「学校を休みがちで、このまま内申点がつかなかったらどうしよう…」
「調査書に斜線や『評価なし』と書かれたら、高校受験は難しくなるのかな…」
「不登校でも、本当に進学できる道はあるの?」
不登校の期間があっても、内申点が必ずつかなくなるわけではなく、高校受験もできます。
学校外での学びが成績評価の参考になる場合もあります。ただし、内申点や調査書の扱い、選考方法は自治体や学校によって異なります。
保護者の声調査書に斜線があるかもしれないと言われました…。
もう高校受験は難しいのでしょうか。
ひかりすまいるアドバイザー斜線や「評価なし」があっても、それだけで受験できなくなるわけではありません。利用できる制度や進学先を、お子さんの状況に合わせて確認していきましょう。
この記事では、これまで不登校支援制度や全国のフリースクール・教育支援センターを調査してきたひかりすまいる編集部が、
- 不登校でも内申点がつく可能性があるケース
- 出席扱い制度と学校外での学びの考え方
- 欠席日数や調査書が高校受験へ与える影響
- 内申点に不安がある場合の進学先や選択肢
について、わかりやすくご紹介します。
不登校でも内申点は「つかない」とは限らない|広がっている誤解

「不登校になると内申点はゼロになる」という不安をよく耳にします。
ですが、これは必ずしも正しいわけではありません。
内申点とは、中学校が高校へ提出する調査書の評価(成績)のことで、入試の選考資料として使われるものです。
学校以外での学びを評価に反映できる仕組みも整ってきており、不登校だからといって一律に内申点がつかなくなるとは限りません。
まずは、広がっている誤解を一つずつ見ていきましょう。
「不登校=内申点なし」は本当か|評価対象になる場面は意外と多い
「学校を休んでいるから内申点はつかない」と思い込む必要はありません。
休んでいる間の学びも、評価の対象になる場面があります。
ひかりすまいるアドバイザー現在は、フリースクールや教育支援センター、オンライン教材など、学校以外での学びを評価につなげる方向に制度が整えられてきています。
そのため、欠席しているという事実だけで、内申点が一律にゼロになるわけではありません。
在籍している学校との連携や、学習の記録の残し方によって、評価につながる可能性があります。
「斜線」や「ー(評価なし)」がつくケースとつかないケースの違い
調査書に斜線や「評価なし」がついても、それだけで「受験できない」と決まるわけではありません。
扱いは自治体や学校のルールによって変わります。
文部科学省は、評価材料が不足する場合でも、所見欄に学習の状況を文章で記述することを認めています。
すべての教科や観点について、必ず評定を記載しなければならないわけではありません。
ひかりすまいるアドバイザーたとえば東京都の要綱では、観点別学習状況や評定に斜線がある調査書の扱いは、各高校が適切に定めるとされています。
受検者に不利にならないよう配慮することが前提とされています。
やむを得ない理由で調査書の一部が記入できない場合には、理由書などを添えて提出する運用もあります。
つまり、
- 斜線がある=受験できない
ではなく - その扱いは学校や自治体ごとに決まる
という理解で大丈夫です。
※出典:東京都教育委員会
文部科学省の方針|学校外の学習も評価に反映できる仕組みがある
学校を休んでいる間の学びも、一定の要件を満たせば成績評価に反映できます。
これは文部科学省が示している方針です。
令和6年8月29日付の通知では、欠席中に行った学習の成果について、条件を満たせば評価に反映できることが整理されています。
主なポイントは次の通りです。
- 学習内容が学校の教育課程に沿っていること
- 学校と保護者・支援機関が連携していること
- 学校が学習状況を把握できていること
これらを満たす場合、観点別評価や評定に反映される可能性があります。
一方で、評価材料が不足している教科については、必ずしも評定がつくとは限りません。
その場合でも、所見欄に学習の状況を記載することが認められています。
ここがポイント!
