「不登校だった我が子、卒業式には出たほうがいいのかな…」
「欠席したら、あとで後悔するのでは…」
「行けない場合、卒業証書はどうなるのだろう…」
不登校のお子さんが卒業式を迎えるとき、出席させるべきか迷う親御さんは少なくありません。
卒業式は、出席しても欠席しても、卒業そのものが決まる行事ではありません。
欠席した場合も卒業証書は受け取れ、学校によっては校長室や別室、後日受け取りなどを相談できる場合があります。
ただ、一度きりの行事だからこそ、どの形を選べば本人や家族の心残りを減らせるのか、判断しにくいですよね。
保護者の声本人は行きたくないと言っていますが、「卒業式くらいは出たほうがいいのでは」と迷っています。
ひかりすまいるアドバイザー出席・欠席の二択だけでなく、一部参加や個別の証書受け取りも考えられます。
本人の負担と学校が対応できる範囲を確認しながら考えていきましょう。
この記事では、全国の不登校支援情報を紹介しているひかりすまいる編集部が、
- 卒業式を欠席しても卒業できるのか
- 卒業証書を受け取る方法
- 校長室や別室での個別対応
- 出席する場合の準備や部分参加
- 卒業式を怖いと感じるときの考え方
などについて、わかりやすくご紹介します。
不登校でも卒業式に行かなくていい?まず知っておきたいこと

不登校のお子さんが卒業式を迎えるとき、出席させるべきか迷うご家庭は少なくありません。
まず知っておきたいのは、卒業式への参加と卒業そのものは別だということです。
本人の心身の状態や気持ちを踏まえ、出席・欠席だけでなく、個別対応も含めて考えられます。
卒業式は「必ず出るべき行事」ではない
卒業式は、学校生活の節目となる大切な行事です。
ただし、全員が同じ形で参加しなければならないものではありません。
学校に行きづらい時期のお子さんにとっては、久しぶりに同級生と会うことや、大勢が集まる体育館に入ることが大きな負担になる場合があります。
式の練習や長時間の着席、卒業証書を受け取る動作などに不安を感じることもあるでしょう。
ひかりすまいるアドバイザーそのため、「卒業式だから参加する」と先に決めるのではなく、本人がどのようなことに負担を感じているのかを確認しながら考えることが大切です。
学校によっては、別室で待機する、時間をずらす、卒業証書の授与だけ参加するといった対応を相談できる場合もあります。
卒業式に出なくても卒業はできる
小学校・中学校では、卒業式を欠席したことだけを理由に、卒業できなくなるわけではありません。
卒業式への出席と、学校の全課程を修了したと認められることは、別に扱われます。
文部科学省は、卒業式の具体的な内容や、卒業証書を渡す方法を全国一律には定めていません。
ひかりすまいるアドバイザー卒業式に出席できない場合でも、卒業証書は後日学校で受け取るほか、学校の判断により別の方法で渡されることがあります。
高校でも、卒業式を欠席したことだけで卒業が取り消されるわけではありません。
ただし、高校の卒業には、必要な単位の修得や全課程の修了が関係します。
卒業認定について気になる点がある場合は、卒業式への参加とは分けて学校へ確認する必要があります。
「出る」「出ない」どちらを選んでも大丈夫
卒業式に出席することにも、欠席することにも、それぞれ異なる気持ちが残る場合があります。
出席すれば「負担が大きかった」と感じることがあり、欠席すれば、後から「参加してみたかった」と思うこともあるでしょう。
どちらを選べば後悔しないか、事前に決めきれないのは自然なことです。
ここがポイント!
大切なのは、どちらが正しいかを決めることではありません。
本人の状態を確認しながら、当日まで選択を変えられる余地や、式全体に出なくても卒業の節目を迎えられる方法を残しておくことです。
卒業証書の授与だけ参加する、校長室や別室で受け取る、後日に受け取るなど、選択肢は一つではありません。
学校ごとに対応できる内容は異なります。
本人が希望する方法がある場合は、学校と相談しながら負担を抑えられる形を検討できます。
卒業式を欠席する場合の卒業証書の受け取り方

