公的な機関のため、通った日が在籍校の出席扱いになりやすいのも特徴です。
費用は、自治体が運営しているため、無料または少額で利用できるケースが多いです。
ただし、運用は自治体によって異なるため、お住まいの地域の教育委員会に確認しておくと安心です。

フリースクール
フリースクールは、学校に行きづらいお子さんが、学校以外で過ごせる民間の居場所です。
運営方針は施設によってさまざまで、学習を中心にするところもあれば、体験活動や自由に過ごす時間を大切にするところもあります。
同じような状況の子や、家族以外の大人と関われる場でもあります。
ひかりすまいるでは、全国3,526校以上のフリースクール・支援情報を扱っています。
お住まいの地域から、お子さんに合いそうな場所を探せます。
費用は、通う日数や支援内容によって幅があります。
月1万円台から利用できるところもあれば、週3日以上通うコースや個別支援が手厚いコースでは月3万〜5万円前後になることもあります。
ひかりすまいるアドバイザー料金だけでなく、通える頻度や雰囲気もあわせて確認しておくと安心です。
通信制サポート校・通信制中学
通信制サポート校や通信制中学は、自宅学習を中心にしながら、学校のような形でサポートを受けられる選択肢です。
通信制サポート校は、主に通信制高校に通う生徒の学習や生活を支える民間のサポート機関です。
中学生向けには、通信制高校の中等部・フリースクール型のコース・オンラインスクールなどとして、進学準備や学習支援を行うところがあります。
登校の頻度を選べるところも多く、自分のペースで学びを進められます。
なお、日本の中学校は義務教育段階のため、一般的な「通信制中学」という選択肢は多くありません。
中学生の場合は、在籍校に籍を置いたまま、フリースクール・教育支援センター・オンライン学習・通信制高校の中等部などを組み合わせて学ぶケースが多いです。
ひかりすまいるアドバイザー学費はスクールによって幅があるため、気になるところは資料を取り寄せて、サポート内容とあわせて確認しておくとよいですね。

お子さんに合う通信制高校を診断して、まとめて無料で資料請求できます。
ズバット通信制高校比較は、全国の通信制高校から条件に合う学校を探せる比較サービスです。
エリア・通学スタイル・学びたい分野に合わせて、複数校の資料を一度に取り寄せられます。
不登校経験や体調不安がある方も、自分のペースで高校卒業を目指せる学校を見つけやすくなります。
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学びの多様化学校(不登校特例校)
学びの多様化学校は、不登校のお子さんの状況に合わせて、特別なカリキュラムを組んでいる学校です。
ひかりすまいるアドバイザー以前は「不登校特例校」と呼ばれていました。
通常の学校より授業時間を少なくしたり、体験的な学びを取り入れたりと、無理なく通える工夫がされています。
文部科学省によると、2026年4月の開校分を含め、全国で84校に拡大する見込みです。
正式な学校のため、通えば出席として認められます。
お住まいの地域に設置されているかは、自治体や教育委員会で確認できます。
自宅での独学(市販ドリル・参考書)
市販のドリルや参考書を使って、自宅で独学する方法もあります。
費用は教材費だけで済むため、抑えやすいのが利点です。
書店で実際に中身を見て、お子さんに合うものを選べます。
ただ、一人で計画を立てて進めるのは、大人でも難しいものです。
特に学校に行けない時期は、一人で勉強を続けるのは負担が大きいこともあります。
ひかりすまいるアドバイザー独学だけで抱え込まず、つまずいたときに質問できる相手がいると、続けやすくなります。
YouTube・無料動画教材
