「学校に行けないけど、塾なら通えるかな…」
「勉強の遅れや高校受験のことを考えると、このままで大丈夫なのか不安…」
「不登校の中学生でも通える塾や、家で学べる方法があるなら知りたい…」
不登校が続いていても、お子さんに合う形であれば、塾という選択肢は検討できます。
ただし、塾なら誰でも通えるわけではなく、指導形式・始めるタイミング・本人の状態によって合う形は変わります。
保護者の声学校に行けないのに、塾なら通えるのでしょうか?勉強の遅れや高校受験も心配で、何から考えればいいのか迷っています。
ひかりすまいるアドバイザー塾は選択肢のひとつですが、通学型・個別指導・オンライン・家庭教師など、形式によって負担感が変わります。この記事では、お子さんの状態に合わせて検討できる学び方を整理していきますね。
この記事では、全国のフリースクール・不登校支援情報を調査しているひかりすまいる編集部が、
- 不登校の中学生が通える塾の種類
- 塾と出席扱い・内申点の関係
- 費用相場と塾の選び方
- 塾が難しい場合の学び方
などについて詳しくご紹介します。
不登校の中学生が塾を考える前に知っておきたいこと

不登校の中学生が塾を検討するときは、まず「塾に行けば解決する」と考えるのではなく、お子さんの今の状態に合う学び方かどうかを整理することが大切です。
学校に行きづらい時期でも、塾なら通えるお子さんはいます。
一方で、体調や気持ちが追いついていない段階で通塾を始めると、塾そのものが負担になってしまう場合もあります。
ここでは、文部科学省の最新データをもとに中学生の不登校の現状を確認しながら、塾を考える前に見ておきたいポイントを整理していきますね。
中学校段階の不登校生徒数と背景(文部科学省最新調査)
文部科学省の令和6年度調査では、小・中学校の不登校児童生徒数は353,970人で、12年連続で増加しています。
このうち中学生は216,266人で、小・中学生全体の約6割を占めています。
一方で、前年度からの増加率は2.2%にとどまり、前年度の15.9%から大きく鈍化しました。
新たに不登校となった児童生徒数も前年より減少しており、9年ぶりに減少へ転じています。
不登校の背景には、勉強の遅れだけでなく、生活リズムの乱れ、不安、心身の疲れ、人間関係などが重なっている場合があります。
そのため、塾を検討するときも「勉強を取り戻す場所」としてだけでなく、お子さんが無理なく人や学習と関われる状態かを見ていくことが大切です。
「学校に行けなくても塾なら」と考えるご家庭も
学校に行きづらい日が続くと、「せめて勉強だけでも進めたい」「高校受験に間に合うのか不安」と感じる親御さんは少なくありません。
その中で、「学校は難しくても、塾なら通えるかもしれない」と考えるご家庭もあります。
塾は、学校よりも時間や目的が限られているため、お子さんによっては負担が少なく感じられる場合があります。
ひかりすまいるアドバイザーたとえば、個別指導なら先生と1対1で話しやすい、オンライン塾なら自宅から参加できる、短時間なら外に出やすい、というケースもあります。
ただし、塾も人と関わる場所です。
先生との相性や教室の雰囲気、勉強へのプレッシャーが負担になることもあります。
そのため、塾を考えるときは「通えるかどうか」だけでなく、お子さんがどの形式なら無理なく関われそうかを見ていくことが大切です。
塾を検討する前に、お子さんの今の状態を確認する
不登校の中学生が塾に通えるかどうかは、学力だけで決まるものではありません。
体調、生活リズム、人との関わり方、勉強への気持ち、本人の納得感によって変わります。
たとえば、次のような状態であれば、塾を検討しやすい場合があります。
- 短時間なら外に出られる
- 1対1なら先生と話せそう
- オンラインなら参加できそう
- 特定の教科だけ学びたい気持ちがある
- 高校受験への不安を少し言葉にできる
一方で、外出前に体調が悪くなる、勉強の話をされるだけでつらい、人と会うことへの不安が強い時期もあります。
その場合は、無理に通塾を急がず、資料請求やオンライン面談、短時間の見学から始める方法もあります。
また、通学型の塾が負担になりそうな場合は、オンライン塾、家庭教師、ICT教材など、家から取り組みやすい形を検討することもできます。
塾は、不登校の中学生にとって学び直しや高校受験対策の選択肢になります。
ただし、今のお子さんに合う形は、塾だけとは限りません。
ひかりすまいるアドバイザーまずは「塾に通うかどうか」よりも、「どの学び方なら安心して関われそうか」から考えていくと、選択肢を整理しやすくなります。
不登校の中学生が通える塾の指導形式|5つのタイプの違い

不登校の中学生が塾を検討している方に向けて、まず指導形式の違いをまとめました。
同じ「塾」でも、集団で授業を受けるタイプもあれば、先生と1対1で学ぶタイプ、自宅からオンラインで受けられるタイプもあります。
お子さんの体調や生活リズム、人との関わり方によって、合いやすい形式は変わります。
ここでは、主な5つの指導形式を整理していきますね。
集団指導塾|学校に近い形式
集団指導塾は、複数の生徒が同じ教室で授業を受ける形式です。
学校の授業に近く、決まったカリキュラムに沿って学習を進めます。
高校受験対策や定期テスト対策に力を入れている塾も多く、周りの生徒と同じペースで学びたいお子さんには合う場合があります。
一方で、教室に人が多いことや、授業の進み方が決まっていることが負担になる場合もあります。
学校の雰囲気がつらかったお子さんにとっては、集団の空気そのものがしんどく感じられることもあります。
集団指導塾を検討する場合は、クラスの人数、教室の雰囲気、質問のしやすさを確認しておくと安心です。
個別指導塾|1対1〜1対3のマンツーマン型
個別指導塾は、先生1人に対して生徒1〜3人ほどで学ぶ形式です。
集団授業よりもお子さんのペースに合わせやすく、分からない単元に戻って学び直しやすいのが特徴です。
不登校が続くと、学習の抜けや苦手意識が出てくることがあります。
そのような場合でも、個別指導なら「どこから分からなくなったか」を確認しながら進めやすくなります。
ただし、先生との相性は大切です。
説明の仕方や声かけが合わないと、かえって緊張してしまう場合もあります。
体験授業では、教え方だけでなく、お子さんが質問しやすそうか、安心して話せそうかを見ておくとよいでしょう。
オンライン塾|自宅から受講できる形式
オンライン塾は、自宅からパソコンやタブレットを使って受講する形式です。
通塾の負担が少ないため、外出に不安があるお子さんや、生活リズムがまだ安定していないお子さんでも検討しやすい方法です。
オンライン塾には、録画授業を見るタイプ、ライブ授業に参加するタイプ、先生と個別につながるタイプなどがあります。
自分のペースで進めやすい一方で、分からないところをすぐ質問できるか、学習の進み具合を誰が確認するかはサービスによって異なります。
