「夏休みが終わるのに、子どもが学校の話を避けている…」
「9月1日に学校へ行きたくないと言われたら、休ませていいの…」
「いつもと様子が違うけれど、どこに相談すればいい…」
「9月1日」は夏休み明けの時期として注目されますが、始業日は地域や学校によって異なります。
夏休みの終わりから新学期が始まってしばらくの間に、お子さんのつらさが強く表れているときは、登校を急ぐより、まず心身の安全を確保することが大切です。
文部科学省の調査では、2024年度の小・中学校における不登校児童生徒数は35万3,970人でした。
厚生労働省の分析では、小中高生の自殺者数は8月後半から増え、9月1日に多くなる傾向がある一方、地域によって増加する時期に差があることも示されています。
9月1日だけでなく、夏休み明け前後のお子さんの変化を見守ることが大切です。
保護者の声夏休みの終わりが近づいてから、子どもの表情が暗くなりました。
「学校に行きたくない」と言われたら、休ませてもよいのでしょうか。
ひかりすまいるアドバイザー強い不安や体調不良が出ている朝は、その日は休ませて安全を優先して構いません。
理由を急いで聞き出すよりも、食事や睡眠、表情などの変化を見ながら、必要に応じて学校や相談窓口につなげていきます。
この記事では、全国のフリースクールや不登校支援情報を調査してきたひかりすまいる編集部が、
- 9月1日前後に心が揺れやすい背景
- 見逃したくない心と体のSOSサイン
- 学校に行きたくないと言われたときの対応
- 親御さんやお子さんが頼れる相談窓口
などについてご紹介します。
「9月1日 不登校」がこわいと感じるのはなぜ?夏休み明けに増える背景

9月1日前後は、夏休み中に見えにくかった不安や心身の不調が表れやすい時期です。
ただし、注意したいのは9月1日という1日だけではありません。
夏休みの終わりから新学期が始まったあとの数週間を含めて、お子さんの変化を見ていくことが大切です。
「9月1日問題」とは|夏休み明けに子どもの心が揺れやすい理由
「9月1日問題」とは、夏休み明けの時期に、子どもの心身の不調や登校への不安が強く表れやすいことを指す言葉です。
夏休み中は学校から離れて過ごせても、新学期が近づくと、次のような負担が一度に戻ってくることがあります。
- 朝起きて登校する生活への切り替え
- 友人や先生との関係への不安
- 宿題や授業についていけるかという心配
- テストや成績、進路への重圧
- 教室や集団生活に戻ることへの緊張
文部科学省の2024年度調査では、学校側が把握した不登校に関する相談や状況として、「学校生活に対してやる気が出ない」が30.1%、「生活リズムの不調」が25.0%、「不安・抑うつ」が24.3%となっています。
ひかりすまいるアドバイザー夏休み明けは、生活リズムの変化だけでなく、学校生活へのさまざまな心配が重なる時期です。
そのため、登校前日の夜や当日の朝になって、腹痛や頭痛、眠れない、起きられないといった形でつらさが表れることもあります。
「夏休み中は元気だったのに、急に様子が変わった」と感じる場合もありますが、夏休みの終わりが近づくまで、不安を表に出せなかった可能性もあります。
なぜ「命に関わる日」と言われるのか|親が知っておきたいこと
9月1日が「命に関わる日」と言われるのは、18歳以下の自殺が、学校の長期休業明けに増える傾向が確認されているためです。
文部科学省は、過去の統計から9月1日に児童生徒の自殺者数が顕著に多いことを示し、夏休み前から休み明けにかけて、子どもの小さな変化を見逃さないよう呼びかけています。
警察庁の統計では、2025年に自殺で亡くなった小学生・中学生・高校生は538人でした。
ひかりすまいるアドバイザーただ、自殺の背景は学校生活だけで説明できるものではありません。
友人関係や学習、進路、家庭での出来事、心身の不調など、複数の要因が重なっているケースがあります。
そのため、「9月1日だけ気をつければよい」ということではありません。
8月末から10月ごろにかけて、次のような変化がないかを見ていく必要があります。
- 表情や会話が少なくなった
- 食事や睡眠の状態が変わった
- 学校の話題を強く避けるようになった
- 「消えたい」「もう無理」などの言葉が出た
- 自分の大切な物を人に渡し始めた
変化が見られたときに、親御さんだけで理由を突き止める必要はありません。
学校への連絡が難しい場合は、自治体の相談窓口や24時間対応の電話相談など、家庭の外へ相談する方法もあります。