YouTubeや無料の動画教材も、勉強の入り口として役立ちます。
「とりあえず授業動画を見るだけ」なら、机に向かうより気軽に始められます。
中学生向けに、各科目の解説をわかりやすく配信しているチャンネルもあります。
無料で使えるため、まずは勉強に触れてみたいときに始めやすい方法です。
ただ、動画を見るだけだと、わかった気になっても定着しにくいことがあります。
ひかりすまいるアドバイザー気になる単元から少しずつ、問題を解く時間も取り入れていけるとよいですね。
家庭教師(訪問型・対面)
家庭教師には、先生が自宅に来てくれる訪問型(対面)もあります。
画面越しではなく、同じ部屋で隣に座って教えてもらえるため、オンラインより集中しやすかったり、わからないところをその場で聞きやすかったりします。
外に出るのが難しいお子さんでも、自宅でマンツーマンの指導を受けられるのが利点です。
費用は家庭教師やコースによって幅があります。
先生との相性も大きいので、可能であれば体験を受けてから決めると安心です。
12の勉強方法を比較表で整理|費用・出席扱い・向いている子
ここまでの12の方法を、費用・出席扱い・向いているお子さんのタイプで整理しました。
| 勉強方法 | 費用の目安 | 出席扱い | 向いているお子さん |
|---|---|---|---|
| 通信教育・タブレット学習 | 比較的抑えやすい(公式で要確認) | △(対応教材+要件しだい) | 自宅で自分のペースで進めたい |
| オンライン家庭教師 | サービスにより幅(マンツーマンで高めの傾向) | △(対応サービスなら可) | 人と関わりながら自宅で学びたい |
| 家庭教師(訪問型・対面) | 家庭教師により幅 | △(要確認) | 自宅で対面のサポートを受けたい |
| 個別指導塾・学習塾 | 通う回数・コースで変動 | △(要確認) | 通えそうで、決まったペースで学びたい |
| オンライン学習塾 | サービスにより変動 | △(要確認) | 塾の学びを自宅で受けたい |
| 校内教育支援センター | 在籍校内での取り組み | ○(なりやすい) | 教室は難しいが校内の別室なら行ける |
| 教育支援センター | 無料〜少額が多い(自治体差あり) | ○(なりやすい) | 学校外の公的な場で少人数で過ごしたい |
| フリースクール | 月1万円台〜5万円前後など幅広い | △(校長判断しだい) | 学校以外の居場所で過ごしたい |
| 通信制サポート校・通信制中学 | スクールにより幅 | 要確認 | 自宅中心で学校的なサポートも受けたい |
| 学びの多様化学校 | 公立は負担少なめ | ○(通えば出席) | 無理なく通える学校に通いたい |
| 自宅での独学 | 教材費のみで抑えやすい | △(要件しだい) | まず手元の教材から始めたい |
| YouTube・無料動画教材 | 無料 | △(要件しだい) | 気軽に勉強に触れることから始めたい |
※費用は通う日数やコース、サービスによって変わります。
最新の料金は各社・各施設の公式サイトや資料で確認してください。
※出席扱いは、最終的に在籍校の校長先生の判断になります。
通信教育やオンラインのサービスは、出席扱いに対応しているか、申し込み前に確認しておくと安心です。
費用や出席扱いだけでなく、お子さんが無理なく続けられそうかも大切な視点です。
ひかりすまいるアドバイザー気になる支援先は、お住まいの地域から探して、見学や資料で確かめてみてくださいね。
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※47都道府県792市町村 全国3,526校以上 のフリースクールを掲載中!