オンライン塾を選ぶときは、授業形式だけでなく、質問対応、学習管理、保護者への報告の有無も確認しておくと安心です。
家庭教師|訪問型とオンライン型の違い
家庭教師は、先生と1対1で学べる形式です。
自宅に先生が来る訪問型と、画面越しに指導を受けるオンライン型があります。
訪問型は、同じ空間で学べるため、手元を見てもらいながら細かく教えてもらいやすい特徴があります。
一方で、自宅に人が来ることに緊張するお子さんもいます。
オンライン型は、自宅に人を招かずに受けられるため、対面の負担を減らしやすい形式です。
ただし、画面越しのやりとりになるため、集中しやすい環境づくりや、通信環境の確認が必要になります。
家庭教師を検討するときは、指導内容だけでなく、先生の雰囲気や不登校への理解、振替対応のしやすさも見ておきましょう。
不登校専門塾|学習と居場所を兼ねる形式
不登校専門塾は、学校に行きづらいお子さんへの支援を前提にした学習塾です。
一般的な進学塾よりも、少人数で落ち着いた雰囲気のところが多く、学習だけでなく生活リズムや気持ちの面に配慮している場合があります。
「勉強しなければいけない」と強く迫るよりも、まずは通える時間を増やしたり、先生と話すことから始めたりする塾もあります。
学習と居場所の両方を求めるご家庭にとって、比較しやすい選択肢です。
ただし、地域によって数が限られているため、自宅の近くに見つからない場合もあります。
ひかりすまいるアドバイザー通学が難しい場合は、オンライン対応の有無や、フリースクール・家庭教師との違いも確認しておくとよいでしょう。
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- 支援:学び直し・受験対策・進路の不安に対応
- 相談:不登校心理相談士による家庭サポートあり
- 制度:自宅学習を出席扱いとして申請可能
形式別の向き不向き早見表
塾の形式を選ぶときは、「どの形式が一番よいか」ではなく、今のお子さんにとって負担が少ない形を探すことが大切です。
以下の表で、主な違いを整理しておきます。
| 指導形式 | 特徴 | 検討しやすいケース | 確認したいこと |
|---|---|---|---|
| 集団指導塾 | 複数人で同じ授業を受ける | 受験対策を同じペースで進めたい | 人数・雰囲気・質問のしやすさ |
| 個別指導塾 | 1対1〜1対3で学ぶ | 苦手単元から学び直したい | 講師との相性・振替対応 |
| オンライン塾 | 自宅から受講できる | 外出の負担を減らしたい | 質問対応・学習管理 |
| 家庭教師 | 先生と1対1で学ぶ | 個別に見てもらいたい | 先生の理解・費用・頻度 |
| 不登校専門塾 | 学習と居場所を兼ねる | 学習面以外の配慮もほしい | 通いやすさ・支援内容 |
同じ形式でも、塾によって雰囲気やサポート内容は大きく違います。
気になる塾があれば、資料だけで判断せず、問い合わせや体験でお子さんに合いそうかを確認していきましょう。
中学生が塾に通うメリットと、知っておきたい注意点

不登校の中学生にとって、塾は学習の遅れを補う場所になることがあります。
ただし、塾に通えばすべてが解決するわけではありません。
学習面のメリットがある一方で、お子さんの状態に合わない形式を選ぶと、負担が増えてしまう場合もあります。
ここでは、塾に通うことで期待できる変化と、通う前に知っておきたい注意点を整理していきますね。
塾に通うことで得られる4つの変化
塾に通うことで期待できる変化は、主に次の4つです。
- 学習機会を確保できる
- 生活リズムを整えやすい
- 家以外の場所とつながれる
- 同年代との接点ができる
塾に通うことで、学校に行けない時期でも学習に触れる時間を作りやすくなります。
特に英語や数学は積み上げ型の教科なので、個別指導や家庭教師であれば、分からなくなった単元まで戻って学び直しやすいです。
また、週1回の通塾や夕方のオンライン授業など、決まった時間に学ぶ予定ができることで、生活リズムを整えるきっかけになる場合もあります。
塾は、家族以外の大人や同年代の生徒と関われる場所にもなります。
ひかりすまいるアドバイザー無理に交流する必要はありませんが、学校以外の場所で人と関わる経験が、学習や受験への意識につながることもあります。
通う前に知っておきたい3つの注意点
塾を検討するときは、メリットだけでなく注意点も確認しておくことが大切です。
特に見ておきたいのは、次の3つです。
- 合わない形式は負担になる
- 費用がかかる
- 本人の意思が大切になる
まず、塾の形式がお子さんに合わない場合、通うこと自体がストレスになることがあります。
たとえば、人の多い教室が苦手なお子さんに集団塾を選ぶと、授業内容以前に教室へ行くことが負担になるかもしれません。
その場合は、個別指導やオンライン塾など、人数や場所の負担を減らせる形式を検討するとよいでしょう。
費用面も確認が必要です。
塾には月謝のほかに、教材費、講習費、模試代、管理費などがかかる場合があります。
通う日数やコースによって金額は変わるため、入会前に「月謝以外にかかる費用」まで確認しておくと安心です。
また、塾は本人の意思がないと続きにくい面があります。
親御さんが高校受験を心配して塾を探しても、お子さん自身が納得していないと、通うことがプレッシャーになる場合があります。
ひかりすまいるアドバイザー「受験のために行きなさい」と伝えるよりも、「家で受ける形ならどう?」「1回だけ体験してみる?」など、選び方に本人の気持ちを入れていくことが大切です。
通塾が難しいときに補い合える代替の考え方
塾が合わない場合でも、学び方がなくなるわけではありません。
今のお子さんにとって通塾が負担になりそうな場合は、別の形で学習と関わる方法もあります。
たとえば、外出が難しい場合は、オンライン塾やICT教材を使って自宅から学ぶ方法があります。
通塾が難しい時期は、まず自宅で短時間から学習に触れる方法もあります。
すららやサブスタは、学校に行きづらいお子さんの自宅学習にも活用しやすいオンライン教材です。
すららは、無学年式で分からない単元まで戻りやすく、出席扱い制度の相談実績がある教材として知られています。
サブスタは、学習計画を立ててもらいながら、自宅で主要教科の学習を進められるサービスです。
「いきなり塾に通うのは難しいけれど、家で少しずつ学習を再開したい」というご家庭は、通塾以外の選択肢として比較してみてもよいでしょう。
先生と1対1で話すほうが安心できる場合は、オンライン家庭教師や訪問型の家庭教師が合うこともあります。
学習だけでなく、安心して過ごせる場所も必要な場合は、フリースクールや教育支援センター(適応指導教室)を検討する方法もあります。
教育支援センターは、自治体が設置する公的な支援の場です。
地域によって名称は異なりますが、学校に行きづらいお子さんの学習や生活面を支える場所として利用されることがあります。
ここがポイント!