出典:警察庁「自殺者数」
見逃したくない、お子さんのSOSサイン

お子さんのつらさは、「学校に行きたくない」という言葉だけに表れるとは限りません。
睡眠や食欲、体調、表情など、普段との小さな違いとして表れることがあります。
夏休みの終わりから新学期にかけては、家庭で見える変化にも目を向けることが大切です。
体や生活に出るサイン|食欲・眠れない・頭痛や腹痛
心の負担は、本人が理由を説明できなくても、体調や生活リズムの変化として表れることがあります。
夏休み明けに見られる主なサインは、次のとおりです。
- なかなか眠れない
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝起きられなくなった
- 食欲が落ちた、または急に増えた
- 頭痛や腹痛を繰り返している
- 吐き気やめまいを訴える
- 体がだるそうで動けない
- 学校の前日や朝に体調を崩す
頭痛や腹痛があっても、検査では原因が見つからないことがあります。
その場合も仮病と決めつけず、学校への不安や緊張が体に表れている可能性を考える必要があります。
ひかりすまいるアドバイザー特に、学校が始まる日が近づくにつれて症状が強くなる場合や、休日には落ち着く場合は、心の負担が関係していることもあります。
ただし、体調不良には病気が隠れている可能性もあります。
症状が続く場合や、食事や水分が取れないほどつらそうな場合は、医療機関への相談も検討してください。
言葉や行動に出るサイン|「行きたくない」以外の小さな変化
お子さんが学校への不安を言葉にできないときは、表情や行動が変わることがあります。
たとえば、次のような変化です。
- 学校の話題を避けるようになった
- 宿題や制服を見ると機嫌が悪くなる
- 口数が減り、ぼんやりしている時間が増えた
- 家族との会話や食事を避ける
- 友人との連絡を取らなくなった
- 外出や好きだった活動を嫌がる
- 急にイライラしたり、怒りっぽくなったりする
- 「どうでもいい」「何をしても無駄」と話す
- 身の回りの物を片づけたり、人に渡したりする
2024年度の不登校要因に関する調査では、体調不良や不安、睡眠の乱れなどについて、本人や保護者と教師の認識に大きな差が見られました。
家庭では見えていても、学校では気づかれていない変化があります。
「学校では普通に過ごしていると言われたから」と、ご家庭での違和感を打ち消す必要はありません。
「消えたい」「いなくなりたい」「朝が来るのが怖い」「もう全部終わりにしたい」といった言葉が出た場合は、冗談や一時的な発言として流さないことが重要です。
「いつもと違う」と感じたら、どうすればいい?
「何があったのか」をすぐに聞き出すよりも、まずは体調や生活の変化を確認します。
お子さんが話せない様子であれば、答えを求め続ける必要はありません。
ひかりすまいるアドバイザー「最近、眠れていないように見える」「朝になるとお腹が痛くなるね」など、親御さんが気づいた変化を静かに伝える方法もあります。
変化を整理するときは、次のような内容を簡単に記録しておくと、相談先に状況を伝えやすくなります。
- 変化が始まった時期
- 睡眠や食事の状態
- 頭痛や腹痛が出る時間
- 学校の話題への反応
- 本人が口にした言葉
- 学校行事や新学期との関係
心身の不調が続く場合は、親御さんだけで学校の先生やスクールカウンセラー、自治体の相談窓口に相談しても構いません。
お子さんが相談に行きたがらなくても、ご家庭だけで抱える必要はありません。
「死にたい」「消えたい」という発言がある、自分を傷つけている、具体的な準備をしているなど、命の危険が心配な場合は、一人にせず、医療機関や緊急窓口につないでください。
「学校に行きたくない」と言われたら|その場で答えを出さなくてもいい

お子さんから「学校に行きたくない」と言われたとき、登校させるべきか、休ませるべきか迷う親御さんは少なくありません。
ただ、必要な対応は、お子さんの体調や心の状態、学校で起きていることによって変わります。
その場で親御さんだけが正解を決めるのではなく、まず現在の状態を整理していくことが大切です。
登校する・休むを、その場で二択にしなくていい
学校に行きたくない理由やつらさの程度は、お子さんによって異なります。
頭痛や腹痛、強い不安、眠れない状態などが表れている場合は、心身への負担を考える必要があります。
一方で、教室には入れなくても、別室や保健室、短い時間の登校であれば負担を抑えられる場合もあります。
ここがポイント!