※市町村ごとの不登校支援・教育支援センターもまとめています
【タイプ別】お子さんの状態に合った勉強法の選び方

勉強方法はたくさんありますが、大切なのは「今のお子さんの状態に合うか」です。
ここでは、お子さんの様子をいくつかのタイプに分けて、合いやすい方法を整理しますね。
あくまで目安なので、当てはまりそうなものを参考にしてみてください。
外に出るのがまだ難しいお子さん|自宅で完結する方法から
家から出るのがまだ難しい時期は、自宅で完結できる方法から始めると無理がありません。
通信教育やタブレット学習、オンライン家庭教師、オンライン学習塾などが向いています。
どれも自宅にいながら取り組めるため、外出のハードルがありません。
まずは「人と関わらず、一人で進められるもの」から始めて、少し慣れてきたら、画面越しに先生と関わる方法に広げていく、という進め方もあります。
ひかりすまいるアドバイザーお子さんの今の状態に合わせて選べるとよいですね。
少人数なら外に出られるお子さん|学校以外の居場所も選択肢に
「大人数は難しいけれど、少人数なら外に出られそう」というお子さんには、学校以外の居場所も選択肢になります。
フリースクールや教育支援センターは、少人数で過ごせる場所です。
同じような状況の子や、家族以外の大人と関われる機会にもなります。
いきなり毎日通う必要はなく、週1回や、短い時間から始められるところもあります。
ひかりすまいるアドバイザー見学や体験で雰囲気を確かめてから決められると、お子さんも安心して通い始めやすくなります。
勉強より、人との関わりを求めているお子さん|居場所を優先する
「勉強そのものより、まず家以外に安心できる場所がほしい」というお子さんもいます。
そんなときは、学習を急がず、居場所として通える支援を優先するのも一つの考え方です。
フリースクールや教育支援センターには、自由に過ごせる時間を大切にしているところもあります。
人と関わる安心感が戻ってくると、その先で「少し勉強もしてみようかな」という気持ちが出てくることもあります。
順番は、お子さんによって違って大丈夫です。
高校受験を本格的に目指すお子さん|学習量を確保できる方法を
高校受験に向けて、しっかり学習を進めたいお子さんには、学習量を確保しやすい方法が向いています。
個別指導塾やオンライン家庭教師など、一人ひとりに合わせて指導してくれる方法は、受験対策との相性がよいです。
通信教育の中にも、受験を意識したコースがあります。
ひかりすまいるアドバイザーどれが合うかはお子さんによって違うので、状態に合わせて選んでみてください。
大切なのは、無理なく続けられる範囲で、必要な学習量を確保していくことです。
科目別の勉強法|国語・数学・英語・理科・社会の優先順位

勉強を再開するとき、5教科すべてを一度に進めようとすると、負担が大きくなってしまいます。
優先順位をつけて、取り組みやすい順に進めるのがおすすめです。
ここでは、科目ごとの進め方を整理しますね。
最優先は数学と英語|積み上げ式の科目から
まず手をつけたいのは、数学と英語です。
この2教科は、前に習った内容が次の学習につながる「積み上げ式」の科目です。
途中が抜けていると、その先がわかりにくくなるため、学習が空いた影響が出やすいという特徴があります。
逆にいえば、早めに取りかかって、つまずいた部分を埋めておくと、その後の学習が進めやすくなります。
ひかりすまいるアドバイザーほかの教科より優先して、少しずつ戻り学習を始めておくと安心です。
数学|どこでつまずいたかを見極めてから戻る
数学は、今の学年から始めるのではなく、つまずいた単元まで戻ることが大切です。
たとえば中2でつまずいていても、その原因が中1の内容にあることは珍しくありません。
まずは簡単な問題を解いてみて、「どこからわからなくなっているか」を確かめるところから始めます。
戻る場所がわかったら、その単元の基礎から順に進めていきます。
わからないところまで戻るのは遠回りに見えますが、基礎が身につくと、その先が理解しやすくなります。
英語|中1の文法と単語から立て直す
英語も、数学と同じように積み上げ式の科目です。
つまずきを感じている場合は、中1の文法と単語まで戻るのがおすすめです。
be動詞や一般動詞といった基本の文法、そして基礎的な単語が抜けていると、その先の長文や応用がわかりにくくなります。