評価は一律ではなく、学校との連携や記録の残し方によって変わる点は、あらかじめ知っておくと安心です。
内申点(調査書)の仕組み|何で決まり、どう使われるのか

ここでは、内申点の基本的な仕組みを見ていきます。
「そもそも調査書とは何か」「何で評価が決まるのか」「いつから影響するのか」を知っておくと、今どこから整えていけばよいかが見えやすくなります。
調査書とは|中学校が高校に提出する書類の中身
調査書とは、中学校が高校受験のときに提出する書類のことです。内申書と呼ばれることもあります。
この書類には、各教科の成績(評定)のほか、出欠の記録や学校生活の様子をまとめた所見欄などが含まれます。
高校は、当日の学力検査の点数とあわせて、この調査書を選抜の資料として使います。
ひかりすまいるアドバイザーつまり内申点は、テストの点数だけでは見えない、日ごろの取り組みや学びの様子を伝える役割があります。
なお、どの項目をどのように評価に使うかは、自治体や高校によって異なります。
内申点の評価項目|定期テスト・提出物・授業態度の3つの柱
内申点(評定)は、大きく分けて3つの要素から評価されるとされています。
- 定期テストの結果
- 提出物や課題の取り組み
- 授業中の態度や参加の様子
定期テストの点数だけで決まるわけではありません。
提出物を出すことや、学習の取り組みを記録として残すことも、評価材料になる場合があります。
そのため、教室での授業が難しい時期でも、
- 提出物に取り組む
- 学習の記録を残す
といった方法が、評価につながる可能性もあります。
何を評価材料として残せるかは、在籍校と相談しておくと安心です。
内申点が反映されるのはいつから?|学年別の扱い
内申点が高校受験にどう影響するかは、「どの学年の成績を見るか」で変わります。
この扱いは、都道府県ごとに異なります。
- 中学3年生の成績を中心に見る地域
- 中学1年生から3年生までを合計して見る地域
など、地域によってルールが違います。
そのため、「いつから意識すればいいか」は一律ではありません。
まずは、お住まいの地域の入試制度を確認しておくことが大切です。
ひかりすまいるアドバイザー今の学年からできることを、無理のない範囲で整えていきましょう。
都道府県別|公立高校入試で内申点が占める比率の違い
公立高校の入試では、内申点と当日の学力検査の点数をどのくらいの割合で使うかが決められています。
この比率は、都道府県ごとに異なります。
- 内申点の比重が高い地域
- 当日のテストの比重が高い地域
同じ公立高校でも、地域によって重視されるポイントが変わります。
たとえば東京都では、一部の高校で、内申点を使う場合と使わない場合の両方で計算し、高い方を採用する選抜方法が導入されています。
ただし、これはすべての高校で行われているわけではなく、あくまで一部の例です。
内申点に不安がある場合は、
- 当日の点数の比重が高い高校を選ぶ
- 複数の選抜方法がある高校を検討する
といった考え方もあります。
まずは志望校の選抜方法を確認しておくと、見通しが立てやすくなります。
※出典:東京都教育委員会
学校に通えていない時期の学びを「出席扱い」にする制度

学校に通えていない時期でも、自宅やフリースクールでの学びが「出席扱い」になる場合があります。
これは主に小中学校の義務教育段階を対象とした制度です。
文部科学省は、一定の条件を満たした学校外での学びについて、出席扱いや成績評価につなげられる場合があることを示しています。
ここでは、出席扱いの仕組みや対象となる学び方、申請の流れをわかりやすくご紹介します。
自宅でICT等を活用した学習活動の出席扱いの考え方
自宅でICT教材などを活用した学習は、一定の条件を満たすと出席扱いになる場合があります。
まず知っておきたいのは、
- 自宅でICT教材を使って学ぶ場合
- フリースクールや教育支援センターへ通う場合
では、出席扱いの考え方や条件が異なるということです。
文部科学省では、自宅でのICT学習について、次のような条件を示しています。
- 学校と保護者が連携していること
- 計画的に学習が進められていること
- 学校が学習状況を把握できること
などです。
また、必要に応じて対面での支援や指導が行われていることも大切な条件になります。
ここに注意!
ただし、条件を満たしていれば必ず出席扱いになるわけではありません。
最終的には、在籍校や校長先生が総合的に判断します。
制度を利用したい場合は、お子さんの状況に合わせて学校へ相談してみると安心です。
出席扱いになると内申点はどう変わる?
出席扱いになると、その日数は出席日数として扱われ、欠席日数には含まれません。
そのため、欠席日数だけで判断されにくくなる場合があります。
また、出席扱いは日数だけではありません。
ひかりすまいるアドバイザー学校外で取り組んだ学習も、学校の判断によって評価材料になる場合があります。
例えば、
- ICT教材の学習履歴
- レポートや振り返り
- テストや課題の結果
などが評価の参考になることがあります。
ただし、これらが必ず内申点へ反映されるわけではありません。
学校が学習状況を確認し、評価材料として十分であると判断した場合に、成績へ反映される可能性があります。
ここがポイント!