大切なのは、塾か、それ以外かを急いで決めることではありません。
お子さんの体調や気持ちに合わせて、今つながりやすい学び方を選ぶことです。
通塾が難しい時期は、無理に外へ出ることを目標にせず、自宅でできる学習や相談しやすい支援先から整えていく方法もあります。
中学生だから知っておきたい|塾と「出席扱い制度」の関係

不登校の中学生が塾を検討するときに、あわせて知っておきたいのが「出席扱い制度」です。
出席扱い制度とは、学校以外の場所で行った学習や支援活動が、一定の条件を満たす場合に、在籍校の出席日数として認められる仕組みです。
ただし、塾に通えば自動的に出席扱いになるわけではありません。
最終的には、在籍校の校長先生や教育委員会の判断になります。
ここでは、出席扱い制度の基本と、一般的な民間塾との関係を整理していきますね。
出席扱い制度の基本|文部科学省通知に基づく仕組み
出席扱い制度は、不登校の状態にあるお子さんが、学校以外の場で学習や相談・指導を受けた場合に、その活動を在籍校の出席日数として扱える場合がある仕組みです。
根拠となる通知のひとつが、文部科学省の「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日付(元文科初第698号)です。
この通知では、不登校児童生徒への支援として、教育支援センター、ICTを活用した学習支援、フリースクールなど、学校以外の関係機関を活用することが示されています。
また、フリースクールなどの民間施設やNPO等と連携し、相互に協力・補完する意義にも触れています。
出席扱いが認められるかどうかは、学習内容や支援内容、学校との連携、報告方法などをもとに判断されます。
そのため、塾やオンライン教材を利用している場合でも、在籍校と相談せずに進めるのではなく、事前に確認することが大切です。
民間塾が出席扱いの対象になりにくい3つの理由
一般的な民間塾は、現状では出席扱いとして認められるケースが限られる傾向があります。
主な理由は、次の3つです。
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 目的の違い | 一般的な塾は学力向上や受験対策を主な目的としている |
| 学校との連携 | 出席状況や学習内容を学校へ報告する体制がない場合がある |
| 判断の仕組み | 最終的には在籍校の校長先生や教育委員会が判断する |
文部科学省の民間施設に関する考え方では、不登校児童生徒の社会的自立に向けた指導・助言が重視されています。
そのため、学力向上や受験対策を主な目的とする一般的な塾は、制度の趣旨にそのまま合いにくい場合があります。
ただし、「民間塾は出席扱いにならない」と一律に決まっているわけではありません。
不登校支援に対応している塾や、学校との連携体制がある学習支援機関では、地域や学校の判断によって認められる可能性もあります。
ひかりすまいるアドバイザー大切なのは、塾側に出席扱いの相談実績があるか、在籍校に学習記録を共有できるかを事前に確認することです。
出席扱いを目指すなら検討したい学び方の選択肢
出席扱いを視野に入れる場合は、一般的な塾だけでなく、学校との連携がしやすい学び方もあわせて検討すると整理しやすくなります。
主な選択肢は、次の通りです。
| 選択肢 | 特徴 |
|---|---|
| 教育支援センター | 自治体が設置する公的な支援の場 |
| フリースクール | 学習と居場所の両方を支える民間施設 |
| ICT教材 | 自宅で学習記録を残しながら進められる教材 |
| オンラインフリースクール | 自宅から参加でき、学習や交流の記録を残しやすい |
| 不登校支援に対応した学習サービス | 学校連携や報告書作成に対応している場合がある |
教育支援センターは、自治体が設置する公的な支援機関です。
地域によって「適応指導教室」「ふれあい教室」など名称が異なることがあります。
フリースクールやオンラインフリースクールは、在籍校との連携実績があるかどうかが大切です。
ICT教材についても、学習履歴や取り組み状況を学校に共有できるものは、出席扱いの相談材料になる場合があります。
なお、文部科学省は令和6年8月29日の通知で、不登校児童生徒が欠席中に行った学習の成果を、一定の要件のもとで学校の判断により成績評価に反映できることを明確化しています。
出席扱いだけでなく、学習成果の評価という面でも、学校との共有がより重要になっています。
詳しい要件や申請の流れは、こちらの記事でまとめています。
在籍校・担任の先生に相談するときの伝え方
出席扱いを相談するときは、「この塾に通うので出席扱いにしてください」と伝えるよりも、学習内容や記録の残し方を具体的に説明するほうが話が進みやすくなります。
たとえば、次のような内容を整理しておくとよいでしょう。
- どの学習サービスを利用するか
- 週にどのくらい学習する予定か
- 学習記録をどのように残せるか
- 塾や教材側から報告書を出せるか
- 学校との連絡方法をどうするか
担任の先生に相談するときは、最初から制度名だけを前面に出すよりも、「学校以外で学習を続ける方法を相談したいです」と伝えると、話し合いに入りやすくなります。
学校側も、地域や校内の運用を確認しながら判断するため、すぐに結論が出ない場合があります。
焦らず、学習内容とお子さんの状態を共有しながら進めていくことが大切です。
出席扱い申請の大まかな流れ
出席扱いの申請は、自治体や学校によって細かな運用が異なります。
一般的には、次のような流れで進みます。
- 家庭で利用したい学習先を整理する
- 塾・教材・支援機関に出席扱いの相談実績を確認する
- 在籍校の担任の先生に相談する
- 学習計画や記録の共有方法を確認する
- 校長先生や校内で判断してもらう
- 開始後は定期的に学習状況を報告する
ここに注意!
