「本人は修学旅行に行きたくないと言っている…」
「欠席させたら、あとで後悔しないだろうか…」
「学校には、いつまでに何を伝えればいいのだろう…」
不登校のお子さんが修学旅行に参加するかどうかに、すべてのご家庭に共通する正解はありません。
本人の気持ちと心身の状態を中心に、学校の参加条件や手続きを確認しながら、ご家庭で受け止められる形を考えることが大切です。
ただ、お子さん自身も気持ちを決められなかったり、学校にどこまで相談すればよいのか分からなかったりすると、親御さんも判断に迷いますよね。
保護者の声本人は「行きたくない」と言っていますが、本当に欠席でよいのか迷っています。
行かなかったことを、あとから後悔しないかも心配です。
ひかりすまいるアドバイザー修学旅行に行きたくない背景には、集団行動や宿泊、久しぶりに同級生と会うことなど、さまざまな負担が考えられます。
参加させる方法を急いで探すより、何が難しいのか、学校で確認しておくことは何かを分けて考えていきましょう。
この記事では、全国の不登校支援情報を調査してきたひかりすまいる編集部が、
- 修学旅行への参加・不参加を考えるときの判断軸
- 「行きたくない」と感じる主な背景
- 参加を考えている場合に確認したいこと
- 不参加時の手続きや当日の過ごし方
- 修学旅行をめぐる親御さんの向き合い方
などについてご紹介します。
不登校のお子さんは修学旅行に行くべき?判断は「本人の気持ち」から

不登校のお子さんが修学旅行に参加するかどうかは、「学校行事だから行くべき」「不登校だから参加しない」と一律に決められるものではありません。
本人の気持ちや心身の状態を中心にしながら、学校で調整できることも確認し、ご家庭で現実的な選択を考えていきます。
判断の中心に置きたいのは、本人の気持ちと心身の状態
修学旅行への参加を考えるときは、お子さん自身がどう感じているかを判断の中心に置きます。
学校を休んでいるお子さんのなかには、修学旅行にも行きたくないと感じている子がいます。
一方で、旅行先には興味があるものの、集団行動や宿泊には不安があるという場合もあります。
ひかりすまいるアドバイザー親御さんが「せっかくの機会だから参加してほしい」「行かなかったことを後悔しないだろうか」と考えるのも自然なことです。
ただ、参加すれば必ずよい経験になるとは限りません。
不参加を選んだことが、その後に大きく影響するとも一律にはいえません。
ここがポイント!
大切なのは、本人の気持ちを変えようとすることではなく、今の状態でどの程度の負担がかかるのかを確認することです。
また、本人の意思を尊重することと、「自分で決めて」と判断をすべて任せることは異なります。
体調や学校の対応、申込期限などは親御さんや学校が整理し、本人だけに結論を背負わせない形で考える必要があります。
全員参加は全国一律ではない|学校ごとに違う参加ルールの実態
修学旅行は学校行事ですが、全国共通で全員の参加が義務づけられているわけではありません。
文部科学省がまとめた地域ごとの実施基準を見ると、参加についての表現は次のように異なります。
- 原則として全員参加とする
- 大多数が参加できる行事とする
- 一定以上の参加人数を実施の目安とする
学校や自治体によって運用が異なるため、「学校行事だから必ず参加しなければならない」とは一律にいえません。
公益財団法人日本修学旅行協会の2024年度調査では、回答した中学校970校のうち、国内で修学旅行を実施した学校は93.8%でした。
ここに注意!