その日の登校についての判断と、これから学校とどうつながるかは、分けて考えることができます。
教育機会確保法では、不登校のお子さんに休養が必要な場合があることが示されています。
文部科学省も、支援の目標を登校という結果だけに置かず、一人ひとりの状況に応じて考える方針を示しています。
学校へ行くか、完全に休むかだけではなく、現在の状態に合う過ごし方を、学校や相談先と確認していく考え方があります。
声かけは「正しい言葉」よりも、負担を増やさないことを意識する
お子さんへの声かけに、すべてのご家庭に当てはまる正解はありません。
学校に行きたくない理由を本人も説明できない場合や、言葉にすること自体が負担になっている場合もあります。
そのため、すぐに原因や今後の予定を確認しようとすると、さらに話しにくくなることがあります。
ひかりすまいるアドバイザー大切なのは、登校するかどうかの結論を急がせず、本人が話せる範囲を見ながら状況を確認することです。
会話が難しい場合は、睡眠や食事、表情、体調など、言葉以外に表れている変化も判断材料になります。
親御さんが一人で理由を聞き出す必要はありません。
必要に応じて、学校の先生やスクールカウンセラー、医療機関などに家庭での様子を共有する方法もあります。
避けたい言葉・反応|よかれと思って言いがちなこと
親御さんに焦りや不安があると、登校を促したり、理由を確認したりする言葉が増えることがあります。
特に、次のような反応は、お子さんが自分のつらさを否定されたと感じる場合があります。
- ほかのお子さんと比べる
- 努力不足や甘えと決めつける
- 将来への影響を強く伝える
- 理由をその場で説明させる
- いつまで休むのか期限を求める
- すぐに今後の登校予定を決める
親御さんが将来や勉強の遅れを心配するのは自然なことです。
ひかりすまいるアドバイザーただ、心身の不調が強く表れている場面では、進路や成績の話を一度に重ねると、お子さんの負担が増えることがあります。
学校との連絡や今後の過ごし方は、本人の状態を見ながら、周囲の支援者と一緒に考えていくこともできます。
「消えたい」「いなくなりたい」など、命に関わる言葉が出ている場合は、家庭内の声かけだけで対応しようとせず、医療機関や公的な相談窓口につなぐ必要があります。
9月1日前後に利用できる相談窓口と支援先

夏休み明けの不調には、学校生活だけでなく、心身の状態や家庭での出来事など、複数の背景が関係している場合があります。
家庭や学校だけでは状況を整理しにくいときに利用できる、公的な相談窓口や支援先があります。
お子さん本人だけでなく、親御さんから相談できる窓口もあります。
今すぐ・命が心配なときに確認できる公的窓口
「死にたい」「消えたい」という言葉が出ている、自分を傷つけている、具体的な方法や準備があるなど、差し迫った危険がある場合は、通常の相談窓口だけでなく、救急や警察などによる緊急対応が必要になることがあります。
どの窓口へ相談すればよいかわからない場合は、次の公式ページから、相談内容や受付方法に合う窓口を確認できます。
相談窓口:厚生労働省「まもろうよ こころ」
電話だけでなく、SNSやチャットで利用できる相談先も案内されています。
相談窓口:文部科学省「子供のSOSの相談窓口」
子ども本人や保護者が利用できる電話・SNS相談のほか、休日や夜間に対応している窓口も探せます。
ここに注意!