卒業式に出席しない場合でも、卒業証書は受け取れます。
受け取る日時や方法は学校によって異なるため、本人の負担やご家庭の都合も含めて相談しておくとよいでしょう。
欠席しても卒業証書は受け取れる
小学校や中学校の卒業式を欠席しても、卒業証書が発行されなくなるわけではありません。
文部科学省は、卒業証書の具体的な授与方法を全国一律には定めていません。
そのため、式に参加できない場合は、後日学校で受け取る方法のほか、学校の判断により別の形で渡されることがあります。
ひかりすまいるアドバイザー「卒業式に出られないと証書も受け取れないのでは」と心配する必要はありません。
受け取り方について不安がある場合は、担任や学年主任など、連絡しやすい先生に確認できます。
後日・別日に受け取るときの流れ
卒業証書を後日受け取る場合は、学校から日時や受け取り場所について案内されるのが一般的です。
主な方法として、次のような対応が考えられます。
- 放課後や別日に本人が受け取る
- 校長室や別室で個別に受け取る
- 保護者が学校で受け取る
- 学校の判断により郵送してもらう
どの方法が可能かは学校によって異なります。
本人が校内に入ることに不安がある場合は、人が少ない時間帯や、玄関に近い場所で受け取れるか相談できることもあります。
ここがポイント!
学校へ行けるか当日まで分からない場合は、複数の受け取り方を確認しておくと、急な変更にも対応しやすくなります。
欠席を学校にどう伝える?相談の切り出し方
卒業式を欠席する可能性がある場合は、担任や学年主任など、普段連絡を取っている先生に伝えます。
早い段階で出欠を決めきれないときは、「現時点では参加できるか分からない」と伝えても問題ありません。
あわせて、次の点を確認しておくとやり取りが進みやすくなります。
- 出席の最終連絡はいつまでか
- 当日欠席へ変更できるか
- 卒業証書を受け取れる日時
- 本人以外が受け取れるか
- 個別対応を相談できるか
学校から参加を勧められる場合もありますが、その場ですぐに結論を出す必要はありません。
ひかりすまいるアドバイザー学校側の対応範囲を確認したうえで、本人の状態とご家庭の事情を踏まえて考えられます。
校長室・別室で卒業証書を受け取るという選択肢

体育館で行われる卒業式への参加が難しい場合でも、校長室や別室、時間をずらした個別対応を相談できることがあります。
ただし、すべての学校で同じ対応が用意されているわけではありません。
本人が負担に感じることを伝えたうえで、学校側が対応できる方法を確認します。
校長室での個別の授与式という方法
卒業式には出席せず、校長室などで個別に卒業証書を受け取る方法があります。
校長先生から卒業証書を受け取る形は同じでも、大勢の前に立つ必要がなく、本人と保護者、学校の先生だけで行われるケースがあります。
個別の授与を希望するときは、次の点を確認しておくとよいでしょう。
- 参加する先生や人数
- 所要時間
- 写真撮影の有無
- 保護者が同席できるか
- 当日に難しくなった場合の対応
「個別の授与式」という名前で正式に用意されているとは限りません。
本人の状況に合わせて、短い時間で証書を渡す形になることもあります。
時間をずらす・別室で参加する方法
卒業式の開始前や終了後、ほかの児童生徒が少ない時間に登校する方法も考えられます。
学校によっては、体育館には入らず別室で待機する、式の一部だけ参加する、別の時間帯に証書を受け取るといった対応を相談できる場合があります。
ひかりすまいるアドバイザーたとえば、人と会うことに不安がある場合と、体育館の雰囲気が苦手な場合では、必要な対応が異なります。
本人が何に負担を感じているのかを学校へ伝えると、相談内容を具体的にしやすくなります。
ここに注意!
ただし、時間差や別室での参加は全国共通の制度ではありません。
学校の人員や当日の運営によって難しい場合もあるため、希望だけでなく、学校側が対応できる範囲も確認します。
保護者だけで受け取るケースもある
本人が学校へ行くこと自体に強い負担を感じている場合は、保護者が卒業証書を受け取れるか相談する方法もあります。
保護者による受け取りが難しい学校でも、後日の受け取りや郵送など、別の方法を案内されることがあります。
本人が受け取りに行けないからといって、卒業の節目を大切にしていないわけではありません。
ひかりすまいるアドバイザー証書を自宅で受け取ってから、家族だけで写真を撮るなど、ご家庭に合う形で卒業を迎えることもできます。
本人の負担を抑えながら、卒業証書を確実に受け取れる方法を学校と確認しておくことが大切です。
卒業式に出席する場合の準備と部分参加の方法