家庭で取り組んだ内容を記録として残し、学校と共有していくことが大切です。
出席扱いの対象になる場合がある学び方
出席扱いの対象になる可能性がある学び方には、次のようなものがあります。
| 学び方 | 主な特徴 |
|---|---|
| フリースクール | 学校以外の居場所として通える民間施設 |
| 教育支援センター | 自治体が運営する公的な支援施設 |
| ICT教材 | 自宅でオンライン学習ができる |
| ホームスクーリング | 家庭を中心に学習を進める |
ここに注意!
どの方法でも、出席扱いになるかどうかは在籍校との連携や校長先生の判断が前提になります。
お子さんの状況や学び方に合わせて、無理なく続けられる方法を選んでいきましょう。
学校以外での学びを検討するときは、お子さんに合った学び方を選ぶことも大切です。
例えば、次のようなサービスがあります。

「学校に行けない日」も、家からつながれる学び場があります。
aini school 小中等部は、不登校のお子さまが安心して参加できるオンラインフリースクールです。
顔出しや発言を無理に求めず、朝のホームルーム・教科学習・マイクラやイラストなどの楽しい授業を通じて、少しずつ生活リズムや人とのつながりを取り戻しやすい環境が整っています。
- 小1〜中3に対応
- 平日9:00〜15:00に開校
- 教科学習+好きなことから学べる授業
- 出席扱い認定の取得サポートあり
小中高の5教科に対応した無学年式のICT教材で、全国の在籍校で「出席扱い」の認定実績が豊富にあります。
AIが苦手分野を自動分析して個別カリキュラムを作ってくれるため、家庭学習でもつまずきにくい仕組みが整っています。
- 対象:小学生・中学生・高校生
- 料金:月額7,480円〜
- 出席扱い:対応(実績豊富)
出席扱いの進め方|在籍校との連携のポイント
出席扱いは、在籍している学校との連携を通じて進めます。
一般的には、
- 学校へ現在の状況を伝える
- 利用する施設や教材を共有する
- 学習の記録を学校へ提出する
という流れになります。
「学校へ相談するのは少し気が重い」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、最初からすべてを決める必要はありません。
ひかりすまいるアドバイザーまずは、お子さんの今の様子を伝えるところから始めても大丈夫です。
学校と少しずつ情報を共有していくことで、出席扱いにつながる可能性があります。
高校生段階での扱いの違い|高校では別の制度になる
ここまでご紹介した出席扱いは、小中学校の義務教育段階を対象とした制度です。
高校では、制度の考え方が少し変わります。
学校外の施設での活動を出席扱いとして記録できる場合がありますが、卒業に必要な単位認定とは別の制度になります。
また、近年はオンライン授業などを単位認定に活用できる仕組みも広がっています。
高校では、
- 出席扱い
- 単位認定
は別の制度として考えておくと理解しやすいでしょう。
学びの多様化学校(旧・不登校特例校)という選択肢
学びの多様化学校は、学校へ通いづらさを感じているお子さんに配慮した教育課程を持つ学校です。
以前は「不登校特例校」と呼ばれていました。
通常の学校とは異なる教育課程で、お子さんのペースに合わせて学べる環境が整えられています。
「学校以外の選択肢」というよりも、「お子さんに合った通い方ができる学校」と考えるとイメージしやすいかもしれません。
ひかりすまいるアドバイザーお住まいの地域にあるかどうか、一度調べてみるのも選択肢のひとつです。
欠席日数が多いお子さんの内申点|公立・私立で扱いが違う

欠席日数が多いと、「高校受験に不利になるのでは」と不安になる親御さんも多いでしょう。
ですが、欠席日数だけで受験できるかどうかが決まるわけではありません。
公立・私立、高校や自治体によって考え方や制度は異なります。
ここでは、欠席日数がどのように扱われるのか、知っておきたいポイントをご紹介します。