出席扱いは、制度として存在していても、最終的な判断は学校や教育委員会によって異なります。
そのため、通い始めてから相談するよりも、利用前に学校へ確認しておくほうが安心です。
塾を利用する場合も、「出席扱いになるか」だけで判断するのではなく、お子さんが無理なく学習を続けられるか、学校と情報共有しやすいかをあわせて見ていきましょう。
中学生の通塾と内申点・高校受験への影響

不登校の中学生が塾を考えるとき、親御さんが特に気になるのが内申点や高校受験への影響ではないでしょうか。
塾に通えば内申点が直接上がるわけではありません。
ただし、塾で学習を続けることが、定期テスト対策や学校外学習の成果として評価につながる可能性はあります。
ここでは、内申点の基本的な考え方と、高校受験で見ておきたいポイントを整理していきますね。
不登校が続いた場合の内申点の基本的な扱い
内申点は、在籍している中学校での学習状況や評価をもとに決まります。
一般的には、定期テスト、提出物、授業中の取り組み、課題、観点別評価などをもとに成績がつけられます。
不登校が続くと、授業参加や提出物、定期テストの機会が少なくなり、学校側が評価材料を集めにくくなる場合があります。
そのため、成績がつきにくい教科が出たり、評価が低くなったりすることがあります。
ただし、欠席があるからといって、必ずすべての評価ができなくなるわけではありません。
別室で定期テストを受ける、課題を提出する、学校外での学習成果を共有するなど、評価材料を作れる場合もあります。
令和6年8月29日の文部科学省通知では、不登校児童生徒が欠席中に行った学習の成果について、一定の要件のもとで学校の判断により成績評価に反映できることが示されています。
内申点が心配な場合は、塾だけで抱えず、在籍校と「どのような学習成果なら評価材料になるか」を相談しておくことが大切です。
公立・私立・通信制で異なる内申点の重み
高校受験における内申点の重みは、進学先の種類によって異なります。
- 公立高校:多くの場合、学力検査の結果と調査書をあわせて選考します。調査書には、各教科の評定や出欠の状況、学校生活の記録などが含まれるため、内申点が一定の影響を持つことがあります。ただし、選抜方法や配点は都道府県によって異なります。不登校経験のある生徒に対して、欠席理由を申告できる仕組みや、配慮のある選抜を設けている地域もあります。
- 私立高校:学校ごとに選抜方法が異なります。内申点を重視する学校もあれば、学力試験、面接、作文、本人の意欲などを総合的に見る学校もあります。
- 通信制高校:全日制高校とは入試の形式が異なることが多く、書類、面接、作文などを中心に選考する学校もあります。登校日数や通い方を選びやすい学校もあるため、学校に行きづらい時期があったお子さんの進路として検討されることがあります。
内申点が気になる場合でも、「公立高校は無理」「全日制は難しい」と決めつける必要はありません。
都道府県や学校によって扱いが異なるため、早めに進路先の入試要項や相談窓口を確認しておくと安心です。
塾通いが内申点に直接反映されるわけではない、という前提
塾に通ったこと自体が、内申点にそのまま加点されるわけではありません。
内申点は、基本的に在籍校での成績評価をもとに決まります。
そのため、「塾に通っているから内申点が上がる」と考えるのではなく、塾での学習を学校の評価材料につなげられるかを見ておくことが大切です。
たとえば、塾で定期テスト対策をして別室受験をする、学校から出された課題を塾で進めて提出する、といった形です。
また、塾で取り組んだ学習内容を記録し、在籍校に共有できる場合もあります。
ひかりすまいるアドバイザー塾を選ぶときは、学習指導の内容だけでなく、学習記録や報告書に対応しているかも確認しておくと安心です。
条件を満たせば学校外での学習が成績評価に反映される
令和6年8月29日、文部科学省は「不登校児童生徒が欠席中に行った学習の成果に係る成績評価について(通知)」を発出しました。
この通知により、教育支援センター、フリースクール、自宅でのICT学習など、学校外や自宅等で行った学習成果を、一定の要件のもとで学校の判断により成績評価へ反映できることが明確化されています。
塾での学習も、学習内容や記録、学校との連携状況によっては、相談材料になる場合があります。
ただし、すべての塾学習が自動的に評価へ反映されるわけではありません。
塾や教材を利用する場合は、学習履歴、課題、確認テスト、先生からの報告などを残せるか確認し、在籍校に共有方法を早めに相談しておくと安心です。
進路の選択肢を広げるためにできること
不登校の期間がある中学生でも、高校受験の選択肢がなくなるわけではありません。
まずは在籍校に相談し、定期テスト、課題提出、別室受験、学校外学習の扱いについて確認しておきましょう。
ひかりすまいるアドバイザー学校によっては、別室でのテスト受験や課題提出によって、評価材料を作れる場合があります。
また、公立高校、私立高校、通信制高校では、内申点、面接、作文、学力検査の重みが異なります。
通信制高校やサポート校など、登校頻度を選びやすい進路もあります。
塾を利用する場合は、受験対策だけでなく、本人の体調に合わせて学習計画を立てられるかも大切です。
焦って学習量を増やすより、苦手な教科や入試に必要な範囲を整理し、無理のない形で進めていくほうが続きやすくなります。
進路が不安な場合は、学校の先生、塾、フリースクール、教育支援センターなど、相談しやすい場所から情報を集めていきましょう。
お子さんに合う進路は、全日制高校だけではありません。
今の状態に合わせて学び方や受験方法を選ぶことで、進路の選択肢を整理しやすくなります。
不登校の中学生が塾に通う場合の費用相場

不登校の中学生が塾に通う場合の費用は、指導形式や通う回数、受講する教科数によって大きく変わります。
同じ塾でも、集団指導か個別指導か、週1回か週3回か、通常授業だけか講習も受けるかによって、月額は変わってきます。
ここでは、形式別の月額目安と、月謝以外に確認しておきたい費用を整理していきますね。
形式別の月額相場
通う日数やコースにもよりますが、中学生の塾費用は、集団指導・個別指導・オンライン・家庭教師などの形式によって幅があります。
文部科学省の令和5年度「子供の学習費調査」では、学校外活動費の中に、学習塾費や家庭教師費などを含む「補助学習費」があります。
ただし、この調査は塾の月謝だけを示したものではありません。
通信教育、家庭教師、参考書、問題集なども含まれるため、ここでは全体感をつかむための公的データとして扱います。
形式別に見ると、おおよその目安は次のようになります。
| 指導形式 | 月額費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 集団指導塾 | 1万〜3万円台 | 複数人で同じ授業を受ける |
| 個別指導塾 | 2万〜5万円台 | 1対1〜1対3で学びやすい |
| オンライン塾 | 1万円前後〜3万円台 | 自宅から受講しやすい |
| 家庭教師 | 2万〜6万円台以上 | 1対1で細かく見てもらいやすい |
| 不登校専門塾 | 1万〜5万円台 | 学習と居場所の両方を支える場合がある |
金額だけを見ると差が大きく感じますが、授業回数やサポート内容が違うため、単純に安い・高いだけでは比べにくい部分があります。
たとえば、オンライン塾は通学の負担を減らしやすい一方で、学習管理をどこまでしてもらえるかはサービスによって異なります。
個別指導や家庭教師は費用が高くなりやすい反面、お子さんの理解度に合わせて進めやすい場合があります。
ひかりすまいるアドバイザー塾を比較するときは、月額だけでなく、週に何回通えるか、振替はできるか、学習記録を残せるかまで確認しておくと安心です。
月謝以外にかかる費用の主な項目
塾を検討するときは、月謝だけでなく、月謝以外にかかる費用も確認しておく必要があります。
主な項目は次の通りです。
| 費用項目 | 内容 |
|---|---|
| 入会金 | 入塾時にかかる初期費用 |