単語は、一度にたくさん覚えようとせず、1日5個など、少しずつ積み重ねるほうが定着します。
ひかりすまいるアドバイザー文法も、薄めの基礎ドリルを1冊やり直すところから始めると、無理なく取り戻していけます。
国語|短い文章の読解と漢字で感覚を取り戻す
国語は、数学・英語ほど積み上げの影響は大きくありませんが、文章を読む感覚は、離れていると鈍りやすくなります。
まずは、短い文章の読解問題や、漢字の読み書きから始めると取り組みやすいです。
短い文章なら負担が少なく、「読める」「書ける」という感覚を取り戻すきっかけになります。
読書が好きなお子さんなら、好きな本を読むことも、立派な国語の学習です。
理科・社会|暗記中心なので、あとからでも取り戻しやすい
理科と社会は、数学・英語に比べて、暗記が中心の科目です。
積み上げの要素が少ないため、学習が空いた時期があっても、あとから取り戻しやすいという特徴があります。
受験が近づいてから集中して取り組む、という進め方もできます。
進めるときは、教科書や薄い参考書を読んで、重要な用語を覚えていくのが基本です。
一問一答形式の問題集や動画教材を使うと、暗記の負担を減らせます。
出席扱い制度を活用しよう|7つの条件と申請の流れ

学校に行けない間も、自宅での学習が「出席扱い」として認められる制度があります。
出席日数や高校受験を心配している親御さんにとって、知っておきたい仕組みです。
ここでは、制度の内容と、申請までの流れを整理しますね。
出席扱い制度とは|自宅学習が出席として認められる仕組み
出席扱い制度とは、不登校のお子さんが自宅などでICT(パソコンやタブレットを使った学習)を活用して学んだ場合に、一定の条件を満たせば、その日を在籍校の出席扱いにできる制度です。
文部科学省の通知にもとづく公的な仕組みで、義務教育段階の小学生・中学生が対象です。
令和6年度には、自宅でのICT等を活用した学習で出席扱いになった小中学生が1万3,261人にのぼり、年々増えています。
さらに2024年には、欠席している間の学習の成果を、学校の成績評価に反映できることも、法令上はっきりと示されました。
ひかりすまいるアドバイザー学校に行けない時間も、出席や成績として残していける環境が整ってきています。
文部科学省が定める7つの条件
自宅学習を出席扱いにするには、文部科学省が定める7つの条件を満たす必要があります。
- 保護者と学校が、十分に連携・協力できていること
- ICT(パソコン・タブレット等)や郵送・FAXなどを活用した学習であること
- 訪問などによる対面の指導が、適切に行われていること
- 学習の内容が、学校の教育課程に沿った計画的なものであること
- 校長先生が、学習の状況を十分に把握していること
- 学校外の公的機関や民間施設で相談・指導を受けられない場合の学習であること
- 学習の成果が、適切に評価に反映されること
出典:文部科学省「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱い等について」(令和元年10月)
すべてを満たす必要があり、難しく感じるかもしれません。
ポイントは、学校としっかり連携することと、学習の記録をきちんと残しておくことです。
出席扱いに対応している学習サービスの選び方
出席扱いをスムーズに認めてもらうには、学習サービス選びも大切です。
選ぶときは、次のようなところを確認しましょう。
- 学習の記録(履歴)が残せること
- 学習計画を立てられること
- 出席扱いのサポートや実績があること
特に「学習の記録が残せるか」は重要です。
校長先生が学習状況を把握しやすくなり、申請のときに学校へ示しやすくなります。
出席扱いに対応しているかは、申し込み前に各サービスへ確認しておくと安心です。
学校に相談するときの流れとポイント
出席扱いを希望するときは、次のような流れで進めるのが一般的です。
- まず担任の先生に相談する
- 家庭での学習方法や、学習計画を伝える
- 学習の記録を残し、学校と共有する
- 校長先生の判断で、出席扱いが認められる
最終的に出席扱いを認めるかどうかは、校長先生の判断になります。
学校によっては制度自体を知らないこともあるため、文部科学省の通知を一緒に示しながら相談すると、話が進めやすくなります。
「学校に切り出しにくい」と感じるときは、スクールカウンセラーや教育委員会など、相談できる窓口を間に入れる方法もあります。