公立高校が欠席日数をどう見るか|近年の変化と現状
公立高校では、欠席日数だけで判断しない方向へ制度が見直されてきています。
以前は調査書に欠席日数が記載されることが一般的でしたが、近年は欠席の事情もあわせて考慮する自治体が増えています。
ひかりすまいるアドバイザー例えば東京都では、調査書の様式が見直され、従来のような欠席日数欄がなくなりました。
また、やむを得ない事情がある場合は、学校が状況を踏まえて対応する仕組みも整えられています。
ただし、制度は都道府県によって異なるため、お住まいの地域の入試要項を確認しておくと安心です。
私立高校が欠席日数をどう見るか|学校ごとに考え方が異なる
私立高校では、欠席日数の扱いは学校ごとに異なります。
内申点だけでなく、
- 面接
- 作文
- 当日の学力検査
- 事前相談
などを総合的に見て判断する学校もあります。
また、中学校を通じて行う「事前相談」の中で、お子さんの状況や欠席の理由を伝えられる場合もあります。
気になる学校があれば、学校説明会や個別相談会で確認しておくと安心です。
自治体によって配慮制度が用意されている場合もある
欠席日数への配慮制度は、自治体ごとに内容が異なります。
例えば、次のような制度があります。
| 自治体 | 配慮の例 |
|---|---|
| 東京都 | 調査書様式の見直しなど |
| 神奈川県 | 「資料の整わない者としての選考」 |
| 愛知県 | 自己申告書の提出 |
| 大阪府 | 自己申告書制度 |
ここに注意!
制度の内容や利用条件は毎年見直されることがあります。
利用できる制度があるかどうかは、お住まいの自治体の最新情報を確認しておきましょう。
自己申告書・理由書は事情を伝えるための大切な書類
欠席日数が多い場合でも、事情を伝えるための「自己申告書」や「理由書」を提出できる場合があります。
自己申告書には、
- 学校へ通えなかった背景
- その間に取り組んできたこと
- 現在の状況
などを記載します。
自治体によって提出できる条件や様式は異なりますが、お子さんの状況を学校へ伝える大切な資料になります。
また、調査書の一部が記入できない場合には、理由書などを添付する運用が行われている自治体もあります。
「欠席日数が多いから受験できない」と決めつける必要はありません。
ひかりすまいるアドバイザー利用できる制度や提出書類がないか、在籍校や受験先へ確認してみることをおすすめします。
内申点が低い・つかない場合に使える入試制度

内申点が低い場合や、十分な評価がついていない場合でも、高校受験の選択肢がなくなるわけではありません。
自治体や高校によっては、お子さんの状況に配慮した制度や選考方法が用意されています。
ここでは、代表的な制度をご紹介します。
不登校枠・特別選抜|状況に配慮した選考制度
公立高校には、不登校や長期欠席のお子さんに配慮した選考制度を設けている自治体があります。
例えば神奈川県では、「資料の整わない者としての選考」があり、内申点だけでは判断しない仕組みが用意されています。
制度の内容は自治体によって異なるため、お住まいの地域の入試要項を確認しておくと安心です。
私立高校では内申点以外を重視する学校もある
私立高校では、内申点だけではなく、
- 当日の学力検査
- 面接
- 作文
- 事前相談
などを含めて総合的に判断する学校があります。
学校によって選考方法は大きく異なるため、説明会や募集要項で確認しておくことが大切です。
欠席の事情や学校外での学びについて相談できる場合もあります。
別室受験や時間延長などの配慮を受けられる場合もある
体調や発達特性などにより通常どおりの受験が難しい場合は、別室受験や試験時間の延長などの配慮を受けられることがあります。
申請方法や対象となる条件は、自治体や高校によって異なります。
ひかりすまいるアドバイザー希望する場合は、在籍校へ早めに相談しておくと準備を進めやすくなります。
当日の学力検査を重視する高校という選択肢もある
高校によっては、内申点よりも当日の学力検査を重視する選考を行っている場合があります。