ただし、この数字は学校が修学旅行を実施した割合です。
不登校のお子さんを含む、一人ひとりの参加率を示した数字ではありません。
個別の参加条件や途中参加の可否、不参加時の扱いは学校ごとに異なります。
学校からの案内だけでは分からない場合は、担任や学年の担当者に確認する必要があります。
親子でまず確認しておきたい3つのこと
参加・不参加を決める前に、まずは次の3点を分けて考えます。
- 本人は参加をどう感じているか
- 現在の心身の状態で参加できそうか
- 学校で調整できることはあるか
本人が「行きたくない」と話している場合でも、すぐに理由を詳しく聞き出す必要はありません。
本人自身も、何が嫌なのかをうまく説明できないことがあります。
反対に「行く」と話していても、周囲に合わせようとして無理をしている場合もあります。
言葉だけでなく、修学旅行の話をしたときの様子や、普段の体調も判断材料になります。
学校でどのような調整ができるかによって、本人の受け止め方が変わる場合もあります。
ひかりすまいるアドバイザー参加か不参加かを急いで決めず、まずは学校側の対応も含めて情報を集めることが大切です。
修学旅行に行きたくない・迷っているときに考えたいこと

修学旅行が近づくなかで、お子さんが「行きたくない」と話したり、参加するか決められなかったりすることがあります。
行きたくない気持ちをすぐに変えようとせず、何に負担を感じているのかを考えることで、参加・不参加を判断する材料が見えてきます。
「行きたくない」理由は一つではない
修学旅行に行きたくないと感じる理由は、同級生との人間関係だけではありません。
修学旅行では、移動、班行動、食事、入浴、宿泊など、長い時間を集団で過ごします。
ひかりすまいるアドバイザー普段は学校に行けていないお子さんにとって、一人になりにくい環境そのものが負担になる場合もあります。
考えられる負担には、次のようなものがあります。
- 久しぶりに同級生と会うこと
- 班や部屋のメンバーと過ごすこと
- 決められた予定に合わせて動くこと
- バスや電車で長時間移動すること
- 食事や入浴を集団で行うこと
- 自宅以外の場所で眠ること
- 途中で帰りたくなった場合のこと
友人関係に大きな問題がなくても、人の多い場所や集団生活に疲れやすいお子さんもいます。
朝の集合や食事、入浴など、周囲からは気づきにくい場面が負担になっていることもあります。
理由をうまく言葉にできない場合は、繰り返し説明を求めるよりも、普段の体調や睡眠、外出時の様子も含めて考える必要があります。
行きたい気持ちと不安が混ざっていることもある
修学旅行への気持ちは、「行きたい」「行きたくない」のどちらかに明確に分かれるとは限りません。
本人が「行きたくない」と話していても、旅行先には興味がある、親しい友人とは過ごしたいと感じている場合があります。
反対に「行く」と話していても、親御さんを心配させたくない、周囲と違う選択をしたくないという気持ちが含まれているかもしれません。
場面によって気持ちが異なる場合もあります。
| 関心がある部分 | 負担になりやすい部分 |
|---|---|
| 行き先や見学場所 | 朝の集合 |
| 親しい友人との時間 | 班全体での行動 |
| 日中の活動 | 食事や入浴 |
| 自由時間 | 宿泊や就寝 |
旅行全体ではなく、場面ごとに見ていくと、本人が何に迷っているのかが分かる場合があります。
ただし、気持ちを細かく確認されること自体を負担に感じるお子さんもいます。
本人の様子を見ながら、日程や班編成など、学校から得られる情報もあわせて整理します。
修学旅行だけ参加するか迷っている場合
普段は学校に行けていなくても、修学旅行には参加したいと考えるお子さんもいます。
本人が希望する行事だけに参加するケースもありますが、久しぶりに学校の集団へ入ることは、想像以上の負担になる場合があります。
参加を検討するときは、次の内容を事前に確認すると、本人も当日の状況を想像しやすくなります。
- 班や部屋のメンバー
- 集合から解散までの流れ
- 途中で休める場所
- 困ったときに相談できる先生
- 難しい活動があった場合の対応
ここがポイント!
また、修学旅行に参加したことと、その後の通常登校は別の話です。
「修学旅行に参加したら、翌日から学校にも行かなければならない」と本人が感じている場合は、参加をためらう理由になることがあります。
ひかりすまいるアドバイザー修学旅行後の学校との関わり方についても、本人の状態に合わせて考えられることを学校と共有しておくと、参加への心理的な負担を抑えやすくなります。
本人が参加を考えている場合に確認しておきたいこと

お子さんに参加したい気持ちがあっても、修学旅行のすべての場面を問題なく過ごせるとは限りません。
参加方法を大きく変えることを前提にするのではなく、負担になりそうな場面と、学校が対応できる範囲を事前に確認しておくことが大切です。
負担になりそうな場面を確認する
修学旅行全体を「行けるか・行けないか」で考えると、本人も答えを出しにくくなることがあります。
実際には、行き先には興味があっても、次のような特定の場面に不安を感じている場合があります。
- 朝の集合場所へ行くこと
- バスや電車で長時間移動すること
- 班で行動すること
- 食事や入浴を集団で行うこと
- 同級生と同じ部屋で眠ること
- 体調が悪くなったときに休めないこと
本人が詳しく話せない場合は、すべての理由を聞き出す必要はありません。
「宿泊への不安が強そう」「人の多い場所では疲れやすい」など、普段の様子から分かる範囲を整理するだけでも、学校へ確認したい内容が見えてきます。
当日の相談先や休める場所を学校に確認する
修学旅行中に困ったとき、誰に相談できるのかが分かっていると、本人が当日の状況を想像しやすくなります。
事前に確認しておきたい内容には、次のようなものがあります。
- 本人が相談できる先生
- 体調が悪くなったときの対応
- 一時的に休める場所の有無
- 班や部屋で困った場合の相談方法
- 保護者へ連絡する基準
ただし、修学旅行中は引率できる先生の人数や利用できる場所に限りがあります。
ここに注意!