卒業式への出席を考えている場合も、最初から式のすべてに参加すると決める必要はありません。
練習への参加や当日の過ごし方について、本人の負担に合わせた方法を学校と相談できる場合があります。
卒業式の練習には行かないといけない?
卒業式の練習への参加方法は、学校によって異なります。
欠席したまま当日の式に出席できる学校もあれば、動き方や座席について事前確認が必要になることもあります。
練習への参加が難しい場合は、次のような方法を相談できる場合があります。
- 式の流れを紙や動画で確認する
- 個別に立ち位置や動きを教えてもらう
- 参加しやすい練習日だけ出席する
- 当日の開始前に短時間確認する
すべての練習に出られなくても、卒業式に参加できないとは限りません。
学校の運営方法と本人が負担に感じる点を確認しながら考えます。
当日の服装は学校の案内を確認する
中学校や制服のある小学校では、卒業式に制服を着用するケースが多く見られます。
一方、制服のない小学校では、服装の指定や考え方が学校ごとに異なります。
久しぶりに制服を着ることや、体形の変化によって負担を感じるお子さんもいます。
サイズや着心地は、当日より前に確認しておくと状況を把握しやすくなります。
制服の着用が難しい場合や、指定された服装に不安がある場合は、学校へ相談できることもあります。
ひかりすまいるアドバイザー服装だけを理由に参加を諦める前に、学校から届く案内や校則を確認することが大切です。
式の一部だけ参加する方法もある
卒業式の最初から最後まで参加することが難しい場合は、一部だけ参加できるか相談する方法があります。
たとえば、卒業証書の授与だけ参加する、合唱や呼びかけの時間は別室で過ごす、途中から入退場するといった方法です。
ただし、当日の進行や会場の出入りによっては対応が難しいこともあります。
合唱や呼びかけに参加できなくても、卒業式そのものに出られないとは限りません。
ひかりすまいるアドバイザー本人が参加したい部分と負担が大きい部分を分けて考えると、現実的な方法を学校と相談しやすくなります。
「卒業式が怖い・行きたくない」気持ちへの向き合い方

卒業式を前に「怖い」「行きたくない」と感じる背景は、お子さんによって異なります。
参加を急いで決めるより、何に負担を感じているのかを分けて考えると、選べる方法が見えやすくなります。
怖い・行きたくないと感じるのは自然なこと
長く学校を休んでいたお子さんにとって、卒業式は普段の登校以上に負担を感じやすい行事です。
同級生の視線や先生との会話、大勢が集まる体育館、長時間の着席など、複数の不安が重なることがあります。
「卒業式そのものが嫌」というより、特定の場面を避けたいと感じている場合もあるでしょう。
そのため、行きたくないという言葉だけで判断せず、本人が話せる範囲で負担となる場面を確認することが大切です。
不安をやわらげる3つの工夫
卒業式への参加を考える場合は、当日の見通しを持てるようにすると、不安が少しやわらぐことがあります。
- 当日の流れや座席を確認する
- 途中退出や別室待機が可能か聞く
- 欠席へ変更できる余地を残す
事前に会場を見たり、出入りしやすい座席を相談したりできる学校もあります。
ただし、準備をすれば必ず参加できるとは限りません。
ひかりすまいるアドバイザー当日の朝に負担が強くなった場合も想定し、欠席や個別の証書受け取りへ変更できるか確認しておくと、選択肢を残せます。
「みんなと同じ」でなくていい
卒業式では、同級生と同じ時間に登校し、同じ流れで参加することが一般的です。
しかし、同じ方法がすべてのお子さんに合うとは限りません。
体育館で式に参加するほかにも、式の一部だけ出席する、別室で過ごす、時間をずらして証書を受け取るなどの方法があります。
卒業式にどのような形で関わったかだけで、これまでの学校生活や卒業の意味が決まるわけではありません。
本人の状態と学校側の対応を照らし合わせながら、ご家庭が受け止められる形を考えていけます。
後悔しないために親子で話しておきたいこと