例えば東京都では、一部の高校で、学力検査点と調査書点を異なる方法で計算し、高い方を採用する新しい選抜方法が導入されています。
ただし、これはすべての高校に当てはまる制度ではありません。
ひかりすまいるアドバイザー志望校がどのような選考方法を採用しているかを確認しておくことで、お子さんに合った進路を考えやすくなります。
内申点だけで決まらない進学先|選択肢を整理

内申点に不安があっても、高校へ進学する道がなくなるわけではありません。
高校にはさまざまな選考方法があり、内申点だけではなく、当日の学力検査や面接などを含めて総合的に判断する学校もあります。
まずは、それぞれの進学先の特徴を見ていきましょう。
| 進学先 | 主な特徴 |
|---|---|
| 全日制高校 | 学校ごとに選考方法が異なる |
| 通信制高校 | 自分のペースで学びやすい |
| 定時制高校 | 通学時間帯を選びやすい |
| 特色ある公立高校 | 多様な学び方に対応した学校もある |
| 高等専修学校 | 専門分野を学びながら進学を目指せる |
| 高卒認定試験 | 大学・短大・専門学校などの受験資格を得られる |
※選考方法や学費、通学日数は学校によって異なります。
詳しくは募集要項や学校説明会で確認しておくと安心です。
全日制高校|内申点だけで決まるわけではない
全日制高校では、調査書(内申点)が選考資料として使われることが多くあります。
一方で、公立高校では当日の学力検査と調査書を組み合わせて選考するのが一般的です。
私立高校でも、面接や作文、事前相談などを含めて総合的に判断する学校があります。
内申点に不安がある場合でも、学校ごとの選考方法を確認することで、お子さんに合った進学先を見つけられる可能性があります。
通信制高校|内申点に不安がある場合も選択肢になりやすい
通信制高校は、自分のペースで学習を進めやすく、学校へ通いづらい経験のあるお子さんが進学先として選ぶことも多い学校です。
学校によって選考方法は異なりますが、面接や作文などを含めて総合的に判断する学校が多く、内申点だけで合否が決まるわけではありません。
一方で、調査書の提出を求める学校もあるため、選考方法は学校ごとに確認しておくことが大切です。
ひかりすまいるアドバイザーお子さんの状況に合った学校を比較しながら、無理のない進学先を検討してみてください。
定時制高校|生活リズムに合わせて通いやすい
定時制高校は、昼間部や夜間部など、通学時間帯を選べる学校があります。
生活リズムや体調に合わせて通いやすい学校もあり、お子さんの状況に合わせて検討しやすい進学先です。
選考方法は学校によって異なるため、募集要項や学校説明会で確認してみましょう。
特色ある公立高校という選択肢もある
自治体によっては、多様な学び方に対応した特色ある公立高校が設置されています。
少人数で学べる学校や、一人ひとりの状況に配慮した教育を行っている学校もあります。
学校ごとに教育内容や選考方法は異なるため、お住まいの自治体の教育委員会や募集要項で確認してみてください。
高等専修学校|専門分野を学びながら進学を目指せる
高等専修学校は、専門分野を学びながら進学を目指せる学校です。
学校によっては、大学入学資格を得られる学科や、高校との技能連携によって高等学校卒業資格の取得を目指せる仕組みがあります。
ここに注意!
制度は学校によって異なるため、「高等専修学校なら必ず高卒資格が取得できる」というわけではありません。
ひかりすまいるアドバイザー進学先を検討する際は、取得できる資格や進路実績を確認しておくと安心です。
※出典:文部科学省「専修学校」
高卒認定試験という選択肢もある
高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)は、大学や短大、専門学校などの受験資格を得るための試験です。
試験では内申点は問われません。
また、高校に在学している方も受験できるため、高校生活と並行して活用するケースもあります。
ここに注意!