本人専用の部屋を用意するなど、希望どおりの対応が難しい場合もあります。
学校が実際に対応できる範囲を確認し、その内容を本人と共有しておくことが現実的です。
班や部屋について不安がある場合も、変更を前提に求めるのではなく、まずは本人の状況を伝え、学校側がどのように考えているかを確認します。
直前に参加が難しくなった場合の対応を確認する
修学旅行が近づくにつれて、不安や体調不良が強くなることがあります。
ひかりすまいるアドバイザー参加すると決めていても、当日の朝に家を出られない場合や、旅行中に体調を崩す可能性はあります。
事前に次の点を確認しておくと、急な変更があったときにも対応しやすくなります。
- 当日欠席する場合の連絡先
- 集合後に参加が難しくなった場合の対応
- 旅行中に体調を崩した場合の連絡方法
- 保護者の迎えが必要になる条件
- 欠席や途中帰宅に伴う費用の扱い
旅行先が遠方の場合は、保護者がすぐに迎えに行くことが難しいご家庭もあります。
親御さんの仕事やきょうだいの予定、移動手段も含めて、ご家庭で対応できる範囲を学校へ伝えておく必要があります。
参加すると決めたあとに気持ちが変わることもあります。
本人に参加を約束させるのではなく、変更が必要になった場合の手続きを確認したうえで、当日までの様子を見ていくことが大切です。
学校との確認と事前準備はどう進める?

修学旅行に参加する場合も、不参加にする場合も、学校への連絡や手続きが必要になります。
お子さんが不登校だから特別な対応を求めるのではなく、申込期限や費用、当日の流れなど、判断に必要な情報を確認していきます。
申込・変更・キャンセルの期限を確認する
修学旅行の申込期限やキャンセル料は、学校と旅行会社との契約によって異なります。
参加を迷っている場合は、学校から配布された案内や申込書で、次の点を確認します。
- 参加・不参加を伝える期限
- 申込後に変更できる期限
- キャンセル料が発生する時期
- 不参加時に返金される費用
- 修学旅行積立金の扱い
交通機関や宿泊施設の予約後は、参加しなくても一部の費用が返金されない場合があります。
ここに注意!
具体的な期限や返金額は学校ごとに異なるため、案内に記載がない場合は学校へ確認が必要です。
期限までに本人の気持ちが決まらない場合は、参加を迷っていることを伝え、いつまでに最終的な回答が必要かを確認します。
学校には参加の意向と必要な情報を伝える
学校へ連絡するときに、不登校になった経緯や家庭の状況をすべて説明する必要はありません。
修学旅行に関係する範囲で、次の内容を伝えます。
- 現在、参加するか迷っていること
- 参加または不参加の意向
- 健康面で学校に伝える必要があること
- 緊急時の保護者への連絡方法
参加する場合は、アレルギーや服薬、持病など、安全管理に必要な情報を学校へ伝えます。
集団行動や宿泊への不安がある場合も、学校に事情を共有することはできます。
ひかりすまいるアドバイザーただし、学校が個別に対応できるかどうかは、引率体制や旅行先の環境によって異なります。
特別な対応が受けられることを前提にせず、学校側から説明された内容をもとに、参加できる状態かを考えることが大切です。
当日の流れと連絡方法を確認する
参加する場合は、一般の案内に沿って、集合時間や持ち物、日程を確認します。
あわせて、次の点も把握しておくと、体調不良などがあった場合に対応しやすくなります。
- 集合場所と集合時間
- 当日の学校への連絡方法
- 体調不良時の基本的な対応
- 保護者へ連絡が入る場合
- 旅行中に帰宅が必要になった場合の流れ
修学旅行中の体調不良やけがへの対応は、不登校かどうかにかかわらず、学校が定めた方法に沿って行われます。
旅行先が遠方の場合、保護者の迎えが必要になる可能性もあります。
仕事やきょうだいの予定、移動手段を踏まえ、ご家庭で対応できる範囲も確認しておきます。
事前説明や持ち物の確認方法も学校によって異なります。
ひかりすまいるアドバイザー参加に必要な説明をどのように受けるのか分からない場合は、その点だけを学校へ確認します。
学校に特別な対応を求めることが目的ではなく、通常の参加条件や手続きを把握したうえで、本人が参加できる状態かを判断するための確認です。
参加しない選択をしたときの過ごし方と心の整理

修学旅行に参加しないと決めたあとも、本人や親御さんの迷いがすぐになくなるとは限りません。
当日の過ごし方を特別なものにするより、学校での扱いを確認し、本人が負担なく過ごせる形を考えておくことが大切です。
修学旅行当日はどう過ごす?