| 教材費 | テキスト・問題集・プリント代 |
| 管理費・設備費 | 教室維持費やシステム利用料 |
| 講習費 | 春期・夏期・冬期講習の費用 |
| 模試代 | 受験対策や学力確認のための費用 |
| 交通費 | 通学型の場合にかかる移動費 |
特に注意したいのは、季節講習や模試代です。
通常の月謝は予算内でも、夏期講習や冬期講習の時期に費用が増える場合があります。
また、オンライン塾でも、教材費やシステム利用料が別でかかることがあります。
入会前には、「毎月かかる費用」と「年に数回かかる費用」を分けて確認しておくと、家計の見通しを立てやすくなります。
費用負担を抑える3つの工夫
塾の費用が気になる場合は、必要な支援の量に合わせて、無理のない形を検討することが大切です。
費用負担を抑える方法としては、自治体の補助制度を確認する、教育支援センター(適応指導教室)を利用する、オンライン形式を活用する、といった選択肢があります。
教育支援センターは、自治体が設置する公的な支援の場です。
塾のように受験対策を中心に進める場所ではありませんが、基礎学習や生活面の相談、学校とのつながりを保つ場所として利用できる場合があります。
外出や通塾の負担を減らしたい場合は、オンライン塾やICT教材も選択肢になります。
ひかりすまいるアドバイザーただし、料金だけで選ぶのではなく、質問対応、学習管理、保護者への報告、出席扱いの相談実績なども確認しておくと安心です。
フリースクールの費用や補助金については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
お子さんに合う塾の選び方|5つの判断軸

不登校の中学生が塾を選ぶときは、「有名な塾かどうか」よりも、今のお子さんの状態に合っているかを見ていくことが大切です。
受験対策に強い塾でも、通うこと自体が負担になると続きにくくなります。
ここでは、塾を選ぶときに確認したい5つの判断軸を整理していきますね。
目的を整理する|学び直し・受験対策・居場所のどれを優先するか
まず確認したいのは、塾に何を求めるかです。
目的があいまいなまま塾を選ぶと、実際に通い始めてから「思っていた内容と違った」と感じることがあります。
たとえば、学校の授業についていくための学び直しをしたい場合は、基礎から戻れる個別指導や家庭教師が合う場合があります。
高校受験に向けて入試対策をしたい場合は、志望校の入試形式に合わせた指導があるかを確認したいところです。
一方で、勉強だけでなく、家以外の場所に少しずつ慣れたい場合は、不登校専門塾やフリースクールに近い学習支援のほうが合うこともあります。
最初からすべてを求めるのではなく、「今は学び直しが優先」「まずは人と関われる場所が必要」など、優先順位を決めておくと選びやすくなります。
指導形式がお子さんの今の状態に合っているか
塾の指導形式は、お子さんの負担感に大きく関わります。
集団指導、個別指導、オンライン塾、家庭教師、不登校専門塾では、先生との距離感や学習の進め方が異なります。
たとえば、人が多い場所が苦手な場合は、集団塾よりも個別指導やオンライン形式のほうが検討しやすいかもしれません。
先生と1対1なら話せるお子さんもいれば、画面越しのほうが安心できるお子さんもいます。
また、学習の遅れが大きい場合は、学年を戻って学べるかどうかも大切です。
「中3だから中3内容から始める」ではなく、つまずいた単元まで戻れる塾かを確認しておきましょう。
体調や登校のリズムに合わせて通えるか
不登校の中学生が塾を続けるには、通う時間や頻度も重要です。
毎週決まった時間に通うことが負担になる場合もあれば、逆に決まった予定があることで生活リズムを整えやすくなる場合もあります。
まずは、週1回から始められるか、欠席時に振替ができるか、オンラインに切り替えられるかを確認しておくと安心です。
午前中に体調が整いにくいお子さんであれば、午後や夕方以降に通える塾のほうが合うこともあります。
体調の波がある場合は、休んだときの対応も大切です。
ひかりすまいるアドバイザー欠席が続いたときに責められる雰囲気がないか、ペースを調整してもらえるかを見ておきましょう。
費用が家計に無理のない範囲か
塾の費用は、月謝だけでなく、教材費、講習費、模試代、管理費なども含めて確認する必要があります。
通う日数やコースによって費用は変わるため、入会前に「毎月かかる費用」と「季節ごとにかかる費用」を分けて聞いておくと安心です。
また、費用が高い塾ほど合うとは限りません。
お子さんに必要な支援が、学び直しなのか、受験対策なのか、1対1の相談なのかによって、必要な費用は変わります。
家計に無理のある状態で始めると、途中で続けにくくなる場合もあります。
料金だけで判断せず、支援内容と通える頻度を合わせて見ていきましょう。
お子さん自身が納得できているか
塾選びで特に大切なのは、お子さん自身がある程度納得できているかです。
親御さんが必要だと感じていても、お子さんが強い不安や拒否感を持っている状態では、通うこと自体が負担になる場合があります。
最初から「ここに通う」と決めるより、資料を見る、オンライン面談を受ける、短時間だけ見学するなど、段階を分けると受け入れやすくなることがあります。
聞き方も大切です。
「塾に行く?」と聞くと重く感じる場合は、「家で受ける形と教室に行く形なら、どちらが楽そう?」など、選びやすい質問に変えてみてください。
ひかりすまいるアドバイザー本人の気持ちを確認しながら進めることで、塾が「行かされる場所」ではなく、少しずつ関われる学びの場になりやすくなります。
体験前に確認したい選び方チェックリスト
塾の体験や問い合わせ前には、次の項目を確認しておくと比較しやすくなります。
- 目的は学び直し・受験対策・居場所のどれか
- 集団・個別・オンラインのどれが負担少なそうか
- 週1回や短時間から始められるか
- 欠席時の振替や休会制度があるか
- 学習記録や報告書に対応しているか
- 月謝以外の費用がどのくらいかかるか
- お子さんが体験に納得しているか
ここがポイント!
チェックリストをすべて満たす塾を探す必要はありません。
今のお子さんにとって外せない条件を2〜3個に絞っておくと、候補を整理しやすくなります。
塾を探す・問い合わせる・見学する|実際の流れと聞き方

塾の種類や選び方が分かっても、実際にどう探せばいいのか迷う親御さんは多いです。
特に不登校の中学生の場合、「問い合わせの時点でどこまで伝えればいいのか」「見学で何を見ればいいのか」が分かりにくいですよね。
ここでは、塾を探す方法から、問い合わせ時の聞き方、見学・体験で確認したいポイントまで整理していきます。
不登校の中学生が通える塾を探す3つの方法
不登校の中学生が通える塾を探す方法は、主に次の3つです。
- インターネットで探す
- 学校や支援機関に相談する
- フリースクールや教育支援センター経由で情報を集める
インターネットで探す場合は、「不登校 中学生 塾」「不登校 個別指導」「中学生 オンライン塾」などの言葉で検索すると、候補を見つけやすくなります。
ただし、公式サイトに「不登校対応」と書かれていなくても、個別に相談できる塾もあります。
気になる塾があれば、問い合わせ時に現在の状況を簡単に伝えて、対応可能か確認してみましょう。
学校の先生やスクールカウンセラー、教育相談窓口に相談する方法もあります。
地域の支援先や、過去に相談実績のある学習支援先を教えてもらえる場合があります。
また、フリースクールや教育支援センターを利用している場合は、学習支援に対応している塾や家庭教師の情報を持っていることもあります。
問い合わせ時に確認したい質問ケース
塾に問い合わせるときは、最初から細かく説明しすぎなくても大丈夫です。
まずは、お子さんが学校に行きづらい状況にあること、学習の遅れや受験について相談したいことを簡単に伝えましょう。
※あくまでイメージ例です。
問い合わせ時には、次のような質問をしておくと安心です。
- 学校に行きづらい中学生の対応実績はありますか?