ただし、高卒認定試験に合格しても、高校卒業資格が得られるわけではありません。
制度の内容を理解したうえで、お子さんに合った進路の一つとして検討するとよいでしょう。
今の状況に合わせた進路と内申点の考え方

内申点との向き合い方は、お子さんの状況によって少しずつ変わります。
「今からできることはあるかな」と感じている方は、当てはまる状況から読んでみてください。
中学1〜2年生から学校を休む日が続いている場合
中学1〜2年生から学校を休む日が続いている場合は、受験までまだ時間があります。
そのため、学校との連携を始めたり、学習の記録を少しずつ積み重ねたりできる可能性があります。
学校外での学びも、一定の条件を満たせば成績評価の参考になる場合があります。
ひかりすまいるアドバイザー焦って結果を求めるよりも、今のお子さんに合った学び方を少しずつ見つけていくことが大切です。
連続して休む日と登校できる日が混ざる「五月雨登校」の時期には、お子さんの状態に合わせた関わり方を知っておくことも役立ちます。
中学3年生から学校を休み始めた場合
中学3年生から学校を休み始めると、受験までの時間が限られているため、不安を感じるご家庭も多いでしょう。
ただ、今から確認できることもあります。
自治体によっては、中学1〜2年生の成績も選考資料として使われる場合があります。
また、出席扱い制度や自己申告書、学校ごとの選考方法などを確認することで、進路の選択肢が広がることもあります。
まずは在籍校と相談しながら、お子さんに合った進路を一緒に考えていきましょう。
学校へ通えない期間が長く続いている場合
学校へ通えない期間が長く続いている場合でも、進学できる道がなくなるわけではありません。
学校によっては、内申点だけではなく、面接や作文なども含めて総合的に判断する場合があります。
また、お子さんが安心して過ごせる居場所を見つけることが、進路を考える第一歩になることもあります。
ひかりすまいるアドバイザー焦って進路を決めるのではなく、お子さんに合った学び方や過ごし方を見つけながら進めていきましょう。
学校生活への不安が大きい場合
学校生活への不安が大きい場合は、教室へ戻ることだけを目標にしなくても大丈夫です。
教育支援センターやフリースクールなど、学校以外にも安心して過ごせる場所があります。
こうした場所での学びが、学校との連携によって出席扱いの対象になる場合もあります。
ひかりすまいるアドバイザーまずは、お子さんが安心して過ごせる環境から考えてみましょう。
発達特性や体調への配慮が必要な場合
発達特性や体調への配慮が必要なお子さんは、無理に周りと同じ環境で学ぶ必要はありません。
入試では、別室受験や試験時間の延長などの配慮を受けられる場合があります。
また、お子さんの特性や体調に配慮したフリースクールや高校もあります。
どのような配慮を受けられるかは学校によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
フリースクールを検討する場合は、支援内容や学習の進め方、お子さんが無理なく過ごせそうかを確認しながら、ご家庭に合う場所を探してみてください。
起立性調節障害などで朝の登校が難しい場合
起立性調節障害などで朝の登校が難しいお子さんもいます。
その場合は、昼間部や夜間部のある定時制高校や、登校日数を調整しやすい通信制高校などを検討できる場合があります。
体調に合わせて通える学校を選ぶことで、お子さんが無理なく学びを続けられることもあります。
ひかりすまいるアドバイザー入試では、必要に応じて配慮を申請できる場合もありますので、在籍校や受験先へ早めに相談してみましょう。
内申点につなげるために今からできる7つのこと

ここでは、内申点につながる可能性がある取り組みをご紹介します。
すべてを一度に始める必要はありません。
お子さんの状況に合わせて、できそうなことから少しずつ取り組んでみてください。
- 別室登校・保健室登校を活用する
- 定期テストだけでも受けてみる
- 提出物や課題で学習の記録を残す
- 教育支援センターを利用する
- フリースクールを活用する
- ICT教材を活用して家庭学習を続ける
- 検定を学習の目標にする
別室登校・保健室登校を活用する
教室に入ることが難しい場合は、別室登校や保健室登校という方法があります。
学校によっては、相談室や校内教育支援センターなどを利用できる場合もあります。
無理なく通える時間から始めることで、学校とのつながりを保ちやすくなることがあります。
定期テストだけでも受けてみる
定期テストは、学習状況を評価する材料の一つです。
教室で受けることが難しい場合でも、別室で受験できる学校があります。
受けられる教科からでも取り組むことで、評価につながる可能性があります。
ひかりすまいるアドバイザーまずは学校へ相談してみましょう。
提出物や課題で学習の記録を残す
家庭で取り組んだ課題や提出物も、評価材料として活用される場合があります。
文部科学省では、ICT教材の学習履歴や課題、レポートなどを評価の参考とする事例を紹介しています。
無理のない範囲で学習を続け、その記録を学校と共有していくことが大切です。
教育支援センターを利用する
教育支援センターは、市区町村が運営する公的な支援機関です。
学習だけでなく、生活リズムづくりや相談の場として利用できる場合があります。
学校との連携によって、出席扱いの対象になることもあります。
フリースクールを活用する
フリースクールは、学校以外で安心して過ごせる居場所の一つです。
学校との連携を行いながら学習を続けることで、出席扱いや成績評価につながる場合があります。