修学旅行に参加しない日の扱いは、学校によって異なります。
別の教室で課題に取り組む場合もあれば、家庭で過ごす場合もあります。
まずは、登校の必要があるか、課題が出るか、欠席として扱われるかを学校へ確認します。
家庭で過ごす場合は、無理に特別な予定を入れる必要はありません。
- 普段と同じように自宅で過ごす
- 体調に合わせて休む
- 学校から出された課題に取り組む
- 本人が関心を持つことをして過ごす
- 無理のない範囲で短時間外出する
修学旅行に行かなかった分、別の経験を用意しなければならないわけではありません。
ひかりすまいるアドバイザー同級生が旅行中であることを意識してつらくなる場合もあります。
学校やSNSの話題から少し距離を置きたいときは、本人の普段の過ごし方を優先します。
修学旅行に行かなかったことが、その後を決めるわけではない
修学旅行に参加しなかったあとに、「行けばよかった」と感じることはあるかもしれません。
一方で、無理に参加した場合にも、「参加しなければよかった」と感じる可能性があります。
どちらを選んでも、あとから別の気持ちが生まれることはあります。
ただ、修学旅行に行かなかったからといって、その後の人生が決まるわけではありません。
修学旅行は学校生活のなかの一つの行事です。
参加できなかったことが、これからの人間関係や進路、将来の可能性を決めるものではありません。
ここがポイント!
その時点では、参加しないことが本人の心身を守るために必要な判断だった場合もあります。
あとから気持ちが変わったとしても、当時の判断まで間違いだったことにはなりません。
親御さんも、「もっと参加を勧めるべきだったのでは」「早く不参加に決めすぎたのでは」と、自分を責めてしまうことがあります。
しかし、当時分かっていた体調や本人の気持ち、学校の状況をもとに考えた判断です。
ひかりすまいるアドバイザー過去の選択を何度も問い直すよりも、現在のお子さんがどのように過ごしているかに目を向けることのほうが大切です。
家庭以外とのつながりを考える選択肢もある
修学旅行に参加しないことと、学校外の活動を利用することは、直接結びつける必要はありません。
ただし、家庭で過ごす時間が続き、人との関わりや学習の機会が少なくなっている場合は、現在の状態に合う場所を探す選択肢があります。
- 教育支援センター
- フリースクール
- オンライン上の居場所
- 自宅から参加できる学習支援
- 地域の少人数活動
これらは、修学旅行の代わりとなる体験ではありません。
本人とご家庭が、今後の過ごし方や外とのつながりを考える際の選択肢です。
利用する場合も、複数の支援を無理に組み合わせる必要はありません。
費用や通いやすさ、本人が受け止められるかを確認し、ご家庭で続けられる範囲で考えます。
ここに注意!
なお、オンライン学習やフリースクールを利用しただけで、自動的に学校の出席扱いになるわけではありません。
義務教育段階の出席扱いは、学校との連携や活動内容などを踏まえ、在籍校の校長が判断します。
親としての向き合い方|迷いがあっても結論を急がない

修学旅行への参加をめぐって、親御さんが迷うのは自然なことです。
「行かせたほうがよいのでは」「欠席させて後悔しないだろうか」と考えても、すぐに答えが出るとは限りません。
親御さんの期待が負担になることもある
親御さんが参加を願っていると、その気持ちを本人が敏感に感じ取る場合があります。
「せっかくの機会だから」「修学旅行だけでも」といった言葉も、本人には参加を求められているように聞こえることがあります。
反対に、不参加を早く決めることで、本人が「もう行けない」と感じる場合もあります。
ここがポイント!