相談先の電話番号や受付時間は変更される場合があるため、利用時に公式ページで最新情報をご確認ください。
学校・自治体で相談できる窓口
不登校や夏休み明けの不調について相談できる先は、担任の先生だけではありません。
学校や自治体には、次のような相談先があります。
- スクールカウンセラー
- スクールソーシャルワーカー
- 教育委員会の教育相談窓口
- 教育支援センター
- 児童相談所
- 保健所や精神保健福祉センター
スクールカウンセラーは、子どもや保護者の心の悩みに関する相談を受ける専門職です。
スクールソーシャルワーカーは、学校と家庭、福祉などの関係機関をつなぐ役割を担います。
教育支援センターは、教育委員会などが設置している公的な支援機関です。
主に学校に行きづらい小・中学生を対象として、相談や学習支援、体験活動などを行っています。
地域ごとの相談先は、文部科学省のページから確認できます。
こども家庭庁の公式サイトでも、心の悩み、いじめ、虐待、人権侵害など、相談内容や都道府県から窓口を探せます。
相談窓口:こども家庭庁「相談窓口」
お子さん本人が相談の場へ行くことが難しい場合でも、親御さんから相談できる窓口があります。
国の取組|COCOLOプランと相談窓口の整備
文部科学省は2023年3月、「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策」、通称COCOLOプランを公表しました。
COCOLOプランでは、主に次の方針が示されています。
- 学校以外も含めた学びの場を確保する
- 心の小さなSOSを把握し、学校全体で支援する
- 子どもが安心して過ごせる学校づくりを進める
文部科学省の公式ページでは、COCOLOプランの内容に加えて、不登校に関する地域の相談窓口や、子どものSOS相談窓口も案内されています。
学校以外の学びや居場所の選択肢

学校への登校が難しい時期にも、家庭以外で過ごせる場所や、自宅で続けられる学び方があります。
ただし、すぐに新しい場所を決める必要はありません。
お子さんの心身の状態と、ご家庭が無理なく続けられるかを確認しながら考えることが大切です。
フリースクール(通学型・オンライン型)という居場所
フリースクールは、学校に行きづらいお子さんが、学校以外で過ごしたり学んだりできる民間の施設です。
活動内容や通い方は施設によって異なり、主に次のようなタイプがあります。
- 決まった施設へ通う通学型
- 自宅から参加するオンライン型
- 学習支援を中心に行う施設
- 交流や体験活動を中心に行う施設
毎日通うことを前提とせず、週に数日や短い時間から利用できる施設もあります。
一方で、利用料や交通費、送迎、保護者との面談など、ご家庭にかかる負担は施設ごとに異なります。
通学型の施設を検討するときは、活動内容だけでなく、通学時間や利用頻度、休んだ場合の対応も確認する必要があります。
オンライン型は外出が難しい時期にも利用しやすい一方、画面越しの活動が負担になるお子さんもいます。
フリースクールは、すべてのお子さんに合う場所ではありません。
ひかりすまいるアドバイザー利用するかどうかを急がず、資料や公式サイトで過ごし方を確認する方法もあります。
家で学びを続けたいとき|オンライン家庭教師・ICT教材
外出が難しい時期には、オンライン家庭教師やICT教材を使って、自宅で学習する方法もあります。
オンライン家庭教師は、先生と1対1で学ぶ形式が中心です。
学年より前の単元へ戻ったり、理解しにくい部分だけを扱ったりできるサービスもあります。
ICT教材は、タブレットやパソコンを使って学習を進める教材です。
動画授業、問題演習、学習記録など、サービスによって機能が異なります。
ただし、学校へ行けない時期には、勉強について考えること自体が負担になっている場合があります。
教材を用意すれば一人で学習を続けられるとは限らないため、現在の状態に合うかを確認する必要があります。
ひかりすまいるアドバイザー小学生・中学生の場合、一定の要件を満たせば、学校外での学習や自宅でのICT学習が、在籍校の出席扱いや成績評価の対象になる場合があります。