利用を検討するときは、学校との連携や出席扱いについて相談できるか確認しておくと安心です。
ICT教材を活用して家庭学習を続ける
自宅で学ぶ場合は、学習履歴が残るICT教材も選択肢の一つです。
学習の記録を学校と共有することで、評価の参考になる場合があります。
出席扱いの相談実績があるサービスや、自宅で学びやすいサービスには次のようなものがあります。
通学型のフリースクールとして、学校との連携について相談できます。

「学校に行けない日」も、家からつながれる学び場があります。
aini school 小中等部は、不登校のお子さまが安心して参加できるオンラインフリースクールです。
顔出しや発言を無理に求めず、朝のホームルーム・教科学習・マイクラやイラストなどの楽しい授業を通じて、少しずつ生活リズムや人とのつながりを取り戻しやすい環境が整っています。
- 小1〜中3に対応
- 平日9:00〜15:00に開校
- 教科学習+好きなことから学べる授業
- 出席扱い認定の取得サポートあり
オンラインで学びながら、自分のペースで過ごしやすい環境が整っています。
小中高の5教科に対応した無学年式のICT教材で、全国の在籍校で「出席扱い」の認定実績が豊富にあります。
AIが苦手分野を自動分析して個別カリキュラムを作ってくれるため、家庭学習でもつまずきにくい仕組みが整っています。
- 対象:小学生・中学生・高校生
- 料金:月額7,480円〜
- 出席扱い:対応(実績豊富)
学習履歴を残せるICT教材です。
学校との連携や出席扱いの相談実績もあります。
なお、出席扱いになるかどうかは在籍校や校長先生の判断になります。
検定を学習の目標にする
漢字検定や英語検定などは、学習を続ける目標の一つになります。
合格そのものが内申点に反映されるわけではありませんが、学習の成果や努力を示す材料として活用できる場合があります。
ひかりすまいるアドバイザーお子さんが興味を持てる分野から挑戦してみるのも一つの方法です。
進学準備と居場所選び|お子さんに合う一歩を見つける

進学の準備や居場所選びでは、お子さんに合う一歩を見つけることが大切です。
ここでは、学校選びの観点や見学のポイント、頼れるサービスの選び方を整理していきますね。
高校選びで確認したい4つの観点|場所・登校頻度・サポート・相性
高校を選ぶときは、次の4つの観点で確認すると整理しやすくなります。
お子さんに合うかどうかを見るための視点ですね。
- 場所(通いやすさ・通学の負担)
- 登校頻度(毎日通うか、自分のペースか)
- サポート(学習面・生活面の支援体制)
- 相性(お子さんが安心して過ごせそうか)
これらは、お子さんの状況によって優先する順番が変わります。
体調に不安があれば登校頻度を、学習の遅れが気になればサポート体制を重視するなど、ご家庭に合う基準で考えてみてください。
一つの観点だけで決めず、全体を見て合う学校を探していきましょう。
学校見学・説明会で確かめておきたいこと
気になる学校が見つかったら、見学や説明会で実際の様子を確かめておくと安心です。
ひかりすまいるアドバイザー資料だけでは分からない雰囲気を、お子さんと一緒に感じられますね。
確かめておきたいのは、登校頻度を相談できるか、不登校を経験した生徒への支援があるか、内申点や調査書の扱いはどうかといった点です。
気になることはメモして、その場で質問してみてください。
お子さん自身が「ここなら通えそう」と感じられるかも大切な判断材料です。
本人の意思を尊重しながら選んでいきましょう。
中学校段階の居場所|フリースクール・教育支援センターの選び方
進学の前に、中学校段階で安心して過ごせる居場所を整えることも一つの選択です。
フリースクールや教育支援センターは、学校以外で過ごせる場所ですね。
選ぶときは、お子さんの状態に合うかどうかを基準にしてみてください。
通う頻度や活動内容、雰囲気がお子さんに合うかを見学で確かめると選びやすくなります。
ひかりすまいるアドバイザーフリースクールにはいくつかのタイプがあり、選び方の手順を知っておくと迷いにくくなりますね。
自宅から始めたいお子さんには、オンラインで利用できる場もあります。
通学が難しい時期でも、家族以外の人と関われる居場所になります。
進学準備の伴走をお願いできるサービス
進学準備を一人で進めるのは、お子さんにも親御さんにも負担が大きいものです。
伴走してくれるサービスを頼ることで、心強く感じられる場面がありますね。
ひかりすまいるアドバイザーサービスを選ぶときは、お子さんの状態に応じて、まずは一つ試してみるところから始めるのがおすすめです。
最初から多くを抱え込まず、合うかどうかを確かめながら進めると無理がありません。
選ぶときの観点は、高校選びと同じく「場所・登校頻度・サポート・相性」で考えると整理しやすくなります。
自宅から始めたいか、通える場所がよいか、進路相談まで含めて頼りたいかによって、合うサービスが変わってきますね。
実際に比較するときは、月額料金だけでなく、通える日数、個別相談の有無、学習支援や進路サポートまで含めて見ることが大切です。
料金だけで判断せず、どこまで伴走してもらえるかを確認してみてください。
高校生年代の進路に特化した情報も、選択肢を整理するうえで参考になります。
お子さんの状態に合う一歩を、焦らず見つけていきましょう。
よくある質問|内申点と高校受験について

内申点や高校受験について、保護者の方からよく寄せられる質問をまとめました。
気になる項目から読んでみてください。
内申点が低くても高校へ進学できますか?