- 個別に学習ペースを調整できますか?
- 学年を戻って学び直すことはできますか?
- 週1回や短時間から始められますか?
- 欠席した場合の振替はできますか?
- オンライン授業への切り替えはできますか?
- 保護者への学習報告はありますか?
- 学習記録や報告書を出してもらえますか?
- 体験授業や見学はできますか?
- 月謝以外にかかる費用はありますか?
出席扱いや内申点への反映を相談したい場合は、「学校へ提出できる学習記録や報告書に対応していますか?」と確認しておくとよいでしょう。
ただし、塾側が対応していても、出席扱いや成績評価に反映されるかどうかは在籍校の判断になります。
そのため、塾と学校の両方に確認しながら進めることが大切です。
見学・体験で確認したい3つのポイント
見学や体験では、授業の分かりやすさだけでなく、お子さんが安心して過ごせそうかを確認しましょう。
特に見ておきたいのは、次の3つです。
| 確認ポイント | 見る内容 |
|---|---|
| 教室の雰囲気 | 人数、音、明るさ、緊張感 |
| 先生の関わり方 | 声かけ、説明の仕方、質問のしやすさ |
| 続けやすさ | 時間帯、振替、オンライン対応、費用 |
教室の雰囲気は、実際に行ってみないと分かりにくい部分です。
人数が多すぎないか、落ち着いて座れそうか、出入りしやすい雰囲気かを見ておきましょう。
先生の関わり方も大切です。
お子さんの状況を否定せずに聞いてくれるか、分からないところを責めずに確認してくれるかは、続けやすさに関わります。
また、体調に波があるお子さんの場合は、欠席時の振替やオンライン対応があるかも確認しておくと安心です。
体験後は、すぐに入塾を決めなくても大丈夫です。
ひかりすまいるアドバイザー「行けそうだったところ」「少し疲れたところ」「先生の話し方はどうだったか」など、お子さんの感想を聞きながら、無理のない形で判断していきましょう。
塾が合わない・通えないお子さんに合う3つの選択肢

塾を検討してみたものの、「今は外に出るのが難しい」「教室に入ることが負担になりそう」と感じることもあります。
その場合でも、学び方がなくなるわけではありません。
自宅で取り組めるICT教材、1対1のオンライン家庭教師、オンラインフリースクール、公的な教育支援センターなど、塾以外にも選択肢があります。
ここでは、通塾が難しいときに検討しやすい学び方を整理していきますね。
自宅で学べるICT教材という選択肢|出席扱い対応
外出が難しい時期は、自宅で取り組めるICT教材から始める方法があります。
ICT教材とは、パソコンやタブレットを使って学習する教材のことです。
映像授業だけでなく、問題演習、学習履歴の記録、苦手単元の復習に対応しているサービスもあります。
文部科学省は、義務教育段階のお子さんが自宅でICT等を活用して学習する場合、一定の要件を満たせば指導要録上の出席扱いにできることを示しています。
ここに注意!
ただし、ICT教材を使えば自動的に出席扱いになるわけではなく、最終的には在籍校の校長先生が判断します。
ICT教材を検討する場合は、学習履歴を残せるか、学校へ共有できる資料があるか、出席扱いの相談実績があるかを確認しておくと安心です。
出典:文部科学省「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」
小中高の5教科に対応した無学年式のICT教材で、全国の在籍校で「出席扱い」の認定実績が豊富にあります。
AIが苦手分野を自動分析して個別カリキュラムを作ってくれるため、家庭学習でもつまずきにくい仕組みが整っています。
- 対象:小学生・中学生・高校生
- 料金:月額7,480円〜
- 出席扱い:対応(実績豊富)
1対1のオンライン家庭教師という選択肢
オンライン家庭教師は、自宅から先生と1対1で学べる方法です。
通塾の負担を減らしながら、個別に質問しやすい点が特徴です。
集団授業では緊張してしまうお子さんや、どこから学び直せばよいか分からないお子さんでも、先生と相談しながら進めやすい場合があります。
また、オンライン家庭教師は、受講時間や回数を調整しやすいサービスもあります。
体調の波がある場合や、まずは短時間から始めたい場合にも検討しやすい形式です。
一方で、先生との相性は大切です。
体験授業では、説明の分かりやすさだけでなく、お子さんが安心して話せそうかを見ておくとよいでしょう。
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不登校専門のオンライン家庭教師。お子さんのペースに合わせて、経験豊富な講師が丁寧に伴走!
10年以上の専門ノウハウで、学年を超えて「わからない・できない」の原因を根本から解消します。
学習だけでなく、メンタル面や進路まで総合的にサポート。
一人ひとりの目標に沿ったオーダーメイド学習で、志望校合格・やる気回復の実績多数!