お住まいの地域で出席扱いの相談ができる窓口や、対応している支援先を確認しておくと、いざというときに動きやすくなります。
高校受験・進学を見据えた4つの勉強の進め方

「不登校だと、高校に行けないのでは」と心配になりますよね。
ですが、不登校でも進学できる道はいくつもあります。
ここでは、進路の種類や、受験に向けた進め方を整理しますね。
不登校でも受験できる高校の種類
高校には、大きく分けて次のような種類があります。
- 全日制は、平日の昼間に毎日通う、もっとも一般的な高校です。
- 定時制は、夜間など時間帯を選んで通えるため、自分のペースで学びやすいのが特徴です。
- 通信制は、自宅学習を中心に、決められた登校日(スクーリング)を組み合わせて学びます。
登校の負担が少なく、不登校を経験したお子さんも多く通っています。
また、高校に通わずに進学を目指す道もあります。
高卒認定試験(高認)に合格すれば、高校を卒業していなくても、大学や専門学校の受験資格が得られます。
内申点が気になるときの進路の選び方
不登校だと、内申点が気になる親御さんは多いと思います。
ただ、内申点の影響の大きさは、進路によって変わります。
通信制高校や定時制高校の中には、学力検査や内申点よりも、面接や作文、本人のやる気を重視するところもあります。
また、欠席している間の学習成果が成績に反映される仕組みも整ってきているため、自宅学習の記録を残しておくことが、進路の選択肢を広げることにつながります。
ひかりすまいるアドバイザー内申点だけで進路が決まるわけではないと知っておけると、少し気持ちが楽になりますね。
中1・中2・中3|学年別の勉強の進め方
受験に向けた進め方は、学年によって変わります。
中1・中2のうちは、受験を急ぐより、基礎を立て直す時間にあてられます。
つまずいた単元まで戻ってやり直す余裕があるのは、この時期の強みです。
中3になったら、志望する高校の種類や、出願に必要な条件を早めに確認しておきます。
ひかりすまいるアドバイザー通信制や定時制など、選考方法は学校によってさまざまなので、説明会や資料で具体的に調べておくと安心です。
受験までの逆算スケジュール例
受験までの流れを逆算して整理しておくと、見通しが立てやすくなります。
あくまで一例ですが、次のような流れです。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 中3の春〜夏 | 志望校の情報を集め、学校の種類や条件を絞る |
| 中3の夏〜秋 | 見学・説明会に参加し、必要な学習や書類を確認する |
| 中3の秋〜冬 | 出願準備を進め、面接・作文がある場合は対策する |
| 中3の冬〜 | 出願・受験 |
このスケジュールは、お子さんの状態によって変わります。
間に合うか不安なときは、中学校の先生や、進路の相談ができる窓口に早めに相談しておくと、現実的な計画を立てやすくなります。
保護者ができる7つの関わり方|やる気を引き出す声かけと環境づくり

お子さんが勉強から離れているとき、親としてどう関わればいいのか、悩みますよね。
ここでは、家庭でできる7つの関わり方を、具体的にお伝えします。
どれも、お子さんを追い立てるためではなく、安心して過ごせるようにするための関わり方です。
勉強を強要しない|やる気が芽生えるのを待つ
まず大切なのは、勉強を無理に強要しないことです。
「勉強しなさい」と繰り返し言われると、お子さんは「またそれか」と心を閉ざしてしまい、かえってやる気をなくしてしまうことがあります。
特に、心や体が疲れている時期は、無理に机に向かわせても長くは続きません。
やる気は、安心できる環境が整ってくると、自然と芽生えてくることがあります。
ひかりすまいるアドバイザー「待つ」というのは、何もしないことではなく、お子さんが動き出せるタイミングを信じて見守ることです。
今は焦らず待つことも、立派な関わり方の一つです。
お子さんの興味から、学びにつなげる声かけ
勉強そのものを促すより、お子さんが好きなことや興味のあることから関わると、学びにつながりやすくなります。
たとえば、ゲームが好きなら「そのゲーム、どんな仕組みで動いてるの?」と聞いてみる。
動画が好きなら、一緒に見て感想を話す。
料理が好きなら、分量の計算や材料の産地が、算数や社会の話につながることもあります。