はい、内申点に不安があっても進学できる高校はあります。
学校によって選考方法は異なり、当日の学力検査や面接、作文などを含めて総合的に判断する学校もあります。
通信制高校や定時制高校なども含め、お子さんに合った進学先を検討してみましょう。
中学3年生から学校へ通えなくなっても受験できますか?
はい、高校受験を目指すことはできます。
自治体によっては自己申告書などの制度が用意されている場合があり、学校によっては面接や事前相談を含めて選考を行うこともあります。
受験までの時間が限られているため、まずは在籍校へ相談し、利用できる制度や進路の選択肢を確認してみましょう。
調査書が「斜線」や「評価なし」でも受験できますか?
調査書に斜線や「評価なし」があっても、それだけで受験できなくなるわけではありません。
自治体や高校によっては、理由書や自己申告書などをあわせて提出できる場合があります。
調査書の扱いは自治体や学校によって異なるため、在籍校へ確認しておくと安心です。
起立性調節障害などで朝起きられない場合も配慮はありますか?
体調などの事情がある場合は、別室受験や試験時間の延長などの配慮を受けられる場合があります。
配慮の内容や申請方法は自治体や学校によって異なるため、早めに在籍校や受験先へ相談してみましょう。
面接で不登校について聞かれたら、どう答えればよいですか?
面接では、不登校になった理由を詳しく説明しなければならないとは限りません。
お子さんが話せる範囲で、現在の状況やこれから頑張りたいことを、自分の言葉で伝えることが大切です。
学校によっては自己申告書などで事情を伝えられる場合もあります。
保健室登校や別室登校は内申点に反映されますか?
保健室登校や別室登校で取り組んだ学習が、評価材料になる場合があります。
ただし、必ず内申点へ反映されるわけではなく、学校が学習状況を確認したうえで判断します。
どのような形で評価につながるかは、在籍校へ確認しておくと安心です。
出席扱いになると内申点も上がりますか?
出席扱いになると欠席日数の扱いは変わりますが、それだけで内申点が上がるわけではありません。
学校外で取り組んだ学習が評価材料として活用される場合もありますが、最終的な評価は学校が判断します。
学習の記録を残し、学校と共有していくことが大切です。
まとめ|不登校でも内申点だけで進路が決まるわけではありません

最後に、この記事の内容を振り返ってみましょう。
この記事では、
- 不登校と内申点・調査書の基本的な仕組み
- 出席扱い制度と学校外での学び
- 欠席日数や高校受験への影響
- 内申点に不安がある場合の進学先や選択肢
- 今からできる内申点につながる取り組み
についてご紹介しました。
不登校になると、「内申点がつかないのでは」「高校受験は難しいのでは」と不安になる親御さんも少なくありません。
ですが、不登校だからといって、必ず内申点がつかなくなるわけでも、高校受験ができなくなるわけでもありません。
学校外での学びが評価の参考になる場合や、お子さんの状況に配慮した制度が利用できる場合もあります。
また、高校ごとに選考方法は異なるため、進学できる道は一つではありません。
ひかりすまいるアドバイザー大切なのは、焦って結論を出すことではなく、お子さんの今の状況に合った方法を一つずつ確認していくことです。
気になる学校や制度があれば、募集要項を確認したり、学校へ相談したりしながら、ご家庭に合う選択肢を探してみてください。