- 対象:小学生・中学生・高校生に対応
- 料金:小学生1コマ1,320円〜・中学生1コマ1,870円〜
- 支援:学び直し・受験対策・進路の不安に対応
- 相談:不登校心理相談士による家庭サポートあり
- 制度:自宅学習を出席扱いとして申請可能
居場所機能も備えたオンラインフリースクールという選択肢
学習だけでなく、安心して過ごせる場所や人とのつながりも必要な場合は、オンラインフリースクールを検討する方法があります。
オンラインフリースクールは、自宅から参加できるフリースクール型の支援です。
学習時間だけでなく、朝の会、交流活動、個別面談、オンラインイベントなどを行っているところもあります。
外出が難しい時期でも、画面越しにスタッフや同年代の子どもと関われるため、家族以外との接点を少しずつ作りやすい場合があります。
ただし、活動内容や出席扱いへの対応はスクールによって異なります。
検討するときは、学習支援の内容、交流の頻度、保護者面談、在籍校との連携実績を確認しておくと安心です。
オンラインフリースクールの選び方や費用については、こちらの記事で詳しくまとめています。

「学校に行けない日」も、家からつながれる学び場があります。
aini school 小中等部は、不登校のお子さまが安心して参加できるオンラインフリースクールです。
顔出しや発言を無理に求めず、朝のホームルーム・教科学習・マイクラやイラストなどの楽しい授業を通じて、少しずつ生活リズムや人とのつながりを取り戻しやすい環境が整っています。
- 小1〜中3に対応
- 平日9:00〜15:00に開校
- 教科学習+好きなことから学べる授業
- 出席扱い認定の取得サポートあり
公的な選択肢|教育支援センター(適応指導教室)も並行して検討できる
費用面や学校との連携を考える場合は、教育支援センター(適応指導教室)も選択肢になります。
教育支援センターは、自治体が設置する公的な支援の場です。
地域によっては、「ふれあい教室」「フレンド教室」など別の名称で呼ばれることもあります。
教育支援センターは、塾のように受験対策を中心に進める場所ではありません。
文部科学省資料では、集団生活への適応、情緒の安定、基礎学力の補充、基本的生活習慣の改善などを目的とする相談・指導の場として説明されています。
そのため、学力を一気に伸ばす場所というより、生活面や学習面を整えながら、学校とのつながりを保つ場所として考えるとよいでしょう。
教育支援センターの出席扱いについては、こちらの記事でも詳しくまとめています。
4つの選択肢の比較表
塾が合わない場合でも、学び方にはいくつかの選択肢があります。
費用や出席扱い対応、関わり方の違いを簡単に整理すると、次のようになります。
| 選択肢 | 費用の目安 | 出席扱い対応 | 検討しやすいケース |
|---|---|---|---|
| ICT教材 | 月額数千円〜2万円台の場合がある | 要件を満たせば相談可能 | 自宅で少しずつ学びたい |
| オンライン家庭教師 | 回数や講師により幅がある | 学習記録が相談材料になる場合がある | 1対1で教えてほしい |
| オンラインフリースクール | 月額1万〜3万円台の場合がある | スクールにより対応が異なる | 学習と居場所の両方を考えたい |
| 教育支援センター | 無料または低額の場合が多い | 学校と連携しやすい | 公的な支援につながりたい |
費用や出席扱いの可否は、地域やサービス、在籍校の判断によって変わります。
そのため、気になる選択肢がある場合は、公式サイトや資料で最新情報を確認し、在籍校にも相談しておくと安心です。
学び方を選ぶときは、ひとつに絞り切る必要はありません。
今のお子さんにとって負担が少ない方法から確認し、必要に応じて別の選択肢も比較していきましょう。
通塾を始めるタイミングと、保護者の関わり方

不登校の中学生が塾を始めるタイミングは、学年だけで決めるものではありません。
中1・中2なら早めに学習習慣を整えたい、中3なら高校受験が気になる、という違いはあります。
ただし、いちばん大切なのは、お子さんの体調や気持ちが塾と関われる状態かどうかです。
ここでは、学年別の考え方と、親御さんの関わり方を整理していきますね。
中1〜中2で塾を考える場合のタイミング
中1〜中2で塾を考える場合は、受験対策よりも、学習習慣や生活リズムを整えることを目的にすると考えやすくなります。
中学生の勉強は、英語や数学など、前の単元の理解が次の単元につながる教科が増えます。
学校に行きづらい時期が続くと、どこから分からなくなったのか見えにくくなることがあります。
そのため、中1〜中2では、週1回の個別指導やオンライン学習など、負担の少ない形で学び直しを始める方法があります。
ただし、体調が安定していない時期に、通塾を急ぐ必要はありません。
まずは資料を見る、オンライン面談だけ受ける、短時間の体験をしてみるなど、小さく確認していくと負担を減らしやすくなります。
中3で塾を考える場合のタイミング
中3になると、高校受験や内申点の不安から、塾を急いで探したくなる親御さんも多いです。
ただ、中3だからといって、いきなり通塾日数を増やす必要はありません。
まずは、志望校の選抜方法や、今のお子さんに必要な学習範囲を整理することが大切です。
公立高校、私立高校、通信制高校では、内申点、学力検査、面接、作文の重みが異なります。
塾を利用する場合も、全教科を一気に進めるより、必要な教科や単元を絞って進めるほうが続きやすい場合があります。
ひかりすまいるアドバイザー中3の時期は、塾だけでなく、在籍校、進路相談、通信制高校やサポート校の情報もあわせて確認しておくと、選択肢を整理しやすくなります。
中学生の進路全体については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
[>>不登校の中学生の進路はどう考える?高校受験・通信制高校・高卒認定まで解説](未公開「不登校 中学生 進路」公開後に追加)
通信制高校やサポート校など、高校進学後の選択肢については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
不登校からの通塾・実際のケース
不登校から通塾を始めるタイミングは、お子さんによって異なります。
※あくまでイメージ例です。
たとえば、中2の後半から学校に行きづらくなり、まずはオンライン教材で短時間の学習を再開したあと、中3の春から週1回の個別指導を始めるケースがあります。
また、教室に入ることが難しいため、最初はオンライン家庭教師を利用し、受験に必要な英語と数学だけを学び直すケースもあります。
別のケースでは、学習よりも人と関わることへの不安が大きく、教育支援センターやフリースクールにつながってから、必要に応じて塾を検討することもあります。
ひかりすまいるアドバイザーこのように、塾を始める順番や時期に決まった形はありません。
お子さんの体調や気持ち、受験までの時期に合わせて、無理のない形を選ぶことが大切です。
通塾が続かなかったときの捉え方
塾を始めても、途中で通えなくなることがあります。
体調が崩れた、先生との相性が合わなかった、教室の雰囲気が負担だった、勉強への気持ちが追いつかなかったなど、理由はさまざまです。
通塾が続かなかったとしても、親御さんやお子さんの失敗ではありません。
「この形式は今のお子さんには合いにくかった」と分かっただけでも、次の選択に役立ちます。
たとえば、通学型が難しければオンライン塾へ、集団授業が負担なら個別指導へ、学習自体がつらい時期なら居場所型の支援へ切り替える方法もあります。
一度始めた塾を続けることより、お子さんが無理なく関われる形に調整していくことを大切にしましょう。
通学型の塾が続かなかった場合でも、学習を続ける方法がなくなるわけではありません。
自宅から先生と1対1で学べるオンライン個別指導なら、外出の負担を減らしながら、苦手な教科や受験に必要な範囲を相談しやすい場合があります。
ティントルは、不登校専門のオンライン個別指導サービスです。
「教室に通うのは難しいけれど、先生と一緒に学習を進めたい」というご家庭は、通塾以外の選択肢として比較候補になります。
親御さんが気をつけたい関わり方
塾を検討するとき、親御さんはどうしても「勉強が遅れてしまう」「受験に間に合わない」と焦りやすくなります。
ただ、その焦りがそのままお子さんに伝わると、勉強や塾への拒否感が強くなる場合があります。
声をかけるときは、「塾に行きなさい」ではなく、「どんな形なら少し楽そう?」と選択肢を一緒に考える言い方にすると、お子さんも答えやすくなります。
また、体験授業や見学のあとに、すぐ入塾を決める必要はありません。
「先生の話し方はどうだった?」「疲れすぎなかった?」など、感想を聞く時間を作ることも大切です。
親御さんだけで抱え込まず、学校の先生、スクールカウンセラー、教育支援センター、フリースクールなど、相談しやすい相手を増やしていきましょう。
ひかりすまいるアドバイザー塾は、選択肢のひとつです。
お子さんの状態に合わせて、学び方や関わる人を調整していくことが、無理なく続けるための大切な視点になります。
不登校の中学生が塾に通うことについてよくある質問

不登校の中学生が塾を検討するときは、通えるかどうかだけでなく、出席扱い、内申点、本人の気持ちなども気になりますよね。
ここでは、親御さんからよくある質問をまとめて整理していきます。
不登校でも塾には通えますか?