最終的な判断は在籍校が行うため、利用する教材や学習内容を含めて個別に確認が必要です。
高校生は、小・中学生と同じ出席扱い制度ではありません。
欠席、単位認定、学校外での学習の扱いは学校ごとに異なるため、在籍校への確認が必要になります。
小中高の5教科に対応した無学年式のICT教材で、全国の在籍校で「出席扱い」の認定実績が豊富にあります。
AIが苦手分野を自動分析して個別カリキュラムを作ってくれるため、家庭学習でもつまずきにくい仕組みが整っています。
- 対象:小学生・中学生・高校生
- 料金:月額7,480円〜
- 出席扱い:対応(実績豊富)
選ぶときは焦らず、お子さんの様子を最優先に
夏休み明けに学校へ行けなくなった直後は、親御さんも「代わりの場所を早く探さなければ」と感じることがあります。
しかし、フリースクールやオンライン学習の情報を一度に伝えることが、お子さんの負担になる場合もあります。
学校以外の選択肢を考えるときは、次の点が判断材料になります。
- 現在の心身の状態
- 外出や人との会話が負担にならないか
- 学習に取り組める状態か
- 本人が受け止められる活動内容か
- 費用や通学、送迎を続けられるか
- 利用できない日が続いた場合も相談できるか
学校内にも、保健室、別室、校内教育支援センター、短時間の登校など、教室以外の過ごし方が用意されている場合があります。
学校へ戻るか、学校外の場所を選ぶかをすぐに決めるのではなく、現在のお子さんが利用できるつながりを確認していく考え方が現実的です。
9月1日・夏休み明けの不登校に関するよくある質問

9月1日前後の登校や家庭での過ごし方について、親御さんからよく聞かれる疑問をまとめました。
お子さんの状態や学校の状況によって対応は異なるため、一律の正解ではなく、判断するときの考え方としてご覧ください。
「学校に行きたくない」と言われたら、その日は休ませてもいいですか?
強い不安や頭痛、腹痛などが表れている場合は、登校だけを優先せず、その日の心身の状態を踏まえて判断する必要があります。
文部科学省は、不登校への支援について、学校に登校するという結果だけを目標にしないことを示しています。
教育機会確保法でも、お子さんの状態によって休養が必要な場合があるとされています。
その日の欠席と、今後どのように学校とつながるかは分けて考えられます。
教室への登校だけでなく、別室や保健室、短時間の登校などを学校と相談できる場合もあります。
夏休み明けに子どもの元気がないとき、まず何をすればいいですか?
夏休み明けは、睡眠や食欲、表情、会話量、頭痛や腹痛など、普段との変化が判断材料になります。
学校の話を避ける、夜眠れない、朝起きられない状態が続く場合は、学校生活への不安や心身の不調が関係している可能性があります。
本人が理由を説明できないこともあるため、原因を急いで特定するより、家庭で見えている変化を学校や相談機関へ共有する方法があります。
学校を休ませると勉強の遅れが心配です。どうすればいいですか?
学校へ行けない時期にも、自宅学習や学校外の施設で学びを続ける選択肢があります。
小学生・中学生の場合は、一定の要件を満たせば、フリースクールなどでの活動や自宅でのICT学習が、在籍校の出席扱いや成績評価の対象になる場合があります。
ただし、出席扱いと成績評価は別の仕組みです。
どの学習が対象になるか、どのような記録が必要かは、在籍校が個別に判断します。
高校生は小・中学生と同じ制度ではなく、欠席や単位の扱いが学校ごとに異なります。
昼夜逆転やゲームばかりでも、しばらく見守っていいのでしょうか?
学校へ行けなくなった直後は、生活リズムが一時的に乱れることがあります。
一方で、昼夜逆転が続く、食事や入浴などの日常生活が保てない、ゲームやスマートフォンをやめられず本人も苦しんでいる場合は、生活リズムだけの問題ではない可能性があります。
家庭内での声かけだけでは状況が変わりにくいときは、学校の相談担当者や医療機関、公的な相談窓口へ状況を伝えることも選択肢になります。
「消えたい」と子どもが口にしたとき、親はどう受け止めればいいですか?