卒業式に出るかどうかは、正解が一つに決まっている問題ではありません。
あとで気持ちが変わる可能性も含めて考え、本人だけに判断を任せず、ご家庭と学校で選択肢を確認しておくことが大切です。
「行かない後悔」も「行く後悔」もあると知っておく
卒業式を欠席したあとに、「少しだけでも参加すればよかった」と感じることがあります。
一方で、出席したことで疲れが強くなり、「無理をしなければよかった」と思う場合もあります。
ひかりすまいるアドバイザーどちらを選んでも、あとから別の選択肢がよく見えることはあるでしょう。
そのため、後悔を完全になくすことより、決めた時点で本人の状態や希望を踏まえて考えたかどうかが大切です。
出席・欠席の二択だけでなく、次のような選択肢もあります。
- 式の一部だけ参加する
- 当日の朝まで判断を保留する
- 別室や時間差で参加する
- 後日、個別に証書を受け取る
学校が対応できる範囲を事前に確認しておくと、本人の状態が変わったときにも選び直しやすくなります。
お子さんの気持ちを聞くときに気をつけたいこと
卒業式について話すときは、出席するかどうかだけでなく、本人が何を負担に感じているのかを確認することが大切です。
たとえば、同級生と会うこと、体育館に入ること、名前を呼ばれること、制服を着ることなど、不安の理由はさまざまです。
理由が分かれば、学校へ相談する内容も具体的になります。
一方で、「卒業式くらいは出たほうがいい」「あとで後悔するよ」と結論を急がせる言葉は、本人にとって負担になる場合があります。
ただし、本人の「行かない」という言葉だけで、すべてを決める必要もありません。
ひかりすまいるアドバイザー参加方法や証書の受け取り方を伝えたうえで、本人が受け止められる範囲で一緒に考えていきます。
親が結論を急がず、本人の選択を尊重する
親御さんが卒業式に参加してほしいと思うのは、自然なことです。
学校生活の節目を見届けたい、写真を残したいという気持ちを持つご家庭もあるでしょう。
その一方で、卒業式当日に会場へ入るのは本人です。
親御さんの希望だけで決めると、本人の負担が大きくなる場合があります。
本人の気持ちを軸にしながらも、親御さんだけで抱え込まず、担任や学年主任などと対応方法を確認しておくことが大切です。
当日に気持ちが変わることもあります。
ひかりすまいるアドバイザー参加すると決めたあとに欠席へ変更する、欠席予定だったものの短時間だけ参加するなど、状況に応じて判断を変えられる余地を残しておくとよいでしょう。
卒業式を迎えたご家庭の体験談

卒業式の迎え方は、ご家庭や学校によってさまざまです。
ここでは、卒業式への参加を迷ったときに考えられるケースを紹介します。
※以下は特定の個人の体験談ではなく、複数の状況をもとにしたイメージ例です。
校長室での授与を選んだご家庭の例
中学校を休む期間が続き、同級生と顔を合わせることに不安を感じていたお子さんのケースです。
本人は卒業式への出席を希望していませんでしたが、卒業証書は自分で受け取りたいという気持ちがありました。
そこで、保護者が学校へ相談し、式が終わったあとの校長室で証書を受け取ることになりました。
当日は、本人と保護者、校長先生、担任の先生だけで短時間の授与が行われました。
体育館での式には参加しませんでしたが、本人が希望した形で卒業の節目を迎えられました。
個別の授与に対応できるか、参加する先生や所要時間は学校によって異なります。
ひかりすまいるアドバイザー本人が不安に感じる場面を伝え、負担を抑えられる方法があるか確認したケースです。
当日の朝に参加を決めたご家庭の例
卒業式の前日まで、出席するか決められなかったお子さんのケースです。
ご家庭では欠席する可能性を学校へ伝え、出席する場合の座席や途中退出についても確認していました。
当日の朝、本人から「少しだけ行ってみる」と話があり、式の途中まで参加しました。
ただし、当日に参加できるとは限りません。
反対に、参加予定でも朝になって難しくなることがあります。
ひかりすまいるアドバイザー事前に出席と欠席の両方を想定し、学校と連絡方法や証書の受け取り方を確認しておくと、その日の状態に応じて判断しやすくなります。
直前に選択が変わっても、迷ってきた時間が無駄になるわけではありません。
不登校と卒業式に関するよくある質問