こうした何気ない会話が、「知ることって面白い」という感覚を思い出すきっかけになります。
ひかりすまいるアドバイザー「勉強させよう」と気負わず、まずはお子さんの世界に関心を向けるところから始めてみてくださいね。
小さな成功体験を積み重ねる
自信を取り戻すには、「できた」という小さな成功体験の積み重ねが助けになります。
最初の目標は、「1日1問」「5分だけ」など、達成しやすいくらい小さくして大丈夫です。
できたことをカレンダーに印をつけたり、短いメモに残したりすると、「これだけやれた」が目に見えて、自信につながりやすくなります。
大切なのは、結果よりも、取り組めたこと自体を認めてあげることです。
「やれたね」と一緒に喜ぶ時間が、次への一歩を支えてくれます。
兄弟や同級生と比べない
つい比べてしまいがちですが、兄弟や同級生との比較は、お子さんをさらに追い詰めてしまうことがあります。
「お兄ちゃんはできたのに」「みんなは学校に行っているのに」——こうした言葉は、本人が一番気にしている部分を刺激してしまいます。
たとえ励ますつもりでも、本人には「自分はダメだ」と響いてしまうことがあります。
比べる相手は、ほかの子ではなく、「昨日のお子さん自身」で十分です。
ひかりすまいるアドバイザー少しでも進めたことや、できるようになったことに目を向けてあげられるとよいですね。
親自身も、一人で抱え込まない
お子さんのことを考えると、親御さん自身も不安や孤独を感じやすくなります。
ですが、すべてを家庭だけで抱える必要はありません。
お住まいの地域の教育総合相談センターや教育相談窓口では、保護者だけでも相談できます。
同じ状況を経験した親同士のつながりや、不登校の親の会などが、支えになることもあります。
親御さんが少し肩の力を抜けることは、めぐりめぐって、お子さんの安心にもつながります。
一人で頑張りすぎないことも、大切な関わり方です。
専門家に相談するタイミング
「どうすればいいかわからない」と感じたときは、専門家に相談するタイミングかもしれません。
学校のスクールカウンセラーは、お子さんのことも、親御さんの悩みも相談できる相手です。
気持ちの落ち込みが強く続くようであれば、医療機関や、教育委員会の相談窓口も選択肢になります。
地域によっては、不登校に詳しい相談員がいる窓口もあります。
「相談するほどのことかな…」と迷うくらいの段階でも大丈夫です。
ひかりすまいるアドバイザー早めに頼ることで、気持ちが軽くなったり、次の見通しが立ったりすることがあります。
やってしまいがちな、気をつけたい関わり方
よかれと思っての関わりが、かえって負担になってしまうこともあります。
次のような対応は、少し気をつけられるといいですね。
- 「いつまで休むの」と先を急かす
- ほかの子と比べる
- 「勉強しなさい」と繰り返す
- 本人の気持ちを聞かずに、先回りで決めてしまう
- 学校の話題ばかり持ち出す
どれも、お子さんを思うからこそ、つい出てしまうものです。
気づいたときに、少しずつ見直していけば十分です。
完璧な対応を目指さなくても、お子さんに寄り添おうとする気持ちは、ちゃんと伝わっています。
経済的負担を減らすために|公的支援制度と補助金の活用法

フリースクールや塾などの費用は、ご家庭にとって大きな心配ごとですよね。
実は、自治体によっては、利用料の一部を補助する制度があります。
ここでは、経済的な負担を減らすために知っておきたい支援制度を紹介します。
フリースクール利用料の自治体補助制度
自治体の中には、フリースクールの利用料の一部を補助しているところがあります。
たとえば東京都は、フリースクール等の利用料に対して、月額最大2万円の助成を行っています(令和7年度)。
さらに北区では、東京都の助成に上乗せする形で、月額最大1万円の助成があります。
ただし、こうした補助があるのは一部の自治体に限られ、対象となる世帯やスクールに条件がある場合もあります。
ひかりすまいるアドバイザー補助があっても自己負担が残ることもあるため、金額や条件は、お住まいの自治体の公式情報で確認しておくことが大切です。
教育支援センターは無料〜少額で利用できることが多い
教育支援センター(適応指導教室)は、教育委員会が運営する公的な支援の場です。
公的な機関のため、無料、または少額で利用できることが多いのが特徴です。