「消えたい」「いなくなりたい」「もう終わりにしたい」といった言葉は、冗談と決めつけず、強いつらさを表すサインとして受け止める必要があります。
自分を傷つけている、具体的な方法や準備がある、目を離すことが難しいなど、差し迫った危険がある場合は、医療機関や救急などによる緊急対応が必要になることがあります。
相談先が分からない場合は、厚生労働省や文部科学省の公式ページから、電話やSNSで利用できる最新の窓口を確認できます。
学校のほかに、どこに相談すればいいですか?
学校以外では、教育委員会の教育相談窓口や教育支援センター、児童相談所、保健所、精神保健福祉センターなどに相談できます。
相談先によって、学校生活、心身の不調、家庭での過ごし方など、対応する内容が異なります。
お子さん本人が相談を望まない場合でも、親御さんだけで相談できる窓口があります。
相談窓口:こども家庭庁「相談窓口」
下のきょうだいには、どう説明すればいいですか?
下のきょうだいには、家庭の事情をすべて詳しく説明する必要はありません。
ただ、家族の雰囲気が変わったり、親御さんの対応が一人のお子さんに集中したりすると、きょうだいが「自分のせいではないか」と感じることがあります。
年齢や理解度に合わせて、体調や気持ちの負担から休んでいること、きょうだいの責任ではないことを伝える考え方があります。
きょうだい自身にも不安や体調の変化が見られる場合は、学校や相談機関へ状況を共有できます。
学校に行けない状態は、いつまで続くのでしょうか?
学校に行けない状態が続く期間には、共通する目安がありません。
数日で登校できる場合もあれば、別室や学校外の居場所、自宅学習などを利用しながら過ごす場合もあります。
期間だけで判断するのではなく、睡眠や食事が保てているか、家庭以外とのつながりがあるか、学習や進路について相談できる相手がいるかなど、現在の状態を確認することが大切です。
文部科学省も、登校という結果だけを目標にせず、一人ひとりの状況に応じた支援が必要だとしています。
まとめ

最後にこちらの記事をまとめていきましょう。
こちらの記事では、
- 9月1日前後に不調が表れやすい背景
- 睡眠や食欲、言動に表れるSOSサイン
- 登校が難しいときの状態の捉え方
- 学校や自治体、公的機関の相談窓口
- 学校以外の居場所や自宅での学び方
などについてご紹介しました。
9月1日だけでなく、夏休みの終わりから新学期後の数週間まで、お子さんの普段との違いを見ていくことが大切です。
登校、相談先、学校外の居場所や学び方は、お子さんの状態に応じて整理できます。
9月1日問題は、9月1日だけに注意すればよいという意味ではありません。
夏休みの終わりから新学期が始まったあとの数週間は、学校生活への不安や生活リズムの変化が、体調や行動に表れることがあります。
「学校に行きたくない」という言葉がなくても、眠れない、食欲が落ちる、頭痛や腹痛が続く、会話や表情が少なくなるなど、普段との違いが見られる場合があります。
お子さんの状態によって必要な対応は異なるため、登校するか休むかを一律に決めることはできません。
学校内の別室や校内教育支援センター、教育支援センター、フリースクール、自宅での学習など、状況に応じて確認できる選択肢があります。
「消えたい」「いなくなりたい」といった言葉や、自傷、具体的な準備などが見られる場合は、家庭内だけで対応せず、医療機関や公的な相談窓口につながる必要があります。
相談窓口の電話番号や受付時間は変更されることがあるため、厚生労働省、文部科学省、こども家庭庁の公式ページから最新情報を確認してください。
ひかりすまいるアドバイザー家庭だけで答えを出そうとせず、利用できる支援先と一緒に整理していくこともできます。
お子さん本人が相談することが難しい時期には、親御さんだけで学校や地域の窓口へ状況を伝えることもできます。
家庭だけで答えを出そうとせず、現在のお子さんの状態に合う過ごし方やつながり方を、利用できる支援先と一緒に整理していくことが大切です。
学研WILL学園は、学校が合わない・通う自信がないお子さんが、少人数の環境で過ごしやすい学園です。
小学6年生から高校生まで対応しており、学年や状況に合わせて課程や通い方を選べます。
通学・個別指導・メタバースなどに対応し、学習面だけでなく生活リズムや人間関係の不安にも寄り添います。
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