不登校のお子さんが卒業式を迎えるときに、親御さんが迷いやすい疑問をまとめました。学校によって対応が異なる内容は、在籍校へ確認する必要があります。
卒業式を欠席すると、あとで後悔しやすいですか?
卒業式を欠席したからといって、必ず後悔するわけではありません。
参加しなかったことを気にする場合もあれば、負担を避けられてよかったと感じる場合もあります。
本人の気持ちは後から変わることもあります。
欠席する場合も、卒業証書やアルバムを受け取る方法を確認しておくと、卒業の記録を残せます。
卒業アルバムや文集は受け取っておいたほうがいいですか?
卒業アルバムや文集を受け取るかどうかは、本人の気持ちによって決められます。
卒業時には見たくなくても、時間がたってから受け取りたいと思う可能性があります。
迷っている場合は、すぐに処分せず、ご家庭で保管する方法もあります。
受け取り方や配付物の内容は学校によって異なるため、卒業証書とあわせて確認しておくとよいでしょう。
卒業式の練習だけ参加することはできますか?
練習だけの参加や、一部の日程への参加を相談できる学校もあります。
一方で、練習へ参加せず当日の式だけ出席できる場合もあり、学校の運営によって対応は異なります。
練習への参加が難しい場合は、式の流れや座席、移動方法を個別に確認できるか相談できます。
卒業式当日に「やっぱり行きたくない」となったらどうすればいいですか?
出席を予定していても、当日の朝に負担が強くなることはあります。
事前に、欠席へ変更する場合の連絡方法を確認しておくと対応しやすくなります。
卒業式を欠席しても、後日、別の方法で卒業証書を受け取れます。
当日に参加できなかったことだけで、卒業そのものが取り消されるわけではありません。
校長室での卒業証書の授与はどのくらいの時間がかかりますか?
個別の授与にかかる時間は、学校や実施内容によって異なります。
卒業証書を受け取るだけの短い対応になることもあれば、校長先生や担任との話、写真撮影を含む場合もあります。
長時間の滞在が難しいときは、参加者や当日の流れとあわせて確認できます。
きょうだいが同じ学校にいる場合、卒業式はどう考えればいいですか?
きょうだいが同じ学校に通っている場合、校内で顔を合わせることや周囲から話を聞かれることに負担を感じるお子さんもいます。
きょうだいへの影響だけを理由に参加を決めるのではなく、本人の気持ちや学校側の対応を確認することが大切です。
時間差での登校などを相談できる場合もあります。
中学の卒業式を欠席すると、高校受験や進学に影響しますか?
卒業式を欠席したこと自体が、高校受験の結果を直接左右するとは限りません。
ただし、高校入試で使われる調査書や出欠記録の扱いは、都道府県や学校によって異なります。
不登校経験のある生徒への配慮が設けられている地域もあるため、志望校の募集要項を確認する必要があります。
高校の卒業式も小中学校と同じように配慮してもらえますか?
高校でも、別日の証書受け取りなどを相談できる場合があります。
ただし、対応は学校ごとに異なります。
高校は小中学校と異なり、必要な単位を修得し、学校から全課程の修了を認められることが卒業の条件です。
卒業式への出席と卒業認定は分けて確認する必要があります。
卒業式のことは誰に相談すればいいですか?
まずは、担任や学年主任など、普段連絡を取っている先生が相談先になります。
学校との連絡に負担を感じる場合は、養護教諭やスクールカウンセラー、教育委員会の相談窓口へ相談する方法もあります。
卒業証書の受け取り方など、学校内の対応は在籍校へ確認する必要があります。
まとめ

最後にこちらの記事をまとめていきましょう。
こちらの記事では、
- 卒業式の出席と卒業認定は別である
- 欠席しても卒業証書は受け取れる
- 校長室・別室・後日受け取りを相談できる場合がある
- 練習や式の一部だけ参加する方法もある
- 本人の負担を踏まえて参加方法を考える
などについてご紹介しました。
| 選択肢 | 卒業証書の受け取り | 確認しておくこと |
|---|---|---|
| 卒業式に出席する | 式の中で受け取る | 練習、服装、座席、途中退出 |
| 卒業式を欠席する | 後日受け取る方法がある | 日時、場所、保護者の受け取り可否 |
| 校長室・別室を希望する | 個別に受け取れる場合がある | 参加者、所要時間、学校の対応範囲 |
卒業式は学校生活の節目となる行事ですが、全員が同じ形で参加しなければならないものではありません。
体育館で式に出るほか、式の一部だけ参加する、時間をずらす、校長室や別室で卒業証書を受け取る、後日に受け取るといった方法を相談できる場合があります。
ここに注意!
一方で、個別対応の内容は全国一律ではなく、学校の運営や人員によって異なります。
本人が負担に感じていることや、希望する方法がある場合は、学校が対応できる範囲を確認しておくことが大切です。
ひかりすまいるアドバイザー卒業式に出席したかどうかだけで、これまでの学校生活や卒業の意味が決まるわけではありません。
参加予定から欠席へ変わることも、欠席予定から短時間だけ参加することもあります。
一度で結論を出そうとせず、本人の状態と学校側の対応を照らし合わせながら、親子のペースで卒業の日を迎えていけるとよいですね。