不登校でも塾に通うことはできます。
学校に行きづらい時期でも、塾やオンライン学習など、学校以外の場所で学ぶお子さんはいます。
ただし、通えるかどうかは、お子さんの体調、生活リズム、人との関わり方、勉強への気持ちによって変わります。
最初から通学型にこだわらず、個別指導、オンライン塾、家庭教師など、負担の少ない形式から検討するとよいでしょう。
塾だけで出席扱いになりますか?
塾に通っただけで、自動的に出席扱いになるわけではありません。
出席扱いは、学習内容、支援内容、学校との連携、報告方法などをもとに、在籍校の校長先生や教育委員会が判断します。
一般的な民間塾は、学力向上や受験対策を主な目的としているため、出席扱いとして認められるケースは限られる傾向があります。
ただし、不登校支援に対応している塾や、学習記録を学校へ共有できるサービスであれば、相談材料になる場合もあります。
利用前に、塾と在籍校の両方へ確認しておくと安心です。
内申点が低くても塾に通う意味はありますか?
内申点が低い場合でも、塾に通う意味はあります。
塾に通ったこと自体が内申点に直接加点されるわけではありませんが、定期テスト対策や課題提出のサポートにつながる場合があります。
また、令和6年8月29日の文部科学省通知では、不登校児童生徒が欠席中に行った学習成果を、一定の要件のもとで学校の判断により成績評価へ反映できることが示されています。
塾での学習内容や記録を在籍校へ共有できれば、評価材料として相談できる場合もあります。
集団授業と個別指導、どちらが向いていますか?
どちらが向いているかは、お子さんの状態によって変わります。
集団授業は、同じペースで受験対策を進めやすい一方で、人が多い環境が負担になる場合があります。
個別指導は、苦手な単元に戻りやすく、先生との距離も近いため、質問しやすいお子さんには合うことがあります。
学校の雰囲気がつらかったお子さんの場合は、まず個別指導やオンライン形式など、負担の少ない形から確認してみるとよいでしょう。
体験授業では、授業内容だけでなく、お子さんが安心して質問できそうかを見ておくことが大切です。
本人が塾に行きたがらない場合はどうすればいいですか?
本人が塾に行きたがらない場合は、無理に通わせないほうがよいことがあります。
塾への拒否感の背景には、勉強への不安、人と会うことへの緊張、失敗したくない気持ち、体調の波などがあるかもしれません。
まずは「なぜ行きたくないのか」を聞き出そうとしすぎず、「教室に行く形と家で受ける形なら、どちらが楽そう?」のように答えやすく聞いてみるとよいでしょう。
今は塾が難しい場合でも、ICT教材、オンライン家庭教師、フリースクール、教育支援センターなど、別の選択肢があります。
大切なのは、塾に行かせることではなく、お子さんが安心して学習と関われる形を探すことです。
オンライン塾と家庭教師はどう違いますか?
オンライン塾は、自宅から授業や教材にアクセスして学ぶ形式です。
録画授業、ライブ授業、AI教材、個別サポートなど、サービスによって内容が異なります。
一方、家庭教師は先生と1対1で学ぶ形式です。
訪問型とオンライン型があり、お子さんの理解度に合わせて進めやすい特徴があります。
費用は、一般的にオンライン塾のほうが抑えやすい場合がありますが、個別に見てもらう時間は家庭教師のほうが多くなりやすいです。
学習管理をどこまでしてほしいか、質問しやすさを重視するかで選び方が変わります。
体験授業は必ず受けたほうがいいですか?
可能であれば、体験授業や見学は受けておくと安心です。
公式サイトや資料だけでは、教室の雰囲気や先生との相性までは分かりにくいからです。
特に不登校の中学生の場合、授業の分かりやすさだけでなく、先生の声かけ、教室の人数、質問のしやすさ、欠席時の対応なども大切になります。
体験後は、すぐに入塾を決める必要はありません。
「疲れすぎなかったか」「先生と話しやすかったか」「次も行けそうか」をお子さんと確認してから判断するとよいでしょう。
フリースクールと塾は併用できますか?
フリースクールと塾を併用することはできます。
フリースクールは、安心して過ごせる居場所や生活面の支援を重視しているところが多く、塾は学習や受験対策を中心にしていることが多いです。
ただし、併用すると通う日数や費用が増えるため、お子さんの負担にならないかを確認する必要があります。
まずは、フリースクール側に学習支援の内容を確認し、足りない部分だけ塾やオンライン学習で補う形を検討すると整理しやすくなります。
フリースクールの選び方については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
まとめ|中学生の不登校で塾を考えるご家庭へ

最後にこちらの記事をまとめていきましょう。
こちらの記事では、
- 不登校の中学生が通える塾の指導形式
- 塾と出席扱い制度の関係
- 内申点や高校受験への影響
- 塾の費用と選び方
- 塾が難しい場合の選択肢
などについてご紹介しました。
中学生が学校に行きづらい時期でも、塾を検討できる場合はあります。
ただし、塾に通えばすべてが解決するわけではありません。
お子さんの体調や生活リズム、勉強への気持ちによって、合う学び方は変わります。
| 学び方 | 検討しやすいケース |
|---|---|
| 個別指導塾 | 苦手単元から学び直したい |
| オンライン塾 | 自宅から学習を始めたい |
| 家庭教師 | 1対1で細かく見てもらいたい |
| ICT教材 | 外出が難しく、自宅で学びたい |
| 教育支援センター | 公的な支援につながりたい |
塾は学び直しや高校受験対策の選択肢になりますが、今のお子さんの体調・生活リズム・勉強への気持ちに合う形を選ぶことが大切です。
出席扱いや成績評価は在籍校の判断が関わるため、塾・教材・支援機関を利用する前に学校へ確認しておくと安心です。
通学型の塾が難しい場合でも、オンライン塾、ICT教材、家庭教師、フリースクール、教育支援センターなど、別の学び方があります。
高校受験や内申点が心配な場合は、在籍校に定期テスト・課題提出・学校外学習の扱いを確認しておくと安心です。
ひかりすまいるアドバイザー焦って学習量を増やすより、お子さんの体調や気持ちに合わせて、今つながりやすい学び方から整理していきましょう。