送迎や教材などで一部費用がかかる場合もありますが、民間のフリースクールに比べると、費用の負担は抑えやすい傾向があります。
ただし、運用や費用は自治体によって異なります。
利用を考えるときは、お住まいの地域の教育委員会に確認しておくと安心です。
就学援助制度を活用する
就学援助制度は、経済的な理由で就学が難しいご家庭に、学用品費や給食費などの一部を援助する公的な制度です。
不登校に特化した制度ではありませんが、義務教育のお子さんがいるご家庭で、一定の所得などの条件を満たす場合に利用できます。
お住まいの市区町村が窓口になっています。
対象や援助の内容は自治体によって異なるため、詳しくは学校や市区町村の窓口で確認してみてください。
お住まいの地域の支援制度を調べる方法
支援制度は自治体ごとに大きく異なるため、まずはお住まいの地域の情報を調べてみることが大切です。
調べ方には、次のような方法があります。
- 市区町村の公式サイトで「フリースクール 助成」「不登校 支援」などで検索する
- 市区町村の教育委員会や子育て支援の窓口に問い合わせる
- 在籍校の先生やスクールカウンセラーに聞いてみる
「制度があるか分からない」段階でも、窓口に問い合わせれば教えてもらえます。
ひかりすまいるアドバイザーまずは一つ、調べてみるところから始められるとよいですね。
塾やオンライン学習で使える助成(大阪市の事例)
フリースクール以外にも、塾やオンライン学習など、学校外の学びに使える助成制度を設けている自治体もあります。
たとえば大阪市には「習い事・塾代助成事業」があり、塾や習い事の費用に対して、月額1万円を上限に助成しています(令和8年度からはデジタルクーポン方式)。
ただし、この制度は不登校に特化したものではなく、一定の所得条件を満たす子育て世帯が対象です。
同じような制度があるかどうかは自治体によって異なるため、お住まいの地域で確認してみてください。
補助金や支援制度は、地域や世帯の状況によって使えるかどうかが変わります。
お住まいの地域でどんな支援があるかを、早めに確認しておくと安心です。
不登校から学びを取り戻していったケース例

ここでは、不登校から学びを取り戻していった、よくあるケースを紹介します。
特定の個人の体験談ではなく、似た状況をもとにしたケース例ですが、「こんな進み方もあるんだ」と知る参考にしてみてください。
中2で学校に行けなくなり、通信制高校に進んだケース
中2の途中から学校に行けなくなり、しばらくは家で過ごす時間が続いたお子さんのケースです。
最初は勉強から離れていましたが、生活リズムが整ってきたころに、タブレット教材で少しずつ学習を再開しました。
中3では通信制高校の説明会に参加し、自分のペースで通える学校を選んでいきました。
「毎日通わなくてもいい」という安心感が、次の一歩につながることもあります。
オンライン学習で少しずつ学び、全日制を受験したケース
人と関わるのは苦手だけれど、マンツーマンなら大丈夫、というお子さんのケースです。
オンライン家庭教師を使い、つまずいていた数学と英語を、中1の内容まで戻ってやり直しました。
先生と画面越しに話すうちに、人と関わる安心感も少しずつ戻り、最終的に全日制高校を受験しました。
無理に集団へ戻そうとするのではなく、お子さんに合う形で学べたことが、力になったケースです。
フリースクールを居場所にしながら、学びを続けたケース
勉強よりも、まず安心できる居場所がほしい、という状態だったお子さんのケースです。
フリースクールに週何回か通い、同じような状況の子や、家族以外の大人と過ごす中で、少しずつ元気を取り戻していきました。
学習は急がず、本人のペースで進め、その後の進路にもつなげていきました。
居場所で安心できたことが、学びに向かう気持ちのきっかけになることもあります。
ケースから見えてくること
どのケースも、進み方やペースはさまざまです。
タブレット教材から始めた子もいれば、人との関わりの中で力を取り戻した子もいます。
大切なのは、ほかの子と同じ道をたどることではなく、お子さんに合うペースと方法を見つけていくことです。
ひかりすまいるアドバイザー今は動き出せていなくても、きっかけは、ふとした瞬間に訪れることがあります。
不登校の勉強に関するよくある質問

最後に、不登校のお子さんの勉強について、よくいただく質問にお答えします。
勉強する意味がわからない、と言われたら?