気持ちが揺れている段階では、参加・不参加のどちらかへ誘導するより、学校から得た日程や期限など、判断に必要な情報を共有する程度にとどめます。
親御さん一人で正解を出す必要はない
修学旅行への参加には、本人の気持ちだけでなく、体調、学校の運用、費用、ご家庭で対応できる範囲などが関わります。
ひかりすまいるアドバイザーすべてを親御さん一人で判断する必要はありません。
学校には、参加を説得してもらうのではなく、申込期限や当日の流れなど、必要な情報を確認します。
すでに相談機関や医療機関とつながっている場合は、現在の状態について相談することもできます。
参加・不参加のどちらを選んでも、あとから迷いが生まれることはあります。
その時点で分かる情報と本人の状態をもとに、ご家庭で受け止められる選択を考えることが大切です。
不登校のお子さんの修学旅行に関するよくある質問

修学旅行への参加や費用、学校での扱いについて、親御さんが迷いやすい点をまとめました。
修学旅行に参加したら、その後も学校に行かなければなりませんか?
修学旅行に参加したことによって、その後の通常登校が自動的に決まるわけではありません。
修学旅行は一つの学校行事であり、参加後の登校については、本人の心身の状態を踏まえて別に考えます。
参加を学校復帰と結びつけすぎないことが大切です。
修学旅行に参加しない場合、費用や積立金はどうなりますか?
返金される金額は、学校や旅行会社との契約、欠席を伝えた時期によって異なります。
交通費や宿泊費など、すでに手配された費用は返金されない場合もあります。
学校から配布された書類を確認し、不明な点は学校へ問い合わせます。
就学援助で修学旅行費の支給を受けている場合も、自治体によって取り扱いが異なるため、学校や自治体への確認が必要です。
親が付き添って参加することはできますか?
保護者の付き添いが可能かどうかは、学校の引率体制や安全管理、旅行会社との契約によって異なります。
一般的な参加方法ではないため、付き添いを前提にはできません。
付き添いが必要と考えられる事情がある場合は、対応の可否を学校へ確認します。
修学旅行に参加できなくても出席扱いになりますか?
修学旅行を欠席した日の扱いは、学校へ確認が必要です。
全国一律に出席扱いになる制度はありません。
一方、義務教育段階では、一定の要件を満たした学校外の活動や自宅でのICT学習を、校長の判断で出席扱いにできる制度があります。
ただし、この制度と修学旅行当日の欠席は別の話です。
自宅学習をしただけで、自動的に出席扱いになるわけではありません。
修学旅行のことを相談できる場所はどこですか?
まずは、担任や学年主任など、修学旅行の予定や手続きを把握している先生が確認先になります。
本人の不安や体調について相談したい場合は、養護教諭やスクールカウンセラーへ相談する方法もあります。
学校へ相談しにくい場合は、教育委員会の相談窓口や教育支援センターなど、学校外の窓口も利用できます。
まとめ

最後にこちらの記事をまとめていきましょう。
こちらの記事では、
- 修学旅行の判断は本人の気持ちと状態を中心に考える
- 「行きたくない」理由は集団行動や宿泊などさまざま
- 参加する場合は通常の条件や当日の対応を確認する
- 不参加時はキャンセル期限や費用の扱いを確認する
- 修学旅行に行かなかったことだけで、その後は決まらない
などについてご紹介しました。
| 確認したいこと | 内容 |
|---|---|
| 判断の中心 | 本人の気持ちと心身の状態 |
| 参加を考える場合 | 日程・当日の流れ・体調不良時の対応 |
| 不参加にする場合 | 連絡期限・キャンセル料・積立金の扱い |
| 当日の過ごし方 | 学校の案内を確認し、普段に近い形で過ごす |
| 主な相談先 | 担任・学年主任・養護教諭・スクールカウンセラー |
修学旅行は、学校生活のなかで大きな行事の一つです。
そのため、参加しないと決めることに、本人も親御さんも迷いを感じるかもしれません。
ただ、修学旅行に行かなかったからといって、その後の人間関係や進路、人生まで決まるわけではありません。
反対に、無理に参加することが、必ずよい経験につながるとも限りません。
ひかりすまいるアドバイザー参加・不参加のどちらを選んでも、あとから別の気持ちが生まれることはあります。
その時点で分かる情報と本人の状態をもとに考えた選択であれば、あとから気持ちが変わったことだけで、当時の判断が間違いだったとはいえません。
学校には特別な対応を前提に求めるのではなく、参加条件や期限、費用、当日の対応など、判断に必要な情報を確認します。
修学旅行は一度きりでも、お子さんがこれから経験できることは修学旅行だけではありません。
参加したかどうかだけにとらわれず、今のお子さんが受け止められる形を、ご家庭のペースで考えていきましょう。