無理に「意味がある」と説得しなくて大丈夫です。
「意味がわからない」という言葉の裏には、先の見通しが持てない不安があることが多いです。
まずは気持ちを否定せず、「そう感じるんだね」と受け止めることから始めてみてください。
お子さんが興味を持てることから関わるうちに、学ぶ意欲が戻ってくることもあります。
スマホやゲームばかりで勉強しません。取り上げるべき?
取り上げるのは、おすすめしません。
スマホやゲームは、学校に行けないつらさの中で、本人にとって数少ない安心できる時間になっていることがあります。
無理に取り上げると、反発したり、よりどころを失ったりすることもあります。
時間のルールを一緒に決めるなど、関わり方を工夫するほうが、結果的にうまくいきやすいです。
勉強から離れている期間が長いときは、どう考えればいいですか?
過度に心配しすぎなくて大丈夫です。
学習から離れる期間が長くなると、勉強の遅れや、進路選びで工夫が必要になることはあります。
ただ、それは今からの関わりで十分に補えるものです。
大切なのは、焦って一気に取り戻そうとすることではなく、お子さんのペースで、できることから少しずつ始めていくことです。
今日できる小さな一歩で十分です。
フリースクールと教育支援センターの違いは?
運営している主体が違います。
教育支援センター(適応指導教室)は、教育委員会が運営する公的な支援の場で、無料〜少額で利用できることが多く、出席扱いにもなりやすいのが特徴です。
一方、フリースクールは民間が運営していて、学習中心・居場所中心など、方針がさまざまで、費用にも幅があります。
どちらが合うかは、お子さんの状態や、求めるものによって変わります。
塾とオンライン家庭教師、どちらが向いている?
お子さんが外に出られる状態かどうかが、一つの目安です。
通える状態なら、決まったペースで学べる塾も選択肢になります。
外に出るのがまだ難しい場合や、マンツーマンで気持ちに寄り添ってほしい場合は、オンライン家庭教師が向いています。
どちらも体験を受けてから決めると、相性を確かめやすいです。
学校との連絡はどう取ればいい?
担任の先生を窓口にするのが基本です。
連絡が負担なときは、電話ではなく連絡帳やメールにする、保護者だけで先生と話す時間をつくるなど、無理のない方法で大丈夫です。
出席扱いや学習の相談をしたいときは、スクールカウンセラーに間に入ってもらう方法もあります。
学校とのやり取りがつらいときは、無理に頻繁に連絡を取らなくても大丈夫です。
まとめ|焦らず、お子さんに合った学びの形を見つけよう

最後に、こちらの記事をまとめていきましょう。
こちらの記事では、
- 不登校でも、中学生の勉強の遅れは取り戻せること
- お子さんに合う12の勉強方法と、状態別の選び方
- 出席扱い制度の条件と、高校受験・進学の進め方
- 家庭でできる、保護者の関わり方
- 経済的な負担を減らす公的支援・補助金
などについてご紹介しました。
不登校の中学生の勉強は、自宅学習・外部支援・公的制度を組み合わせながら、お子さんの状態に合わせて少しずつ整えていくことが大切です。
学校に行けない時期の学びには、「これが正解」という一つの方法があるわけではありません。
自宅での学習を中心にする時期もあれば、フリースクールや教育支援センターなど、外部の支援を取り入れていく時期もあります。
お子さんの状態に合わせて、無理のない形を選んでいけます。
まずは、お住まいの地域にどんな支援先があるかを知ることから始めてみてください。
気になるフリースクールや支援機関が見つかったら、見学や資料請求で、雰囲気や費用を確かめてみるのもおすすめです。
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※市町村ごとの不登校支援・教育支援センターもまとめています
ひかりすまいるアドバイザーすぐに結果を求めず、お子さんのペースで進んでいけるとよいですね。
今日できる小さな一歩が、少しずつ次につながっていきます。
焦らず、ご家庭のペースで、お子さんに合う学びの形を一緒に見つけていけるとよいですね。





